Autodesk Education Suite for Entertainment Creation 2011
さらに教育現場/学生が使いやすくなったスイートが登場
Autodesk Education Suite for Entertainment Creation 2011が、装いも新たに登場した。本スイートはAutodesk Maya、Autodesk 3ds Max、Autodesk Softimageの同社のすべてのCGソフトウェア、Autodesk MotionBuilderとAutodesk Mudboxが使用できるものであり、さらに従来の1年の利用期間から大幅に伸びた「在学期間ライセンス」を採用しており、教育の現場で最適な製品である。本項では、教育現場の代表として日本電子専門学校の方々と、株式会社白組の早崎達也氏、株式会社オムニバス・ジャパンの丸野未奈氏にお話を伺った。
早崎達也氏
2006年日本電子専門学校 コンピュータグラフィックス研究科を卒業後、株式会社白組に入社。デザイナーとして映画・TVCM作品制作に携わる。
丸野未奈氏
2008年日本電子専門学校 コンピュータグラフィックス研究科を卒業後、株式会社オムニバス・ジャパンに入社。デジタルプロダクション事業部にてCGアニメーターとして映画・TVCM制作を担当。
浦 正樹氏
日本電子専門学校 CG・デザイン系 高度コンピュータグラフィックス科で教鞭をとる現役講師。CG映像制作現場で即戦力となるCGデザイナー、CGエンジニアを多数送り出している。
李 振元(イ・ジンウォン)氏
日本電子専門学校現役学生。高度コンピュータグラフィックス科の4年生
鈴木 愛氏
日本電子専門学校現役学生。高度コンピュータグラフィックス科の4年生
学生時代からプロの現場と同じツールが使える強み
プロのCG・映像制作現場で、スタンダードツールであるオートデスク製品。それらを高いレベルで扱えることは現場で働いているプロには当然求められ、さらに即戦力が求められがちなこの業界においては、現場へと人材を送り込む教育機関でもより発展的な教育が必要とされる。その上で昨年から発売されているAutodesk Education Suiteは、教育機関が人材を育成する有益なパッケージである。本項では第一線で活躍している、株式会社白組の早崎達也氏と株式会社オムニバス・ジャパンの丸野未奈氏、教育の現場からは日本電子専門学校で講師を務める浦 正樹氏、さらに今まさに同校で学んでいる鈴木愛氏と李 振元(イ ジンウォン)氏にオートデスク製品に関する状況と「Autodesk Education Suite for Entertainment Creation 2011」の魅力について語ってもらった。
--現場で働かれているお二方は、どのようにオートデスク製品と関わっていらっしゃるのでしょうか?
早崎氏--私は2003年度に日本電子専門学校を卒業しました。当時こちらの白組でインターンをしており、その後入社して現在に至ります。使っているツールとしてはMayaが中心になります。私は入社当初はゲームの仕事を多く手掛けまして、その後は『ALWAYS 三丁目の夕日』や『ALWAYS 続・三丁目の夕日』といった映画作品にも参加しました。その間にもCM制作にも数本関わり、現在は『SPACE BATTLESHIP ヤマト』のプロジェクトに参加しています。
会社での仕事の割り振りは、各人が特定のカット、例えばここからここまでの40カットといったように担当を決め、そこを1人でこなしていくという形ですね。MotionBuilderを使うこともありますが、担当のオペレータが作業を行なってくれることもあり、知識として「なにができるか」を知っている必要はありますが、私の実作業自体はMayaが中心になっています。
丸野氏--私も同じくMayaを主体にして作業を行なっています。入社当時TVCMの制作が主な仕事でしたが、現在ではテレビドラマや映画の制作にも携わっています。私が日本電子専門学校に在籍しているときには、学生版のMayaを購入し、友人と一緒に情報交換しながら知識を増やして行きました。Mayaについてはその頃の資産が有効に活用できています。しかし、今後予定している実写合成の仕事の中でMotionBuilderを使う必要が出てきました。残念ながら私が学生の頃にはこのようなEducation Suite(以下、スイート)がなかったため、経験と知識が少ないと感じています。そういう意味で、今スイートを手にできる学生がとてもうらやましいと感じますね。ただ、同じオートデスク製品を使ってきたという経験は、MotionBuilderを触りはじめてすぐ仕事に使える、という下地になっていると思います。
オールインワンの魅力
--プロフェッショナルな現場では、このようにオートデスク製品が利用されているとのことですが、人材を送り出す学校としてはどのような取り組みをなされているのでしょうか?
浦氏--私も日本電子専門学校の卒業生で、現在は講師として教える立場になっています。今回のスイートは2バージョン目ということになりますが、すでに導入に向けて準備を進めています。私が担当している高度コンピュータグラフィックス科はコンピュータグラフィックス研究科と差別化を行い、MayaのオペレーティングだけでなくMELやC言語を使ったプログラミングを行なっていますが、Mayaの環境を整えると同時に並行してMotionBuilderなど他のソフトを使用できる環境を整えています。
学生が卒業に向けて就職活動する際に、まずMayaを使っているところをターゲットにすることができます。さらにスイートに含まれている各種ツールを使いこなしていけば、3ds MaxやSotfimageを使っているところといったように、様々な道が開けると考えています。特に企業が求める人材として「何が使えるか、何ができるか」というのは重要で、それに学生側が対応できるようにするためには、ソフトウェアを使った経験が重要です。すべてが入ったAutodesk Education Suite for Entertainment Creation 2011は、これから就職を考える学生にとって、非常に大きな力になるでしょう。
