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SOLA DIGITAL ARTS Inc.は、映画『スターシップ・トゥルーパーズ:インベイジョン』(2012年公開)の制作を機に、荒牧伸志監督が有志たちの協力を得て設立したCGプロダクションだ。2015年には映画『アップルシード アルファ』が公開され、VFX-JAPAN アワード2016の劇場公開アニメーション映画部門 最優秀賞に輝いた。2015年2月に公開された「日本アニメ(ーター)見本市」 第-12話『evangelion:Another Impact(Confidential)』のフォトリアルなフルCGエヴァンゲリオンに度肝を抜かれた人も多いだろう。

そんな日本を代表するフルCG映像をつくり続けてきた荒牧氏と同社スタッフが、3作目となるフルCG映画を制作中だという。「現在取り組んでいる映画だけに留まらず、中長期的に当社の制作を支えてくださる新戦力を、職種を問わず募集しています」と語る荒牧氏と制作スタッフたちに話を伺った。

現代の日本で"フルCG" "映画" "フォトリアル" "SF"に挑戦できる希有なスタジオ

『Appleseed Alpha』
Motion picture © 2014 Lucent Pictures Entertainment Inc./Sony Pictures Worldwide Acquisitions Inc., All Rights Reserved.
Comic book © 2014 Shirow Masamune/Crossroad

現在同社に所属するスタッフは約20名で、モデリング・アニメーション・コンポジットなど、工程ごとに核となるチーフがいる。ただし長編映画をつくるには人手が不足しているため、全工程でスタッフの層を厚くしたいという。「『アップルシード アルファ』のピーク時には、約40名が常駐していました。前回同様、今回も段階的に人を増やす必要があります。ただし映画が完成したら解散というわけではなく、お互いの相性が良ければ、その先のプロジェクトにも関わっていただきたいのです」。徐々にスタジオ運営が軌道に乗りはじめ、中長期の展望が開けてきたため、腰を据えて制作体制の基盤を構築したいと荒牧氏は語る。

  • 荒牧伸志氏
    (監督/プロデューサー)

そんな荒牧氏の呼びかけに応じ、2015年春から同社に加わったプロデューサーの橋本 トミサブロウ氏は、入社の動機を次のように語る。「当社は、現代の日本で"フルCG" "映画" "フォトリアル" "SF"のすべてに挑戦できる希有な存在です。一方で、国内にある多くのスタジオは、別のテイスト、別の表現を目指しています。だからこそ、当社が志向する表現は新鮮であり、おもしろく、情熱をかけて取り組む価値があると感じています」。

  • 橋本トミサブロウ氏
    (COO/プロデューサー)

同社のスタッフの多くは経験豊富で、荒牧氏との信頼関係も厚いと橋本氏は続ける。「社内に"指示待ち人間"がいないことを知って、入社早々衝撃を受けました。全員が責任感とクリエイティビティの両方をもち合わせており、仕事を細かく割り振らなくても、能動的に行動してくれるのです」。

『スターシップ・トゥルーパーズ:インベイジョン』
©2012 Sony Pictures Worldwide Acquisitions Inc. All right reserved.

過去に2本の"荒牧監督映画" をつくってきた同社の中核スタッフは、荒牧氏の制作スタイルを熟知している。そのため、先々の仕事を予測する力があるとディレクターの松本 勝氏は語る。なお、制作中の新作映画では、荒牧氏が総監督、松本氏が監督を担うという。

  • 松本勝氏
    (ディレクター)

「私を含め、当社の中核スタッフは、良い意味で荒牧監督に対して遠慮がありません。曖昧なこと、不明瞭なことがあれば、"決めてほしい" "わからない"と伝えますし、自分たちから提案することだってあります」。監督も制作スタッフも社内に常駐しているため、お互いの顔を見ながら会話をし、意志決定ができることは大きなメリットだと荒牧氏は補足する。 「自分たちで決定して、自分たちでつくるというコンパクトな映画制作が我々のスタイルです。3作目ともなると、スタッフと私の理解も深まってきて、最近はスタッフに任せられる部分が増えました」。最終的な責任を取るのが監督の役割であり、スタッフにはなるべく自由に、挑戦的に取り組むことを期待しているという。

『evangelion: Another Impact』
©カラー ©nihon animator mihonichi LLP.

仕事中の荒牧氏。監督とスタッフたちのデスクは同じフロア内にあり、両者を隔てる壁はない。プロジェクトメンバーの大半が、同じ時間と空間を共有しながら作業を進めている

新作映画は海外マーケットも視野に入れており、英語圏のアクターで収録

前述の通り、同社と荒牧氏はフォトリアルなSF作品を得意としている。この方向性は現在制作中の映画でも踏襲されており、人型キャラクターの演技はモーションキャプチャがベースになるという。「フェイシャルキャプチャやアニメーションに精通したリガー、アニメーターがいれば、ぜひ応募していただきたいです。作品には多数のクリーチャーも登場するので、キャプチャだけでなく、手付けアニメーションも経験できます」と荒牧氏は語る。ほかにも、レイアウト、エフェクト、プロダクション・マネージャーなどを積極的に募集中だという。「海外マーケットも視野に入れており、キャプチャやセリフの収録は英語圏のアクターに依頼します。派手なアクションや、爆発・破壊・流体エフェクトも盛りだくさんなので、思いきった表現をしたい人にはお勧めです」と橋本氏は補足する。

なお、経験年数が浅い、あるいは新卒であっても、本人にやる気があり、中核スタッフの誰かが"育てたい"と思う場合には採用するという。「少人数体制なので、手取り足取り指導する余裕はありません。橋本が語ったように、当社は"指示待ち人間"には居心地の悪い環境です。ただし、若手スタッフもコンスタントに入社していますし、若い先輩の背中を見ながら育とうという意志をもった人は応援したいです」と松本氏は語る。

SOLA DIGITAL ARTS Inc. の若手スタッフ。野澤舞斗氏(左)は福岡デザインコミュニケーション専門学校で学んだ後、モデリングアーティストとして2015年に入社した。崔 佑碩氏(右)は東京工科大学と、KALEID.の前身である白組ヒューマンアカデミーで学んだ後、レイアウトアーティストとして2014年に入社した

「『evangelion:Another Impact(Confidential)』のような短編と比較すると、映画の制作は困難の連続です。ただし1本の映画をつくりあげる経験を通して、映像表現の醍醐味を存分に味わえます。今入社していただければ、確実に映画制作に携われるでしょう。才能ある方々の応募をお待ちしています」(荒牧氏)。

TEXT_尾形美幸(CGWORLD)
PHOTO_井上直哉

■求人情報
SOLA DIGITAL ARTS INC.では現在下記職種を募集中です。

①3DCGモデラー
②3DCGアニメーター
③レイアウター
④フェイシャル
⑤エフェクター
⑥シミュレーション
⑦コンポジター
⑧CGプロダクションマネージャー
⑨CGラインプロデューサー
⑩システムエンジニア

■応募資格
経験者(2年以上)、未経験者若干名募集

※⑧のみ以下の項目に当てはまる方。
CG・映像制作に関する基礎知識のある方。
Word、Excelでの簡単な入力操作ができる方。

■待遇
前職での給与を参考に応談

■雇用形態
全職種業務委託

詳しくは 求人コーナー【JOBS】をご覧ください。