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デジタルワークフローを推進する先進的アニメスタジオが「Wacom MobileStudio Pro16」を試す!

デジタルワークフローを推進する先進的アニメスタジオが「Wacom MobileStudio Pro16」を試す!

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現在『アニメ モンスターストライク』などを手がけるスタジオ雲雀ラークスエンタテインメントは、3DCGカットの制作に定評があり、かつ2D/3D含めワークフローのデジタル化などの取り組みにも積極的な、先進的アニメスタジオのひとつ。以前より液晶ペンタブレットを使ってきているというその所属クリエイターたちに聞けば、今回めざましい進化を遂げた最新クリエイティブタブレット、「Wacom MobileStudio Pro 16」の魅力が伝わるはずだ。

TEXT & EDIT_髙木貞武 / Sadamu Takagi
EDIT_山田桃子 / Momoko Yamada
PHOTO_弘田 充 / Mitsuru Hirota

現場に求められてきたサイズをついに実現

「ついに、"アニメの作画に最適"なものが出てきた、という感じです」。まずそう語ってくれたのが、スタジオ雲雀で2Dパート、作画を担当する宮原拓也氏だ。その最大の理由は、まず液晶ペンタブレットとしてのサイズ感にある。ひとつは、"作画用紙が画面内に収まる"かたちでそのまま置けること。そして、"場所を取らない"こと。既存の制作環境においては、デスクに透過ガラス部を置いた紙ベース用の作画デスクが必要であり、作画担当はそこをワークスペースとしている。13インチサイズでは小さすぎ、22インチ以上の大型筐体では、作業の取り回しの問題上、設置も難しい。16インチの本機種は、まさにアニメ制作現場にジャストサイズなのである。「さらに言えば、OSも搭載されたWindows PCそのものなのでケーブル類の散乱などもなく、取り回しが抜群にいいですよね」(宮原氏)。前機種となるCintiq Companion 2を使ってきた宮原氏にとってはそれも既に当たり前、といった感覚だが、制作環境がワンプロダクトで完結するというのは、手狭になりがちなワークスペースの有効活用を考えるにあたっては、大きなアドバンテージとなる。デスクから簡単に動かせる、持ち出せるといった手軽さがプラスされるだけで、打ち合わせやチェック業務はもちろんのこと、多人数で共同作業を行うアニメ制作の現場では、思いもよらないプラスアルファの効果も生まれてくるだろう。

スペック上だけではない、触れればわかる"感覚的進化"

もちろん本機の進化は、ジャストなサイズ感だけに留まらない。スペックだけを見てみても、筆圧感知レベルは4倍(8,192レベル)、画面解像度は4K対応(3,840×2,160)、PCとしても外部GPU(NVIDIA Quadro)を搭載し、3D描画性能も格段に向上している。ただそれ以上に注目すべきなのは、今回レビューをしてくれた3名ともが、触れてすぐに"体感として良くなった"と評した事実だろう。「なんと言えばいいのか......描き味が明らかに良いのもあるんですが、ペンを動かしてついてくる感じとか、違和感のなさとか。色味の見え方も鮮やかになったし、総じて疲れにくくなったというか」。そう語るのは、ラークスエンタテインメントでCGIを担当する宮岡将志氏。宮岡氏はここ10年来、3DCGのテクスチャリングやスカルプティングにおいて液晶ペンタブレットを利用するヘビーユーザーでもあり、その評価は注目に値する。「10年使ってきた身としても、今回のグレードアップ感はすごい」(宮岡氏)。

この"良くなった"ポイントをプロダクト的に紐解くと、液晶パネル、ペン、そしてその制御ソフトに至るまで、本機種において劇的な進化を遂げている、ということに起因するだろう。液晶画面では、4K解像度の高精細さに加え、Adobe RGBカバー率の向上(Cintiq Companion 2:75%→本機:94%)が示すとおり色味の表現がより自然となった。またペンセンサーの刷新やプロダクトそのものの洗練により、液晶画面とペン先との視差が小さくなったほか、画面端部分でのポイント精度も大幅に向上、より自身の脳が目と手の動きで認知する情報として、自然な方向へと大きく改良されているのである。「使い勝手、触り心地ともに申し分なく、あとは3DCGとしてはアプリケーション側で4K表示用UIに対応させてくれれば(苦笑)」と語るのは、ラークスエンタテインメントでモデラー/CGIの鈴木真一氏。高解像度環境においてUIボタン表示が小さくなってしまう、CGソフトサイドの問題点ではあるが、制作環境としては重要なテーマである。だが、それも今の4K液晶の普及速度から考えて、そう遠くない時期に実現するはずだ。

スタジオ雲雀とラークスエンタテインメントでは、2017年以降にはワークフローとして作画のフルデジタル化を目指しているという。先進的な取り組みを続けるアニメスタジオも待ち望んだという、16インチタイプのクリエイティブタブレット。Wacom MobileStudio Pro 16は、そのジャストなサイズ感とともに、体感的に違いを感じるレベルの性能的進化によって、制作環境を次世代のものへと引き上げるプロダクトとなるだろう。

INFORMATION


  • 『アニメ モンスターストライク』
    YouTubeにて全51話配信中
    公式サイト
    anime.monster-strike.com
    YouTube公式チャンネル
    www.youtube.com/c/AnimeMonsterstrike
    原作:モンスターストライク
    監督:市川量也
    ストーリー・プロジェクト構成:イシイジロウ
    シリーズ構成・脚本:加藤陽一
    キャラクターデザイン原案:岩元辰郎
    モンスターデザイン原案:近藤雅之
    アニメーションキャラクターデザイン:高田真理
    CGディレクター:福島涼太
    色彩設計:南木由実
    美術監督:羽根広舟
    撮影監督:宮下卓也
    音楽:神前 暁、広川恵一、高橋邦幸(以上、MONACA)
    音響監督:明田川 仁
    編集:坂本雅紀
    エフェクト監修:橋本敬史
    アニメーションプロデューサー:宮崎裕司
    プロデューサー:平澤 直
    制作:スタジオ雲雀/ウルトラスーパーピクチャーズ
    ©mixi, Inc. All rights reserved.

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TOPIC 1
複数の性能向上がもたらす自然な作画感と描き味

Profileプロフィール

鈴木真一/Shinichi Suzuki(ラークスエンタテインメント)<br />宮岡将志/Masashi Miyaoka(ラークスエンタテインメント)<br />宮原拓也/Takuya Miyahara(スタジオ雲雀)

鈴木真一/Shinichi Suzuki(ラークスエンタテインメント)
宮岡将志/Masashi Miyaoka(ラークスエンタテインメント)
宮原拓也/Takuya Miyahara(スタジオ雲雀)

写真左より、モデラー/CGI・鈴木真一氏、CGI・宮岡将志氏(以上、ラークスエンタテインメント)、作画・宮原拓也氏(スタジオ雲雀)
ラークスエンタテインメント www.larx.co.jp/
スタジオ雲雀 www.st-hibari.co.jp/

スペシャルインタビュー