日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス 2015」(略称:「CEDEC 2015」)において開催する「CEDEC AWARDS」の2015年の特別賞および著述賞が決定。さらに、技術5部門・計25の優秀賞が発表あsれた。「CEDEC AWARDS」は、コンピュータエンターテインメント開発の進歩へ顕著な功績のあった技術にフォーカスし、技術面から開発者の功績を称えるもの。
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■ 「CEDEC AWARDS 2015」特別賞・著述賞と優秀賞の発表について

コンピュータエンターテインメント開発全般に貢献した人物を表彰する「特別賞」は、アーケードゲームの黎明期において当時社会現象ともいえる一大ブームを巻き起こした、『スペースインベーダー』(1978年)の開発者・西角友宏氏、 『パックマン』(1980年)開発者の岩谷 徹氏に決定した。世界中で人気となった『スペースインベーダー』と『パックマン』は、35年を経た現在でもプレイされ続けているほか、映画やアニメなどにもモチーフに使われ、今なお幅広い世代に愛されている。今日に続く、我が国のゲーム業界の礎となった作品を開発した両名の功績を讃えての贈賞となる。
また、著述賞は、『3Dゲームをおもしろくする技術 実例から解き明かすゲームメカニクス・レベルデザイン・カメラのノウハウ』(著者:大野功二氏/発行:SBクリエイティブ/発売日:2014年7月26日)となった。大野氏が著わした同書によって提供された知見は、今後も廃れることなく長年にわたってゲーム開発に携わる人々の教科書となるであろうとの評価から贈賞が決定された。
「エンジニアリング」、「ビジュアル・アーツ」、「ゲームデザイン」、「サウンド」、「ネットワーク」の5部門の優秀賞授賞者(最優秀賞ノミネート)は、部門につき5つのグループまたは個人の合計25。いずれも斬新な技術でコンピュータエンターテインメントに新風を吹き込んだ功績により選ばれた。
優秀賞は、昨年のCEDEC受講者アンケートで高評価を得た講演者と「CEDEC 2015」のセッションを選定するプログラムワーキンググループの各分野のプロデューサーとで組織する「CEDEC AWARDS 2015ノミネーション委員会」が選考。各部門の優秀賞の中から、「CEDEC 2015」受講者、講演者およびCEDEC運営委員会の投票により、栄えある各部門の最優秀賞授賞者各1組が決定される。各賞の授賞式および最優秀賞の発表・授賞式は「CEDEC 2015」会期2日目の8月27日(木)17時50分より「CEDEC 2015」会場内で実施する。

※優秀賞授賞者(最優秀賞授賞ノミネート)の詳細およびCEDEC AWARDSの実施概要は「CEDEC 2015」公式Webサイトにて

■ 「CEDEC AWARDS 2015」特別賞・著述賞

特別賞
受賞者:西角友宏氏/岩谷 徹氏
授賞理由:『スペースインベーダー』、『パックマン』はアーケードゲームの黎明期において、当時社会現象ともいえる一大ブームを巻き起こした。その人気ぶりは、我が国にとどまらず世界中に広がり、今なおプレイされ続けているだけではなく、映画、アニメなどでもモチーフに使われるなど、幅広い世代に愛されている。まさに、今日に続くゲーム業界発展の礎を築いた。

著述賞
受賞書籍 『3Dゲームをおもしろくする技術 実例から解き明かすゲームメカニクス・レベルデザイン・カメラのノウハウ』
著者:大野功二氏
発行:SBクリエイティブ
発売日:2014年7月26日
授賞理由:本書では3Dゲーム開発、特に実装面に関して具体的なタイトルを挙げ、面白さの理由、実装方法を考察しながら詳細な図入りで解説を行なっており、他に類を見ない質と量を持った一冊として仕上がっている。ここで提供された知見は、今後も廃れることなく長年にわたってゲーム開発に携わる人々の教科書となる。

■ 関連 URL

・「CEDEC AWARDS 2015」特別賞・著述賞と優秀賞の発表について
 http://cedec.cesa.or.jp/2015/documents/press/cedec15_release_0717.pdf
・「CEDEC 2015」
 http://cedec.cesa.or.jp/2015
・一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会
 http://www.cesa.or.jp