パルコは3月、世界的に活躍するデザイン集団「Tomato」の結成25周年を記念したプロジェクト「THE TOMATO PROJECT 25TH ANNIVERSARY EXHIBITION "O"」を渋谷パルコを中心に渋谷の街と連携し開催する。
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■プロジェクト概要


Tomato and Japan and Tokyo and Shibuya and Parco and......

<展開コンテンツ>
結成25周年を記念し、初のレトロスペクティブ・マルチメディア・エキシビションとして、渋谷パルコ全館と渋谷の街とも連動し、Tomatoが作るクリエイティブな世界への冒険へ導く。

メイン会場:パルコミュージアム(PART1・3F)、ギャラリーX(PART1・B1F)
期間:3月12日(土)〜4月3日(日)
入場料:一般500円・学生400円・小学生以下無料
営業時間:10時~21時
その他会場:シネクイント(PART3・8F)
ステアケース(階段)など館内複数個所の特設ギャラリーなど
※入場は閉場の30分前まで、最終日は18時閉場
提示で入場無料、提示で入場料半額
※その他会場はシネクイントを除き無料

■"O"(オー)

2016年3月。パルコは世界的に活躍するデザイン集団Tomatoの結成25周年を記念し、初のレトロスペクティブ・マルチメディア・エキシビション「THE TOMATO PROJECT 25TH ANNIVERSARY EXHIBITION "O"」を東京・渋谷から世界に向けて開催する。

Tomatoはメディアデザイン、映像、ブランディング&CI、ファッションデザイン、近代彫刻&都市建築設計、実験的コンピューターグラフィック、ファインアートなどの分野で活躍。タイポグラファー/アーティストとして知られ、外国人として初めて東京タイプディレクターズクラブの会員にもなったJohn Warwicker氏、Work Not Workのファッションブランドも立ち上げているSimon Taylor氏などが在籍。音楽の分野ではTomatoの創立メンバーでもあるKarl Hyde氏とRick Smith氏の2人が作る世界中に影響力のあるエレクトリック・デュオUnderworldも在籍し、2012年ロンドンオリンピック開会式の音楽監督を努めたことが記憶に新しい。

Tomatoは、彼らの表現活動において日本文化から影響を受けることが多く、メンバーは日本に訪れる際の拠点として常に東京・渋谷を選択し滞在。それは渋谷という街が彼らにおいて常に新しい発見と刺激を与えてくれるからだという。Tomatoは1996年に公開された映画『トレインスポッティング』のアートワークと音楽で世界的に一躍脚光を浴びることになるが、その『トレインスポッティング』にいち早く注目し、日本公開を行ったのがパルコであり、渋谷で公開された。こうしてTomatoとパルコと渋谷・東京との出会いが、1つの大きな円として繋がる。長い時を経てTomatoとパルコが再び邂逅する。

渋谷の未来への目印としたい--
そんな想いを込め、Tomato and Japan and Tokyo and Shibuya and Parco and......
渋谷と、東京と、日本へ、これまでの想いと、これからの想いを、渋谷という街へ、街を訪れる人たちへ、プレゼントとして贈られる。

■「THE TOMATO PROJECT 25TH ANNIVERSARY EXHIBITION "O"」について

本プロジェクトは、"O"(オー)と題される。"O"はエレメントだ。過去と今と未来。始まりと終わりがなく永遠に続くことを意味する。Tomatoとパルコの言葉の中にも存在する"O"。ここには何か必然性な出会いを感じる。"O"は誰かと誰かの出会いも意味する。また、日本の文化において"O"は"輪"とも解釈され、更に神秘的に関係性を深くすることが解る。輪はグラフィックでは円であり、人々の繋がりを示す輪でもある。彼らと、そこを訪れる人々とのシンプルなジェスチャーでもあり、そこからまた新しい表現が生まれる。そんな想いを踏まえて"O"は動的な「対話」であり、これらの要素すべてのセレブレーションでもある。

本展は、Tomatoが創作してきた様々な作品を一堂に展示する。結成から25年間に渡り作られてきた商業作品や彼らの作品、チーム内で実験的に制作された作品も展示される。また、一般には初公開として、TomatoがUnderworldの為に制作したレコードジャケット、グラフィック、映像、アートワークなども展示される。

このプロジェクトは、渋谷パルコ「PARCO MUSEUM」、「GALLERY X」、そして階段などを活用したインスタレーションギャラリーを中心に渋谷パルコ全館を使って展示され、また渋谷の街も巻き込み様々なインスタレーションでTomatoが作るクリエイティブな世界への冒険へ導く。Tomatoがどのような道をたどってきたのか、今何処にいて何処に向かっているのかを示す総合的なプロジェクトだ。

その他に、Tomatoプロデュースのポップアップショップ(ファッションブランドや彼らがセレクトする書籍など)の限定オープンなど、様々なサプライズが予定されている。また、エキシビションの開催を記念した3冊の書籍の出版も決定。エキシビションを記録した会場限定販売の図録『THE TOMATO PROJECT "O"』 、John Warwicker氏のエッセイ写真集『One Thousand Fathoms Deep』とUnderworld初の書籍『The Box of the Books of the Book of Jam』が発売される。Tomatoメンバーによるトークショーやワークショップの開催も予定されている。

さらに、渋谷の街との仕掛けでは、この春開局をする「渋谷のラジオ」とコラボレーションが決定、渋谷を訪れる人々へ、サプライズな体験をプレゼントする。また、AR技術を駆使してストリートにもバーチャルなアートを展開し、パルコ館内や街頭の大型ビジョンでは映像作品も放映予定とのこと。

■Tomato歴代メンバー

Steve Baker、Jeremy Barrett、Joel Baumann、Dirk van Dooren、Tota Hasegawa、Michael Horsham、Karl Hyde(Underworld)、Jason Kedgley、Dylan Kendle、Anthony Rogers、Gregory Rood、Tomas Roope、Rick Smith(Underworld)、Simon Taylor、John Warwicker、Graham Wood