オートデスクは、2016年8月1日以降に販売するほとんどの「Suite」製品と単体ソフトウェア製品を期間限定ライセンス「Subscription(サブスクリプション)」のみで提供し、新しいライセンス体系への移行を進める。同社はこのようにライセンス提供の方法を簡素化し、Subscription利用のメリットであるライセンス体系のシンプルさ、利便性、そして柔軟性を継続して提供しながら、ユーザーはこれまで同様に契約の範囲内で複数のソフトウェア製品を使用したり、ライセンスを共有したりすることができる。
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■ 概要

Subscriptionでは、ソフトウェアライセンスやクラウドサービスの使用期間を複数年、1年、3ヵ月、1ヵ月から必要に応じて選択可能。これによりライセンス管理を簡素化でき、導入時の初期費用を抑えながら、利用期間に応じたコストを検討できるようになるので、プロジェクトの増減など事業環境の変化に迅速に対応することができる。同社は本年2月5日に、ほとんどの単体ソフトウェアの新規永久ライセンス販売を2016年1月31日で終了し、翌日2月1日以降に購入される新しいライセンスをSubscriptionでのみ提供することを発表した。今回の発表は、パッケージ製品「Suite」を含む同社の製品ラインアップのほぼすべての新規販売をSubscriptionで提供するというもので、ライセンス体系の移行に向けた取り組みを継続して知らせたもの。2016年7月31日までに同社Suite製品や、ライセンス体系の移行対象となる製品の永久ライセンスを購入するユーザーは、引き続きその永久ライセンスを使用できる。また、永久ライセンスと合わせて保守契約サービス「Maintenance Subscription」を契約しているユーザーも、これを更新し続ける限り、関連するサービスを引き続き享受できる。

■ 移行期間中に提供されるオプションについて

同社は今後、新しいライセンス体系に円滑に移行できるように、個人事業者や企業のニーズに合わせたSubscription移行プランを提供する予定。Subscriptionにおいても、個別ユーザライセンスまたは複数ユーザで共有できるネットワークライセンスを選ぶことができる。このようにして、既存の資産の活用と最適な運用ができるよう、Subscriptionへの移行が円滑に行なえるよう支援する。オートデスク インダストリー ストラテジー&マーケティング担当上級副社長アンドリュー・アナグノスト氏は次のように語る。
「デザインや設計を行ったり、ものを作るための方法がいま大きく変化しています。あらゆる業界がこの製造、需要、製品での変化という課題に直面しています。当社はこの新しい潮流を受け入れ、そして当社のビジネスをさらに変革することで、お客様がこの変化を乗り越えるための支援を提供できると考えています。当社は、ニーズに適したソフトウェア ソリューションを柔軟に使用できる Subscription を提供し、お客様がこの新しい時代に競争力を発揮できるよう支援します」。

■ 関連 URL

・ソフトウェア提供の新しいライセンス体系への移行計画について
 http://www.autodesk.co.jp/products/perpetual-licenses
・オートデスク株式会社
 http://www.autodesk.co.jp