クロスコ六本木スタジオにオンライン番組やセミナーに対応した「エクスペリエンススタジオ」（EXS / experience studio）をオープン

クロスコは、2016年11月1日（火）、六本木スタジオにオンライン番組やセミナーに対応した「エクスペリエンススタジオ」（EXS / experience studio）をオープンした。クロスコはこれまで「ライブスタジオ」、「マルチスタジオ」など、ライブ配信やオンラインメディア向けの動画コンテンツ制作に適した新スタイルのスタジオを構築・提供してきた。新「エクスペリエンススタジオ」は、従来「クリエイティブのための作業場」であったスタジオをオープン化することで、「ビジネスユーザーが動画をつくるスペース」という新しいコンセプトのスタジオとして構築された。
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■「エクスペリエンススタジオ」（EXS / experience studio）の特徴

（1）ライブ配信と映像収録が標準でついたミニセミナー会場（座席約15名）
（2）グリーンバックとバーチャルセットを用いたコンテンツの収録・ライブ配信～同時5名（着座）までの出演者による対談形式が可能
（3）放送番組から様々なデジタルメディアまでのサウンドクリエイションに対応するMAスタジオ

■MAスタジオを新世代型のスタジオにリノベーション

従来のMAスタジオは、番組や作品の最終プロセスでクライアント立会いのもとナレーションの収録や音楽のミックス作業を行うスタジオだが、この作業は日中に行われる事が多く、朝や夜（オンライン番組にとってはゴールデンタイム）に稼働していなかった。また、設備としては音声編集機材のデジタル化が進み、旧来の大型なミキサー卓を用いなくてもPCコンソールで行う方法がスタンダードとなりつつある。そこで、クロスコではこのMAスタジオをリノベーションして空間効率を上げ、MA以外にも多目的に使える新スタイルのスタジオとして生まれ変わらせる事とした。

■主なサービス提供分野、期待する効果

・医療及び教育分野での利用の拡大
これまで「ライブスタジオ」で実績のある医療系のライブセミナーやコンテンツ収録、「マルチスタジオ」で実績のあるeラーニング用の動画講義映像の収録へ対応できる時間を増やすと共に、更なる利便性を提供する。
・ライブセミナー / オンライン番組分野への拡大
一般の企業がセミナーを気軽にライブ配信できる環境を、貸会議室スタイルで提供する。また、オンライン番組の制作にあたっても即座に配信できる利便性を提供する。
これによって、これまでポストプロダクションのスタジオを使われていなかった時間に、セミナー等のライブ配信を行い稼働時間が増えることによる収益を見込んでいる。

■今後の展開

・クロスコ主催のセミナーの他、パートナー企業との共催セミナー、各種業界団体の勉強会などを実施、多くのお客様のスタジオ体験を増やしていく予定
・クロスコが提供するモバイルビデオ制作プラットフォームVideoliciousのワークショップを定期的に開催する

■スタジオスペック

【セミナーモード】
＊高品質なライブエンコーディングで定評のあるCapella SystemsのCambria Liveシステムを標準装備。セミナーの収録・ライブ配信を簡単に行うことができる。
◎主な機材構成
ライブエンコーダー：Cambria Live（Capella Systems）
リモートカメラ：PANDA CAM PSC-01
【バーチャルセットモード】
＊TriCasterを用いたバーチャルセット収録、ライブ配信を行うことができる。
◎主な機材構成
スイッチャー / ライブエンコーダー：TriCaster TCXD455
カメラ：PMX-160
他、グリーンバック及びライティングシステム
【MAモード】
＊最新AVID Pro Tools|HDX Systemを中心にしたMAスタジオの標準仕様のシステムで、作業者の利便性、効率性を向上。
◎主な機材構成
メインシステム：AVID Pro Tools|HDX System on MacPro、Surface、Pro Tools S3
ミキサー：YAMAHA DM1000
プラグイン：Waves Diamond、iZotope RX5、Nugen VisLM-H2
スピーカー：Genelec 1037A、YAMAHA NS-10MX
メーター：CURRENT CSP102、YAMAKI YLM-ND01T