ChaosGroupは「V-Ray for NUKE」製品版の販売を開始する。
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■ 「V-Ray for NUKE」について

「V-Ray for NUKE」はThe FoundryのNUKEとNUKE Xへプロダクション品質のレイトレーシング・レンダリングシステムを統合する製品で、ポストプロダクションワークに新しい合成ワークフローを導入する。合成アーティストは NUKEの高度なノードベースワークフローの中でV-Rayのライティング、シェーディング、レンダリングを直接利用する事ができるようになる。「V-Ray for NUKE」には、すでに実績のある「V-Ray for 3ds Max 」および「V-Ray for Maya」と同じレンダリングコアを使用しており、直ぐにプロダクション・パイプラインに導入する事ができるだろう。
「V-Ray for NUKEはコンポジターとして望んでいた自由度を提供してくれました。もはや無くては仕事ができません」Lipsync VFXのライティング、上級コンポジターであるShahin Toosi氏はこう語る。「照明を変更と合成結果を即座に確認する事ができます。3Dアプリケーション側でレンダリングしてコンポジットツールに戻ってくる手間は必要ありません。明らかにワークフローが短縮されました」。
「V-Ray for NUKE」はファイナルショット直前までコンポジターにライティング、マテリアル、レンダーエレメントの調整できる環境を提供する。NUKEで3Dシーンをフルコントロールできる事で、これまで以上に3Dシーンと2Dフッテージをマッチングさせる事ができるだろう。特に背景や環境を作成する作業ではこれまでのような3Dソフトと合成ソフトを行き来する時間を大幅に節約する事ができる。
「V-Ray for NUKEを導入する事でコンポジティング・パイプラインに強力な武器が加わります」とThe FoundryのNUKE製品マネージャーSean Brice氏は語る。「作業効率をアップする事で、アーティストはよりクリエイティブな作業に没頭する事ができます。結果的により短い時間で仕事を達成する事に繋がります」。

■ 「V-Ray for NUKE」の機能リスト

レンダリング
・マルチスレッド CPU レンダリング
・高度に最適化された可変的なレイトレーシング
・正確なパストレーシングによるグローバルイルミネーション
レンダーエレメント
・36 のbeauty、matte、およびユーティリティマテリアル
ジオメトリ
・Alembic、FBX、& OBJ の読み込みをサポート
・V-Ray proxy objects Alembic & vrmesh
・V-Ray シーンファイル vrscene
照明
・HDRイメージベースの環境マップライト
・長方形、球体型エリアライト
・メッシュによるライト
・フォトメトリック IESライト
・アンビエントライト
・NUKE ライトのサポート(Light, Direct, Point, Spotノード)
カメラ
・NUKEプロジェクションカメラ (Project3D ノード)をサポート
・被写界深度
・3Dモーションブラー
・Spherical、cylindrical、cubeおよび魚眼タイプのカメラ
マテリアル
・物理ベースマテリアル
・マルチレイヤ型マテリアル
・サブサーフェススキャッタリング&スキンマテリアル
・カーペイントマテリアル
・マテリアルの上書き
・NUKE シェーダーのサポート(Diffuse, Emission, Displacement, UVTILE)
テクスチャー
・メモリ消費を抑えるタイル化 OpenEXRおよび.Txファイルサポート
・ディスプレイスメントマップ&サブディビジョンサーフェス
・Dirt&オクルージョンシェーダー
・フレネルシェーダー
・Ptexサポート
・各種ユーティリティ&テクスチャーの上書き

■ 動作必要環境

64-bit NUKE / NUKEX 9, 8, 7 の製品版(PLEでは動作不可)
サポートするOS:64-bit Windows 8・7、64-bit Red HatR Enterprise LinuxR 6 WS以上、64-bit CentOS 6 以上

■ 関連 URL

・「V-Ray for NUKE」
 http://v-ray.jp/nuke_info.shtml
・株式会社オーク
 http://www.oakcorp.net