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Vol. 78 酉 Ver.2017

Vol. 78 酉 Ver.2017

新年、この連載で恒例となった干支を描く号がやってまいりました。今年の干支は"酉"。そして、今年の「画龍点睛」のテーマは"ディテール"です。昨今の画像解像度の肥大化に耐えうる密度やバランスを追求していきたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。

※本記事は月刊「CGWORLD + digital video」vol. 222(2017年2月号)からの転載記事になります

TEXT_早野海兵(画龍) / Kaihei Hayano(GARYU)
EDIT_海老原朱里 / Akari Ebihara(CGWORLD)、山田桃子 / Momoko Yamada



STEP1:12年前の"酉"

▲この連載では毎年恒例(?)の過去の干支作品との比較コーナーです。今回も12年前に制作した酉の画像をご用意いたしました。これは本誌78号(2004年12月27日発売)の連載で掲載した作品です。当時はようやく毛を表現する技術が確立しつつあるところでしたが、まだまだ十分ではなく、この画像もほとんど影にしてごまかしていますね。ただ、この発展途上の時代に制作をしてきたおかげで、3DCGの技術よりも画や映像をつくることに重点を置く考え方が身に付きました。この時点ですでに連載開始から4年がたっていましたが、それが16年も続くとはとても感慨深いです。

STEP2:モデル画像

▲元モデル画像です。最近は細かいワイヤーフレームのシーン画像にもだいぶ慣れてきて、当たり前のようになってきました。解像度が上がった分、細かくなるのは必然ですね。

STEP3:モデリング

▲こういった有機的なものは、まずスプラインで輪郭のガイドを描きながらバランスをとっていきます。

▲整ったらサーフェスモディファイヤを適用。立体として不具合がないか調整します。

▲表面をメッシュのようなパーツで覆いたかったので、Forestを使用して、全体に配置します。

▲今回、Forestでつくった模様は非常に細かく、ビューでは確認が難しいのでレンダリングしながら調整していきます。

▲その後、それぞれのパーツに分解して、個別にディテールアップできるようにします。

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STEP4:ディテール

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