ICE Garden

基礎から学ぶSoftimage ICEの活用術

Vol.04:colors -emotion-

画像情報の取得とパラメータへの反映

動きの制御は ICE の得意とする部分です。Randomize や Turbulize などパラメータの値を変化させるノードが多数存在しますが、変化の度合いやタイミングは制作者によって好みや手法が様々です。

では、別のものから値を取り出せたらどうでしょうか。何か別の媒体から情報、値を取り出し反映させることで変化を付けるのです。何も入力は「数値」とは限りません。例えば音声や画像なども数値として扱うことができます。例えば MV の音を取得して、サビの盛り上がりに応じてパーティクルが大量に発生する、という表現も可能です。常に情報が変化しているので、反映されるパラメータの値も移り変わります。自分で変化させる必要はありません。使用する動画、設定次第では予期せぬ面白い効果を生み出すことがあります。ICE と連動している限り、その可能性は無限大です。

今回は画像の RGB 情報を数値として取り出し、色だけではなく他のパラメータの値にも反映させました。分かりやすくするためシンプルな動画の素材の色相を1周させたテクスチャを使用しています。色の変化により、パーティクルの色、形状、大きさ、動きを変化させます。誕生して移り変わる動きから、玩具の小宇宙をイメージし、少しレトロな雰囲気にしてみました。

ICE ノード全体像

メインとなる中央の ICE の全体像。テクスチャの RGB 情報を取り出し、パーティクルの形状、放出速度、動き、大きさ、寿命、色のパラメータに接続しています。

今回のノード全体像

メインとなる中央の ICE の全体像。テクスチャの RGB 情報をそれぞれ Red、Green、Blue に分け、各パラメータに接続しています。複数のポイントクラウドを使用していますが、接続の仕方を変えているだけで基本は同じような構成です。[A]エミッタとパーティクルの形状に関するノード群、[B]パーティクルの放出速度と動きに関するノード群、[C]パーティクルの大きさと寿命に関するノード群、[D]パーティクルの色に関するノード群、[E]テクスチャの RGB 情報を取得するノード群

TEXT_伊藤 裕(株式会社フレイム/デザイナー)
株式会社フレイム公式サイト

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CGWORLD 163 号に関する詳細は下記リンクへ
CGWORLD 2012 年3月号 vol.163

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