講演内容:
本セッションは、一般社団法人VFX-JAPANの法人会員による先進的技術紹介となります。CG映像制作の主流であったプリレンダリングによる映像制作を行ってきたCG・VFXプロダクションでは、ゲームエンジン代表とするリアルタイムレンダラを導入する場合、ワークフローや各々の機能の違いなどにより、リアルタイムCG制作へのシフトが遅れています。しかし4K/8KのHDR映像、VR向けの全天周映像のレンダリング、高品質なルックデヴなど時間や物理的リソース制限などを考慮するとゲームエンジンを組み込んだオンラインレンダリングフローへ移行していくのは必然的な流れと言えます。またプリビズ、ディレクタープレビュー、リテイク、最終レンダリング、コンポジットまで既存のワークフローを柔軟かつ効率的に進める事で飛躍的にトライ&エラーの機会を持つことが可能となります。本セッションでは、標準的なCG・VFXプロダクションの特性を十分に理解した上で、リアルタイムレイトレース、DCCツールとの連携強化、ARテンプレートの追加、リアルタイムクロマキー合成などの注目の機能について株式会社ブロスの保有技術をご説明します。
登壇者:
株式会社ブロス イメージング事業本部
鈴木 寛 氏
アートディレクター
大阪芸術大学芸術学部卒業。印刷媒体勤務を経て、2000年、現コナミデジタルエンターテインメントに入社、デザイナーとして8年間で10本以上のゲーム開発に参加。その後、同社グループの遊技機事業にて遊技機液晶映像開発を担当する。2014年より株式会社ブロス・アートディレクターに就任。以降当社参加アニメ作品のクリエティブ責任者を務める。
鈴木 寛 氏
アートディレクター
大阪芸術大学芸術学部卒業。印刷媒体勤務を経て、2000年、現コナミデジタルエンターテインメントに入社、デザイナーとして8年間で10本以上のゲーム開発に参加。その後、同社グループの遊技機事業にて遊技機液晶映像開発を担当する。2014年より株式会社ブロス・アートディレクターに就任。以降当社参加アニメ作品のクリエティブ責任者を務める。
株式会社ブロス イメージング事業本部
田村 耕一郎 氏
映像開発部 リアルタイム3DCGディレクター
東京造形大学卒業。株式会社セガ、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント、グランディング株式会社で主にコンシューマゲーム開発に携わる。参加プロジェクトに「PANZER DRAGOON ORTA」、「龍が如く」、「SIREN:New Translation」、「フリフリ!サルゲッチュ」、「Crimson Dragon」など。2016年株式会社ブロス・映像開発部リアルタイム3DCGディレクターに就任。当社が関わる全てのリアルタイムイメージングプロジェクトにおいて技術開発を担当している。
株式会社ブロス イメージング事業本部
深野 暁雄 氏
教育サービス部 ディレクター
東海大大学工学部制御工学科卒業。プログラマー、デザイン専門学校講師を経て、デジタルハリウッド設立から3DCGアニメーション講師を9年間務める。その後、神奈川工科大客員教授、東京工業大学フェロー、筑波大学、東海大学、桑沢デザイン研究所、HAL東京、東京大学 精密工学専攻の非常勤講師を経て、2016年株式会社ブロス・教育サービス部ディレクターに就任。R&D及びリアルタイムイメージングをテーマに企業向けセミナーの企画・制作・監修を務める。
株式会社モデリングブロス
今泉 隼介 氏
代表
2000年に渡米。カリフォルニア州立大学卒業後、ロサンゼルスにあるZoic Studios(www.zoicstudios.com)にてモデラーを務める。アメリカ生活12年の後、帰国。帰国後はフリーランスモデラーとして映画、コマーシャル等の映像制作に携わりながら、専門学校講師として後進を育成。2014年から株式会社ブロス・モデリングスーパーバイザー、2018年から株式会社モデリングブロス代表を務める。得意分野は乗り物や背景などハードサーフェイスモデリング、テクスチャリング。
受講対象:
- Unreal Engine 4、Unity 2018を活用したリアルタイムレンダリングによるCG・VFX制作に興味があるプロダクション関係者