講演内容
本セッションは、普通自転車規格に収まる、日本発の電動アシスト3輪カーゴバイク「STREEK」の開発をテーマに、ものづくりの流れを追いながら、デジタルツールがコンセプトの検討、プロトタイプの作成、量産品の開発にどのように関わり、いかに無駄な作業を省き、効率よくプロセスを加速させることができるかについて対談形式でお話します。
設計データを3Dで作ること自体は、既に幅広い業界で浸透していますが、その使い方は人や会社によってさまざまであり、3DデータからARやVRなどにデータをもっていき、実寸大のバーチャルモックで検討するといったことも、ますます敷居が下がっています。本セッションではデザインの視点で、Fusion 360やVRED、またMayaなどのCGツールを組み合わせながら、今の、そしてこれからのデジタルデザインの最先端を、エンビジョン株式会社岡本氏と一緒に、今後の未来予想図と共に探ります。
講演者
エンビジョン株式会社
シニアデザイナー
岡本 崇 氏
元自動車メーカーのエクステリアデザイナーとして勤務、現在はエンビジョン株式会社でデザイン全般を取り仕切る、シニアデザイナーとして従事。同時にオリジナルブランド Dagaプロジェクトオーナー、またSTREEKの プロジェクトオーナーも兼任。
元旅人で、原付で日本全国をフラフラと遊覧。10年間フリーランスとして、デザイン以外の活動にも、継続的に取り組み中。趣味は自転車、乗り物全般
オートデスク株式会社
Fusion 360 セールスマネジャー
藤村 祐爾 氏
米国で工業デザインを学び、 7 年ほど現地で工業デザイナーとして活動したのち帰国。2013 年オートデスク株式会社に入社。テクニカルセールス、エバンジェリストのポジションを経て、現在は Fusion 360 のセールスマネジャーとしてビジネスの立ち上げに従事。また、ものづくりの未来像や、オートデスクの製造業に向けたさまざまなテクノロジーについて、各地で講演、トレーニング、イベント、オンライン配信などを行っている。
受講対象:
製造業関係者、デザイナー、設計者、CGアーティスト、メカデザイナー
使用ソフトウェア:
Fusion 360、VRED 2021、Maya 2020
難易度:
★★(初心者向け)
アーカイブ配信:
あり