『YORIKO ITO ビジュアルデベロップメントスクール主催』
アメリカのハリウッドで20年以上活躍し、現在も様々な映画などのアートディレクションを担当する伊藤頼子氏がライティングでの感情表現とストーリーテリングなどの手法を教えます。
過去に2回ほど15名限定で開催しましたが、すぐに満席となり受講できない方が多かったので、今回はもっと多くの方々に学んでいただきたいので講義のみのコースにしました。
本ワークショップではライティングの座学だけでなく毎週出される課題を行い(※提出は任意)、それを伊藤氏がいくつかの作品を選定しレビューしながら解説します。
実際にレビューを解説することで共通の課題を見つけることができます。
ライティングの基礎を学びたい方はもちろん、実践的に課題をこなしライティングのレベルアップをしたい方はぜひご検討ください。
ライティングテクニックを通していかにリーダビリティを増し、目線誘導を通じてのストーリーテリングレイアウトを学ぶことができます。
※本講座はカラーの講義はありませんのでご了承ください
※本講座は過去に開催された講座の再講演となります
本コースの課題は任意で提出していただきますが、必ずレビューができるわけではありません。伊藤氏が選定した課題をレビューします。
第1回:6月10日(土)9:00~11:00
第2回:6月24日(土)9:00~12:30
第3回:7月12日(水)19:00~22:00
第4回:7月26日(水)19:00~22:00
第5回:8月 9日(水)19:00~21:30
※毎回課題が出ますので任意で課題を提出することができます(講義でレビューする作品は伊藤氏が選定します)
※Photoshop等のソフトを利用いただき課題はデジタルデータとして提出していただきます
※アナログで参加することも可能ですが課題はデジタルデータに変換し提出してください
※ペイントの初心者でも受講することは可能ですが、ある程度絵が描けることが前提となります
※講義終了後60日間アーカイブ配信を視聴することができます
※途中から参加してもアーカイブ配信にて期間限定ですべて視聴することができます
※申込み締切が変更になりましたのでご注意ください
●今までなんとなく描いてた絵やライティングについて、最先端のプロの方が直接詳しく教えていただいたため。納得性と信憑性がすごく高く、先生の修正がとてもわかりやすかったです。素晴らしい講義をありがとうございました。
●課題に対してのFBが丁寧でした。限られた時間の中でいろいろな技術や思考を教えていただいたので(復習は必要ですが)第一線のプロが何を考えて絵作りをしているのかを知れたことはすごく貴重な機会でした。
●絵作りをする上でそもそも観点になかった考え方やテクニックを具体的に解説していただけて、今後の制作に大きく活かせる内容だったと感じたためです。2D、3D問わず指針にできる考え方で非常に勉強になり、具体的なアクションができそうです。
21歳で渡米。Academy of Art Universityイラストレーション学科卒業。1997年、DreamWorks Animationに背景画家として参画。その後ビジュアルデベロップメントアーティストとして数々の米国の映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 』を始め『Wendal and Wild』(netflix)『マダガスカル』『シュレック』シリーズを手がけ、日本人で初めてアニー賞(Annie Awards)ノミネート(プロダクションデザイン個人の部)。Sony Animation, Illumination Entertainment, Netflix Animationに参画。アートディレクターやプロダクションデザイナーを歴任、30年以上アメリカの映像制作現場で活動を続ける。後進の育成にも力を入れ講師としても活動中。
Yoriko Ito School of Visual Development:https://www.school.yorikoito.com/
Twitter:https://twitter.com/YorikoIto1
映画の制作においては数秒から時には一瞬の画像で、しかも言葉の説明はなく状況を説明しなければいけない場合があります。
映画において重要なReadbility(リーダビリティ)について、デザインの基本を復習しながら学びます。
●C, S ライン
●レイアウトの種類(Edger Payne)
●遠近法 パースペクティブ
●サムネイル
●3分の1のルール
●ルールオブ3
●黄⾦⽐
●フォーカルポイント
●グルーピング
●レイヤリング
●フレイムインフレイム
第2回の講義ではアイムーブメントの重要性、光と影のマジック(明暗を使ってレイアウトをデザインする方法)、人口ライトと自然光の違いなどライティングの基礎を主に学びます。
●前回の課題レビュー
●キアロスクーロ=明暗 Chiaroscuro 明確な明暗でムードを作る
●ムードを作る(ドラマティックな光、柔らかい光、逆光)
●劇場ライト(人工的な光、スポットライト、プールオブライト、逆光)
●リムライトとセコンドライトを使っての表現
●自然光を使う(時間帯、朝、昼間、夕日、月光)
●ハーモニーのある絵としてまとめる方法
●<デモ>
第3回の講義ではライティングを利用した感情表現の手法について学びます。
●前回の課題レビュー
●影(キャストシャドウ)をうまく使い、デザインする。
●曇天:ローカルバリュー(その物体の持つ明暗)でデザイン。
●アトモスフィアー(遠近感、季節と気候、距離を表す環境 空気の表現)
●人工光
●シルエット
●バウンスライト
第4回の講義では明暗のエリアのコントラストのコントロールや整理の方法について学びます。
前回の課題レビュー
ブリーディングライト(染み出すライト)
透過光とサブフェススキャタリング(表面下散乱)
キャンドルライト=炎 と 光芒(神の光)
蛍光灯 VS 電球の光
第5回の講義では良いライティングを使用した作品の事例を見て解説します。
前回の課題レビュー
ライティング事例研究