講演内容:
VESアワードを受賞した Jan Philip Cramer 氏による、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』に登場する悪役の象徴的な存在であるCGキャラクター「サノス」のメイキング。インフィニティ・サーガ(The Infinity Saga)シリーズであるこの2つの作品を通して進化を遂げ、遂に完成した「サノス」。史上最凶のこのキャラクターを生み出した画期的技術について、その初期テスト段階からファイナルショット完成に至るまでの詳細をご紹介致します。このセッションは、Foundry社の協力のもと、デジタル・ドメイン社にて今回の為に特別に事前収録したビデオ(日本語訳付き)を皆様にご視聴頂きます。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 』 IMDb
https://www.imdb.com/title/tt4154756/
『アベンジャーズ/エンドゲーム』 IMDb
https://www.imdb.com/title/tt4154796/
デジタル・ドメイン社 HP
https://www.digitaldomain.com/
Join VES Award recipient Jan Philip Cramer as he takes you through creating the iconic supervillain, Thanos, for “”Avengers: Infinity War”” & “”Avengers: Endgame.”” From early tests to final shot production, Phil will explain all the minute details of bringing Thanos to life. As this character evolved over the course of two films, Phil will highlight the overall development arc and discuss the groundbreaking techniques used to produce such a complex CG character. After 21 movies, Thanos changed the Marvel Cinematic Universe forever! This session will play the pre-recorded video in English with Japanese subtitles. Powered by Foundry Nuke!
登壇者:
Jan Philip Cramer (ジャン・フィリップ・クレイマー) 氏
デジタル・ドメイン社でVFX スーパーバイザー兼アニメーション責任者を務めるJan Philip Cramer氏は、業界を代表するアニメーションディレクターの1人で、これまで、クリーチャーやフェイシャルアニメーションに注力した多くの大ヒット映画に携わってきました。15年におよぶキャリアにおいて、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 』に登場するキャラクター サノスがVESアワードを受賞するなど、数々の高い評価を得ています。
VFX スーパーバイザー兼アニメーション責任者として、アニメーション部門の優れたアニメーターを統括しつつ、パイプライン全体を効率化するVFXプロセスの改善を続け結果的により効果的なワークフローを構築するという方法で、VFXおよびアニメーションの可能性を日々追求。アニメーション監督として『エンダーのゲーム』、『X-MEN: フューチャー&パスト』、『デッドプール』、『スパイダーマン ホームカミング』、リードアニメーターとしてJames Cameron監督の『アバター』等の制作に携わる。最新作は、アニメーションディレクターを務めたマーベル・スタジオの大ヒット作『アベンジャーズ/エンドゲーム』。
現在、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント待望の最新作であるダニエル・エスピノーサ監督の映画『モービウス』制作中。
映画芸術科学アカデミーおよび視覚効果協会会員。アカデミー・オブ・アート大学(サンフランシスコ) BFA取得。同校 Emerging Artist & Outstanding Alumni Award (新進アーティスト&優秀卒業生賞) 受賞。
受講対象:
映像、映画制作に興味のある方全般、CGキャラクター制作に興味のある方
使用ソフトウェア:
Foundry Nuke (及び Maya、カスタムツール等)
難易度:
★★★(中級者向け)
アーカイブ配信:
あり