ライブ映像やMVといった案件では短期間でクオリティの高い映像を完成させなければならず、短いサイクルで絵を出力しクライアントの方からのフィードバックを繰り返すことが大事になってきます。

そこで力を発揮するのがUE5になります。

UE5で映像制作をすることでレンダリング時間がプリレンダリングに比べて圧倒的に短く最終的な絵のイメージがしやすくなります。
そうすることで早い段階からクライアントの方がイメージする絵に近づけることができ結果的に大幅な工数削減につながります。

また複数人でひとつのシーンをつくりあげる場合にはバージョン管理は必須になってきます。
本講義では以下の2点を中心にUE5を使用したレイアウトから最終的なレンダリングまでのフローを解説します。

（1）バージョン管理ツールの解説
UE5においてのSVNの使い方や使用することでどのように作業が効率化できるのかを解説します。

（2）背景制作においての作業効率化
短期間で背景シーンをつくる場合、すべてをいちから制作すると必ず時間が足りなくなり、結果的にクオリティを下げてしまいます。本講義ではVDBの読み込みや疑似的なゴッドレイの作成など、なるべく時間をかけずにクオリティをあげる方法をいくつか解説します。