[ モデリングコース ]
スタイライズドキャラクターフェイスモデリング講座
6/18 SAT 13:00~14:30
カナダのスタジオ経験を通じて習得したスタイライズドキャラクターモデリングについて、例題に沿って解説します。
今回の講座では主にフェイスモデリングに焦点を当てつつ、実際に海外の現場で行うモデリングのプロセスを紹介し、限られた工数の中で素早くファーストテイクまで持っていく方法をお見せします。
【基本編】解剖学から学ぶスタイライズドキャラクターデザインとフェイスモデリング
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そもそも私たちが魅力的と感じるキャラクターのフェイスとはどのようなものでしょうか?
目が大きいのか小さいのか?唇が厚いのか薄いのか?顔の形は?肌の色?
顔のパーツの大きさや色、配置のバランスなど、一口に魅力的と言っても、見る人によって好みが大きく分かれる顔モデリングは、キャラクターの作成の上で最も難しい部分であり、特に個人で制作する場合などそこに正解はありません。
では実際に仕事の上ではどのように正解を導き出すのでしょうか。
プロフェッショナルな現場ではほどんとの場合必ず2Dで作成されたキャラクターデザイン画(コンセプトアート)が存在します。
このパートではキャラクターをスタイライズ化するという工程を解剖学の観点から考察し、理解したうえで実際にモデリングしてみることで学習した内容を視覚化します。
Gmanと呼ばれるベースメッシュモデルと例題として用意されたデザイン画を使用し、キャラクターヘッドモデルの骨格形成のためのアナトミーベースでの考え方や、顔のパーツごとに気を付けたいポイント、クライアントからのapprovement(承認)を取りやすくするためのモデルの見せ方などをご紹介します。
【応用編1】様々な人種のフェイスモデリング (黒人、白人、ヒスパニック、アジア人)
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北米のスタジオでプロジェクト制作に携わっていると、幅広い人種のキャラクターモデリングを求められることが経験としてとても多いです。
このパートでは北米で主に人種・民族として大きく捉えられている4つの人種を例に、それぞれの外見的または少しの歴史的背景による特徴の違いを考察しながら、モデルに落とし込む方法をお見せします。
前パートの基本編で押さえた骨格を意識したモデリング方法とリファレンスを活用しながらキャラクターの外見の区別化を図ります。
【応用編2】年齢別フェイスモデリング (子供(ベビー)、大人青年、大人高齢)
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子供や家族を対象としたCGアニメーションの制作では、作中に子供から大人まで様々な年齢幅の人物がBGキャラクターとして登場します。
作品によっては数十体のキャラクターが必要となることもあり、メインキャラクターを作成する際のように詳細なデザイン画を用意することなくモデリングを求められることが度々発生します。
このパートではいくつかの年齢幅によってグループ分けされた設定と情報量の少ないデザイン画の中からBGキャラクターとして最低限必要なディティール、また省略できるポイントなどを踏まえつつ、モデリングする方法を一緒に学んでいきます。
こちらも前2パートで学んだ内容をふまえ、作業時間やコストに見合うクオリティのバランスについてなど、仕事としてタスクをこなす際に意識すべき部分にもフォーカスしながらより実戦に即した内容をお話しします。
講師紹介
モデリングアーティスト/Sony Pictures Imageworks
佐藤 典子 氏
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