アート・デザイン・テクノロジーの枠を超え空間全体を
演出する NAKED, INC. が、MSI のクリエイター向け
ノートPC「Creator 15M」、「P65 Creator」を検証!

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ロケーションベースのインタラクティブコンテンツ制作において、現場での制作・調整作業は必須項目となる。今回は空間全体を演出するクリエイティブカンパニーとして独自の進化をし続けるNAKED, INC.の清水美紀氏、佐藤晃一氏に、持ち運びが容易なクリエイター向けノートPC「Creator 15M」、GeForce RTX 2060搭載の「P65 Creator」が現場に与える好影響について伺った。

ネイキッド/NAKED, INC.

左より清水美紀氏、佐藤晃一氏

INFORMATION

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<1>より高い次元での空間演出を行うため、「現場での調整」を繰り返す

――まずは会社説明と自己紹介をお願いします。

清水美紀氏(以下、清水):弊社は1997年の創業以来、映像制作を中心に行なっており、最近では3Dプロジェクションマッピングやイルミネーションも含めた空間全体の演出も行なっています。私は入社4年目で、現在は『FLOWERS BY NAKED』などのコンテンツディレクターをしています。「空間演出」と言っても案件によって動き方が全然違うので、全体の制作の統括をしながら自分でも手を動かすような立ち回りをしています。

 

佐藤晃一氏(以下、佐藤):会社全体の情報システムを担当しています佐藤と申します。クリエイターを含む全社員が使用するPC周りの機材選定や調整、その他ネットワークやサーバーなどのインフラ、ソフトウェアの管理等を担当しています。

コンテンツディレクター 清水美紀氏

――普段どういったワークフローで制作を行なっていますか?

清水:CINEMA 4DとAfter Effectsの組み合わせでつくることが多いです。弊社にはモデリングからアニメーション、そしてAfter Effectsでの見え方の調整まで可能なゼネラリストが多いです。と言うのも、空間演出はオフィスワークだけでなく「現場で見て調整する作業」が必ず発生するからです。ある程度1人で見ることの出来る人材が多いですね。

 

――オフィスではデスクトップPCで作業されていると思いますが、スペックはどの程度のものでしょうか。

佐藤:クリエイターそれぞれの作業用途に合わせて、スペックをカスタマイズした上で手配しています。例えばCPUにおいて、ソフトウェアによってコア数よりクロック周波数を重視した方が有利に働くものがあったり、その逆もあります。近年はGPUのスペックを要求されることも多くなり、GPUはその需要に応じて過不足ないものを搭載するようにしています。予算は限られており、なるべく無駄なく、効率を損なわないものを目指しています。

BlueIT/システムエンジニア 佐藤晃一氏

清水:メインは当然デスクトップPCですが、案件によっては「現場でCGを作ってレンダリングする」という工程が発生することもあります。そのため、現場ではノートPCを用いるほか、デスクトップPCを出張先に郵送するということも行っていました。最近は地方や海外の案件も多いため、コスト的にも現地でのセットアップ的にも、デスクトップPCの運搬は大変でしたね。

 

――ハイスペックなノートPCがあれば現場としては助かるということですね。

清水:それはもう、本当にそうですね。現場での作業をデスクトップPCでやる場合、「設置時間と撤収時間が掛かってしまう問題」、さらに「出張先で制作したデータを、現場のデスクトップPCに移動する手間が発生する問題」の2点が懸念です。ただ、このレベルのスペックのノートPCがあれば、出先でも現場でも同一のPCで作業することが出来る。これは大きいと思いますね。

 

 

<2>CINEMA 4Dでのアセット制作やAfter Effectsによるモーショングラフィックスまで可能なスペック

――改めてMSIクリエイター向けノートPCをご使用された感想についてお伺いできればと思います。

佐藤:弊社の現場持ち出し用のラップトップは片手で持つには重く、現場を思うと心を痛めていたところはありました。MSIのラップトップは性能を担保しつつ冷却もしっかり行え、しかもスペックは現行のラップトップや3世代前の購入していたデスクトップと比較して、それ以上のスペックを持っていることを考えると、とても心強く感じました。

 

清水:現場は時間がタイトなので、PCに求める要素もレンダリングの速さやプレビューの速さ、使いやすさも含めて多岐に渡ります。何度もやり直しをしながら作っていくので、すぐ確認できたり、すぐ書き出せるというスピード感が必要ですが、このPCならこれまでよりも数段早く作業が出来そうです。

佐藤:また、LANポートが標準搭載されているのは弊社にとって大きなメリットです。昨今のノートPCは軽量化や薄型化でLANポートは廃されがちですが、現場はWi-Fiが飛んでいないケースも多く、多くの現場の機材類は有線LANで接続されています。LANポートがあるとアダプターを探す無駄な手間が発生しなく心強いです。現場作業用のNASで対多数台で即時同時に利用できる道が開けることはとても重要だと考えております。

 

――現場での作業は十分ということですね。

佐藤:強いて言うならメモリは増やしたいですね。After Effectsの最低要件が16GBになり、弊社の場合4K/8K以上の大きさも要求されることも多く、プラグインを重ねて行う中での修正・レンダリング作業を考えると、32GBだと必要条件レベルになってしまいます。しかし64GB以上の選択肢が見えると、現場だけでなくサブ機として必須の存在となり、クリエイターに常に寄り添うことができるのではないでしょうか。

 

清水:あとはやはり、軽量さも重要ですね。この軽さで4K/8Kも出せますし、VRにも対応しているのは良いですね。私たちはノートPCを持っていろいろなところに行くので、軽ければ軽いほど、本当に助かりますね。

 

――是非今後の現場でもご使用頂きたいと思います。本日はありがとうございました。

MSI P65 Creator

プロセッサー

インテル® Core™ i7-9750H(2.6GHz / Turbo 4.5GHz / 6コア12スレッド)

グラフィック

NVIDIA® GeForce RTX™ 2060 6GB GDDR6

メモリー

32GB(16GB ×2)DDR4

ストレージ

512GB(M.2 NVMe)M.2 NVMe 専用空きスロット ×1 ※MSI公認サポート店でのみ増設可能

本体質量

1.9Kg(バッテリー含む)

MSI Creator15M

プロセッサー

インテル® Core™ i7-9750H(2.6GHz / Turbo 4.5GHz / 6コア12スレッド)

グラフィック

NVIDIA® GeForce® GTX 1660 Ti 6GB GDDR5

メモリー

16GB(8GB ×2)DDR4

ストレージ

512GB(M.2 NVMe)M.2 NVMe 専用空きスロット ×1 ※MSI公認サポート店でのみ増設可能

本体質量

1.86kg(バッテリー含む)