月刊『CGWORLD + digital video』(以下、CGWORLD)は、今号にて創刊20周年をむかえることができました。読者の皆さま、取材先の皆さま、そして外部パートナーの皆さまに深く感謝を申し上げます。
つい先日、200号を達成したばかりだと思っていたのですが、気づけば3年以上が経っていました。その間に、日本のデジタルコンテンツ業界にも新たな潮流が生まれています。
最先端テクノロジーを採り入れた、バーチャルヒューマン。アニメ表現における、3DCGの定着。リアルタイムCGのノンゲーム分野への活用など……日本独自の盛り上がりとしてVTuberも見逃せません。また、海外プロダクションや異業種とのコラボレーションなど、従来の範疇を超えた展開も今後さらに増えていく。個人的な創作活動をベースとしたまま、商業分野でも活躍するクリエイターも増えるはずです。
そうした傾向をふまえ、CGWORLDも今号から2つの新連載と、1つの創刊20周年記念シリーズ企画をスタートさせます。なかでも新連載「世界大諸説史」には、これからのデジタルアーティストは2Dと3D双方の技法をシームレスに使い分けていくはず、そうした方々に役立つTIPSを込められないかという思いから生まれたものになります。
近年はメディアにも変革が求められていますが、CGWORLDとしても記事づくりに加え、セミナー等のイベントや新たなサービスの開発・提供を通じて、次の10年、20年もデジタルコンテンツを制作される方々のニーズに応えていけるよう、努力していく所存です。
CGWORLD編集長 沼倉有人
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