技術テクニック
色のユニバーサルデザイン ~ なぜその色を選ぶのか?
人が見分けることができる色の数は約100万色といわれたりしますが、いわゆる色弱といわれる方達(日本人男性の約20人に1人)や、今後増え続けるであろう高齢者にとっては区別しにくい色があるなど、人によって色の見え方は異なります。

そのような方たちにとっての見辛さを解消するための「色のユニバーサルデザイン」はゲームなどの世界でも取り入れられ始めており、近年注目を集めています。

本セッションでは、名取講師に色のユニバーサルデザインの考え方、必要性、区別しにくい配色事例などについて、太木講師にクリエイターの皆さんに是非知っておいて頂きたい色覚シミュレーションの方法とデザイン時に気をつけたいことなど実践的なこともお話しいたします。また、最後には質問も受けたいと思います。
日時
11月19日(火) 17:00–18:00
受講対象
デザインに関わる方全ての方
難易度
初級者
アーカイブ動画
あり(期間限定)

色彩の役割

区別しにくい色の組み合わせの例

配色を改善する方法の例

講演者

名取 和幸 氏
一般財団法人日本色彩研究所
常務理事
商品や環境の魅力や機能性を高めるため、カラーデザインに関する様々な調査や実験を数多く手がけている。専門は「色彩心理」「色のユニバーサルデザイン」「色彩嗜好」「色と絵本」等。女子美術大学、東洋大学、沖縄県立芸術大学非常勤講師
【所属学会】日本色彩学会、日本建築学会、日本心理学会、日本行動計量学会等
太木 裕子 氏
京都芸術大学
准教授
1989年よりトレーナーとして活動。研修コースの開発や認定講師の指導育成などを行う。その後大学や専門学校にてグラフィックデザインや色彩学、プレゼンテーションに関する授業を担当すると同時にグラフィックアプリケーションやウェブデザインなどに関する書籍を多数執筆する。

お知らせ

色のユニバーサルデザインについて学べる動画コンテンツ『教えて!色彩先生 UC』

『教えて!色彩先生』シリーズは色彩検定の勉強を楽しくサポートする動画コンテンツとして、2022年よりスタート。2024年現在、3級編『教えて!色彩先生』、2級編『もっと教えて!色彩先生』、そして今回の講義内容である色のユニバーサルデザインについて扱うUC級編『教えて!色彩先生UC』の3シリーズを展開しています。この動画は「色彩学園」を舞台に、豪華声優陣扮する個性豊かなイケメン・イケボの講師たちが色彩検定公式テキストの難関箇所をわかりやすく解説してくれる、というもの。また、講義パートだけでなく、乙女ゲー風のストーリー展開にも注目です。
『教えて!色彩先生 UC』のCV.は緒方恵美さん、杉田智和さん、木村良平さん、斉藤壮馬さん。楽しみながら色のユニバーサルデザインを学んでいただければ幸いです。

UC級編:https://www.aft.or.jp/shikisaigakuen2024/
3級編:https://www.aft.or.jp/shikisaigakuen2022/
2級編:https://www.aft.or.jp/shikisaigakuen2023/

 

 

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