STEP 05:コンテ割りとショットワーク
<A> まずは描いたコンテをAEでビデオコンテにする。動画工房さんとやり取りしながら煮詰めていき「これでいこう!」という段階まで来たら、あとはそれを作るだけ。先にも書いた通り、今回は映像制作も個人で行なっていたので、もはやコンテ自体意思疎通(ビジョンの共有)の道具でしかなかったが、やはりこれがあると安心できる。
<B> コンテに合うようにキャラを配置してモーションを付けていく(左列:ビデオコンテ/右列:完成系)。今回は短期プロジェクトだったので、背景素材は「Turbo Squid」で調達した。
<C> TurboSquidで買ったモデルの例。自分がモデリングするとしたら、これだけでウン万円はいただきたいところだが、合わせて50米ドル前後で手に入るのだから良い時代になったものである......。

<D> この時点では明確な美術設定等が固まっていなかったので、今回のテーマに合いそうなものを寄せ集めてこねくり回す。何気に一番手間どったのが、このパート(図)。少ない時間と少ない予算でいかにそれっぽく見せるか。VJをやっ ていた時代を思い出しながらエフェクトを作成したり、AEのプラグインに助けられながら、勢いに任せてコンポジットしていく。

<E> 最終的に完成した映像やVRパートは、動画工房さんの「特性VRScope」で体験できるようになるはずなので、ご興味をもっていただけたらぜひ体験してもらえればと思う。