>   >  ntnyの妙技が光る!『BREETSCHLAG(ブレットシュラーク)』ヒロイン・華月せいらの3DCGキャラクター化
ntnyの妙技が光る!『BREETSCHLAG(ブレットシュラーク)』ヒロイン・華月せいらの3DCGキャラクター化

ntnyの妙技が光る!『BREETSCHLAG(ブレットシュラーク)』ヒロイン・華月せいらの3DCGキャラクター化

STEP 05:コンテ割りとショットワーク

  • ntnyの手による、華月せいらの3DCG化
  • ntnyの手による、華月せいらの3DCG化

<A> まずは描いたコンテをAEでビデオコンテにする。動画工房さんとやり取りしながら煮詰めていき「これでいこう!」という段階まで来たら、あとはそれを作るだけ。先にも書いた通り、今回は映像制作も個人で行なっていたので、もはやコンテ自体意思疎通(ビジョンの共有)の道具でしかなかったが、やはりこれがあると安心できる。

  • ntnyの手による、華月せいらの3DCG化
  • ntnyの手による、華月せいらの3DCG化

  • ntnyの手による、華月せいらの3DCG化
  • ntnyの手による、華月せいらの3DCG化

<B> コンテに合うようにキャラを配置してモーションを付けていく(左列:ビデオコンテ/右列:完成系)。今回は短期プロジェクトだったので、背景素材は「Turbo Squid」で調達した。

  • ntnyの手による、華月せいらの3DCG化
  • ntnyの手による、華月せいらの3DCG化

<C> TurboSquidで買ったモデルの例。自分がモデリングするとしたら、これだけでウン万円はいただきたいところだが、合わせて50米ドル前後で手に入るのだから良い時代になったものである......。

ntnyの手による、華月せいらの3DCG化

<D> この時点では明確な美術設定等が固まっていなかったので、今回のテーマに合いそうなものを寄せ集めてこねくり回す。何気に一番手間どったのが、このパート(図)。少ない時間と少ない予算でいかにそれっぽく見せるか。VJをやっ ていた時代を思い出しながらエフェクトを作成したり、AEのプラグインに助けられながら、勢いに任せてコンポジットしていく。

ntnyの手による、華月せいらの3DCG化

<E> 最終的に完成した映像やVRパートは、動画工房さんの「特性VRScope」で体験できるようになるはずなので、ご興味をもっていただけたらぜひ体験してもらえればと思う。

制作後記:動画工房が感じたntnyの非凡な才能

ntny氏自身による、華月せいらの3DCGキャラクター&アニメーション解説はいかがだっただろうか?最後に、コラボレーションのパートナーである動画工房 版権事業部が感じた、ntny氏の強みや魅力を紹介してもらった。

今回の『BREEETSCHLAG(ブレシュラ)』VRでは、前回(本誌208号)でお話しさせていただいたように、ntnyさんが所属するユニティ・テクノロジーズ・ジャパン『ユニティちゃん』、そして当社の『ブレシュラ』という、共にオリジナル企画を育てている仲間ということで意気投合しました。「コミックマーケット87」でのコラボグッズ販売など、一緒に活動させていただいていくうちに、ntnyさんの技術力の高さ、知見の広さに感銘を受けると同時に、ntnyさんにも『ブレシュラ』の世界観に対して興味をもっていただけました。また、目指す世界観に対し似た感覚を抱いており、ntnyさんのお人柄に感銘を受け、ぜひ『ブレシュラ』の展開に力を貸していただきたいと、今回の3DCG制作をお願いした次第です。(井上智代)

ntnyの手による、華月せいらの3DCG化

PVならびにVR制作では、ntnyさんにモデリングから最終レンダリングまで一括してお引き受けいただきました。数ヶ月という非常に限られた期間にもかかわらず、単身でこれほどの高い完成度とは、さすがとしか言いようがありません。藤真拓哉先生のイラストにこれでもかというほどに近づけていただきました。出来上がった3DCGアニメーションは、どのコマで止めても藤真先生のイラストの雰囲気が感じられます。こちらで制作した字コンテに基づく絵コンテ作業の段階から最終的なビジュアルを逆算し、ツール上でどのように作業していくのかまでを把握された上でのセンスあふれる画づくり。これは、優れたデジタルアーティストでいらっしゃるのはもちろん、イラストレーターとしても第一線で活躍されているntnyさんだから成せる技ではないでしょうか。(井上)

どんなに高機能なツールであっても、得手不得手が存在します。何度もトライ&エラーをくり返し、それでも求めている画づくりができず途方に暮れてしまう......。そうしたことを避けるには、ツールの特性を理解した上で、最終的なアウトプットとセットで考え、しっかりとした画づくり行なっていくという、ntnyさんが実践されている制作スタイルが有効なのだと実感させられました。(小林省太)

<お知らせ>

  • ntnyの手による、華月せいらの3DCG化
  • ntnyの手による、華月せいらの3DCG化

一連の『ブレシュラ』PV/VR制作を通して動画工房が得た