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即戦力を生み出す実践的なカリキュラム<br />東放学園映画専門学校 デジタル映像研究科

即戦力を生み出す実践的なカリキュラム
東放学園映画専門学校 デジタル映像研究科

現場から逆算した実践的なカリキュラム

ーーどういった構成で年間のカリキュラムを組まれているのでしょうか?

1年制の専門課程である本科は、授業の大半を現場で働く事から逆算した、実践的な内容に設定しています。もちろんツール操作の授業も行いますが、その大半は基礎として最初の1、2ヶ月に集中して教え込み、その後は現場で仕事をする場合に良くあるケーススタディに応じた課題を出します。クリエイターとしてあるシーンの制作に携わった場合に、そこにはもちろん教科書などありません。自身が持つ知識と技術を駆使して、目指す表現を効率的に作ることを考える、そうした訓練こそが重要なのです。

ですから、授業では決まった作り方をそのままさせるということはありません。課題を出し、各生徒が自由に考えながら作らせるようにしています。例えば、コカ・コーラ缶のCGグラフィック(静止画)を作るとします。影を3DCGで作る必要があるでしょうか? 静止画であれば2Dで描いてもまず問題ありませんし、その方がクオリティを上げることに繋がるかもしれません。まずは実際に作らせてみた上で、別の制作アプローチも示してあげます。もちろん、これは現場経験豊富な講師がいなければ実践できません。本研究科では業界で活躍している方々に講義をお願いしているので、授業は非常に内容の濃いものになっています。

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After Effectsの講義風景。取材時は、日本のVFX第一人者として知られる古賀信明氏(株式会社スペシャルエフエックス スタジオ代表取締役)を迎え、現場で使われるテクニックの解説が行われていた

業界との強固な連携

ーー使用されるソフトなどの環境は?

3DCG制作はAutodesk 3ds MaxとPixologic ZBrush、2DCGはAdobe PhotoshopとIllustrator、コンポジット作業はAdobe After EffectsとアップルのShake、そしてオートデスクのCombustionを用いています。映像編集についてはApple Final Cut ProとAvid Media Composerですね。また、実制作が出来る環境として、校内のスタジオにて各種カメラを用いたブルーバック撮影も行えます。カリキュラムについては、即戦力を養成することを主眼に置いているため、制作現場の方々から頂いたご意見を随時採り入れながら適宜更新しています。

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ノンリニア編集室。映画やCMの現場を中心に大きなシェアを持つAvid Media Composerを使うことができる
 
 

ーーインターンシップにも力を入れられているそうですね?

本科の学生は、毎年インターンシップとして、都内の有力ポストプロダクションにご協力頂き、10日間ほどの現場体験させています。実際の現場では制作スタッフに対してどのような技能や資質が求められているのか、自身の肌身で体感できることは大きな糧となりますし、就職への大きなチャンスにもなっています。実際にインターシップ後、内定までアルバイトとして働く学生も多数いるんですよ。手前味噌にはなりますが、実践的な指導を受けてきた本科生徒たちの映像制作に対する理解度や応用力がご評価頂いていることの表れだと思っています。

また、実際に企業の方々がおっしゃっていることですが、CG制作だけを勉強してきた人は、各種映像フォーマットの違いや特徴、あるいはカメラや収録機材の扱い方など、現場では必須の映像制作に関する基礎知識が疎かになりがちのようです。本校はもともと放送系の学校から派生した専門教育機関ですから、その辺りの基準が非常に高いことも強みだと思っています。我が校に入学して頂いたからには「映像とはこうして作られるのだ」といった原則となる知識をしっかりと理解した上で現場に出てもらいたいという自負もありますね。よくスペシャリストやゼネラリストという区分けがされますが、スペシャリストは制作全般を理解したゼネラリストの素養があった上で成り立つものだと思っています。デジタル映像研究科は、そうした人材を育成する幅と深さを持った教育を行うコースであると、日々意識しながら指導を行なっています。
 

Profileプロフィール

Yasushi ishikara

Yasushi ishikara

石川 靖(いしかわやすし)
東放学園映画専門学校
教務教育部 部長
デジタル映像研究科 学科主任

東放学園映画専門学校

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