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コンテンツ制作の上流工程から幅広い分野のクリエイティブを手がけ、2021年11月には集英社のXR事業におけるパートナーとして業務提携を発表したティーアンドエス。同社でXR領域をはじめとした最新技術を活用した新規事業の起ち上げを担う部門、THINK AND SENSEでは、現在3DCG人材を募集中だ。コンテンツへのこだわりと自主性を重視し、社員ひとりひとりのスキルを活かして事業拡大を続けるTHINK AND SENSEの魅力や特徴を、ティーアンドエス代表の稲葉繁樹氏とTHINK AND SENSE部部長の松山周平氏に聞いた。

TEXT_神山大輝/ Daiki Kamiyama(NINE GATES STUDIO
EDIT_山田桃子 / Momoko Yamada
PHOTO_弘田 充 / Mitsuru Hirota

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cgworld.jp/jobs/30649.html

募集職種
① CGディレクター
② CGアーティスト
③ 3DCGモデラー

――まずはTHINK AND SENSEについて教えてください。

稲葉繁樹氏(以下、稲葉):THINK AND SENSEはティーアンドエスの事業部のひとつで、先端技術を活用した作品やサービスを制作するクリエイティブチームです。当社はサービスそのものをつくる新規事業部である「サービス企画・事業開発」、テクノロジーを活用した「システム開発」、そしてできあがったものを広めていく「ブランディング」の3つを軸としていますが、THINK AND SENSEはシステム開発とクリエイティブの中間に位置しています。

――THINK AND SENSEではどういった方が働かれていますか?

松山周平氏(以下、松山):東京・福岡・大分の3つの拠点があり、全体で30名ほどが在籍しています。7割がエンジニア、3割が3Dデザイナーという割合で、グラフィックデザインや2Dデザインをルーツにする人もいれば、3DCGをルーツにする人もいます。大きなプロダクションのように「モデラーは3Dモデルだけをつくり続ける」ということはなく、モデリングにしてもコンセプトに紐付いた提案型の作業を行なっているのがユニークな点です。その意味では、通常のプロダクションの職域を超えた周辺領域も含めた技術をもったメンバーが多いです。

  • 稲葉繁樹氏
    株式会社ティーアンドエス
    代表取締役社長

――「先端技術を活用した作品やサービス」とは、実際にはどういったものでしょうか?

松山:ひと言で言えば「なんでもあり」となるのですが、プロジェクト内容によって生み出すものも活用するテクノロジーも、何にも縛られないのが大きな特徴です。プリレンダーで映像制作を行うこともあれば、センサーを活用したインタラクティブコンテンツを制作することもありますし、最新技術を活かしたMV制作を行うこともあります。例えば、テックダンスフュージョン集団のCONDENSE、インテル、THINK AND SENSEという3者のコラボレーションプロジェクトである『Break the Bias』は、インテルの提供するOpen VINO(AIによる物体認識)を活用したMVになりますが、この作品にはコンセプト段階から関わっています。

「TUNNEL TOKYO」は、セガサミーの運営するスタートアップ企業や個人起業家が利用できるメンバー制のワークスペース。セガサミーグループの従業員と外部の才能が直接触れ合うことや、会員メンバー間のコミュニケーションを促進することで、新しいビジネスやアイデアを創造していく。THINK AND SENSEでは、コンセプトデザイン、空間設計、メディアシステム開発、Web会員管理システム開発まで、すべての工程を一貫して担当。セガサミーとゼロからつくりあげた共同開発だった

――制作依頼の形態についても教えてください。

松山:実はクライアントなどから「こういったものを制作してほしい」と依頼されることは少ないんです。先端技術とIPを重ねて新しい体験をつくりたい、特定の空間に紐づくインタラクティブコンテンツで来場者とのコミュニケーションを創出したいなど、直接クライアントとお話をする中で「何をつくっていくか」のブレストを行います。クリエイターの立ち位置にいる私たちが初期段階、上流工程から関わることができるのが特徴と言えます。

  • 松山周平氏
    株式会社ティーアンドエス
    THINK AND SENSE部部長

稲葉:先日(11月9日)リリースしましたが、集英社の新規事業部である「集英社XR」というチームのプロダクション機能は当社が担当します。つまり、今後は週刊少年ジャンプの掲載作品などのIPを活用したXR開発などをどんどん行なっていくということになります。以前から『ポケモンGO』などを手がけるナイアンティックのグローバル・パートナーシップにわれわれがついていることもあり、今後の案件にもおおいに期待していただけると思います。

――新たな展開を迎えたTHINK AND SENSEですが、今回の採用の経緯について教えてください。

稲葉:事業拡大が背景にあります。XR領域のニーズが高まっていることもあり、3DCGコンテンツを制作できる人材を求めています。

松山:いま現在の職種を問わず、3DCG開発に関わってきた人材を広く募集したい考えです。使用ツールは問いません。当社では、プロジェクトによって使い分けたり、各クリエイターの好みや興味範囲でツール選定を行なっています。出来上がるコンテンツが一番良くなるようなワークフローを考えていくというスタイルなので、その意味では最初にもお話したように「自分の職域を超えて、作品のクオリティを上げるために積極的に行動できるクリエイター」を求めています。

稲葉:意欲的に3DCGを学んできた方であれば、これまでのキャリアや現在の年齢なども気にしません。THINK AND SENSEでは「クリエイターとしてのこだわり」をとにかく重要視しています。私は社長として「社員がやりたいことができる環境をつくりたい」と考えています。その意味でも、自主性やこだわりに重きを置いているんです。

――やりたいことに挑戦できる土壌や、関わるプロジェクトのユニークさなどに魅力を感じます。福利厚生を含めた働きやすさについてはいかがでしょうか?

稲葉:当社は「HAPPY SPIRAL」というテーマを掲げており、社会の好循環を目指しています。社員の「暮らしやすさ」は、このテーマを実現するために重要です。例えば、勤務地については東京でも九州でも、部署を問わずどこに通っていただいても問題ありません。変わったところだと、20代社員には私の知人が経営する表参道の美容院のチケットを毎月渡しています。単に見た目に気を遣うというだけでなく、「カリスマ美容師に定期的に髪を切ってもらう経験」はなかなか普段得難いものだと思います。異空間に身を置くことで本人の器が成長すると感じていますし、素敵なコンテンツを制作するためには素敵な体験をひとつでも多く肌身で感じることが大切なので、いろいろなしくみを導入しています。

――最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

松山:XRの経験はなくても、過去にやっていたスキルを活かしながら、今までの領域とXRのハイブリッドな人材にこれからなっていけば良いと思います。「自分たちの作品をつくりたい!」、「新しいことに挑戦したい!」という2つの気持ちさえあれば誰でもウェルカムです。

稲葉:3DCGのクオリティだったり格好いいエフェクトだったり、クリエイティブの質の良さひとつで世の中に与えるインパクトは大きく変わってきます。今までのスキルを基に、次世代の新しいサービスで表現したいことを考えて実行する。そういったことに興味のある方に応募していただけると嬉しいです。

「MINOTAUR INST. 19AW Collaboration」は、アーバンウェアをコンセプトに様々な「機能(Function)」をもつウェアを展開してきたMINOTAUR INST.とTHINK AND SENSEのコラボレーション企画。パリファッションウィーク、Media Ambition Tokyoにて展示を行なった

先輩社員の声

  • 副島 雪氏
    株式会社ティーアンドエス
    クリエイター(2019年入社)

Q1.これまでの経歴と、入社の経緯は?

学生時代はデザインや映像、Web制作を学んでいましたが、当時は「まだ自分が何を好きなのかわからない」という状態でした。そんな中、TouchDesignerのコミュニティで当社の松山と知り合い、アルバイトとして働いたのちに新卒として入社しました。決め手になったのは、「ひとつの業種に縛られない」こと。部署や職域に縛られることなく、さまざまな分野に挑戦してみたいと考えていましたし、自分が良いと思えばツールやワークフローを積極的に変えていけるところも当社の良いところだと考えています。

Q2.働いた感想と、やりがいを感じる瞬間は?

現在はキャラクターモデリングからアニメーションまでの3DCGワークや、コンセプトからデザインを起こすといった工程を担当しています。「ガチャピン・ムック ARフォト」では、ARを使ったフォトシステムの企画や、グラフィックデザインを中心に、クリエイティブ面のディレクションにも携わりました。こうしたコンテンツが世の中に出て反響があるととても嬉しいです。また、私はもともと3DCGの経験はありませんでしたが、現場で学びながらさまざまなチャレンジをさせていただいています。新しいツールを使ってできることが広がったと実感できる瞬間にも、大きなやりがいを感じています。

  • 引田祐樹氏
    株式会社ティーアンドエス
    エンジニア/クリエイティブコーダー(2019年入社)

Q1.これまでの経歴と、入社の経緯は?

新卒2年目で、現在はプリレンダー、リアルタイムを問わず映像制作をしたり、空間演出やセンシングデバイスを用いたコンテンツを制作しています。学生時代はプログラムを勉強しながら、クラブVJとしてリアルタイム系の映像を制作していました。THINK AND SENSEは「何をやってもいい」というのが一番良いところだと思っています。新しい技術や分野を勉強したときに、それが勝手に仕事になるというか、例えば「Houdiniが肌に合うな」と感じればすぐに仕事で導入ができたり、自分の発想を基にツールをハックして制作を進めてもアウトプットさえ良ければ問題ないのがすごく性に合っています。

Q2.働いた感想と、やりがいを感じる瞬間は?

現在はクリエイティブコーダーとして、資生堂のフラッグシップショップ「Beauty Square Harajuku Tokyo」での照明演出を一手に引き受けたり、「ところざわサクラタウン KADOKAWA所沢キャンパス」のブランドムービーを担当しています。世界で活躍するクリエイターとコラボレーションできるのがすごく嬉しいですね。もうひとつのやりがいは、商業寄りの制作だけではなくアートの文脈で仕事ができることです。広告や商業施設でのコンテンツだけでなく、アートとしてオリジナルの作品制作ができる点が魅力です。

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募集職種
① CGディレクター
② CGアーティスト
③ 3DCGモデラー