Kinkaku株式会社は7月10日(木)、画像生成AIサービス「Akuma.ai」に「リアルタイム生成 v2」機能を追加、公開した。2024年3月にリリースしたリアルタイム画像生成機能「AIキャンバス」の後継機能で、同社によるとクオリティは4倍になったという。
「リアルタイム生成 v2」がリリースされました!
— Akuma.ai (@AkumaAI_JP) July 10, 2025
クオリティは今までの4倍。
複雑な表現も、一瞬でカタチに。 pic.twitter.com/xbybcpLnLi
リアルタイムでAIイラスト生成
— Akuma.ai (@AkumaAI_JP) July 13, 2025
プロンプト:「スライム娘、メイド服」 pic.twitter.com/huTQjU4HgS
また、手描きエリアに画像を配置することにより、リアルタイムでイラストの着せ替えを行うことも可能だ。
その場で着せ替えできるAIイラスト生成 pic.twitter.com/aAHV50Fzyz
— Akuma.ai (@AkumaAI_JP) July 12, 2025
■画像生成AIサービス「Akuma.ai」
https://akuma.ai/ja
Kinkaku株式会社とAkuma.aiについて

2020年7月に設立された生成AIスタートアップのKinkaku株式会社は、アニメや漫画といった日本らしいコンテンツの生成に特化した画像生成AIサービス「Akuma.ai」を2023年10月より提供開始。ベースモデルとしてStable Diffusion(1.0/2.0/XL)、FLUX.1、GPT-Image-1を備え、SDXLやSD1、SD2を利用したコミュニティモデルを含め、クラウドから利用できる。ユーザーによるコミュニティモデルのアップロードにも対応する。

2024年3月には、今回リリースした「リアルタイム生成 v2」の前身となる、リアルタイム画像生成機能「AIキャンバス」を公開した。AIがリアルタイムでイラスト制作を補助したり、線画を整えたり、生成画像を高画質化したりといった作業を行えるようになっていた。
▲2024年3月リリースの「AIキャンバス」
Akuma.aiでの生成にはクレジットを消費するため、クレジットの購入または有料サブスクリプションへの加入が必要となる。サブスクリプションは月10ドル(約1,470円)のBasicプランのほか、Plus、Premiumの3種を用意。

CGWORLD関連情報
●動画生成AI「Niji Video」リリース! アニメスタイルに強いMidjourney×Spellbrushの生成AI「にじジャーニー(niji・journey)」新機能

画像生成AIのMidjourneyとSpellbrush(Sizigi社)は、両者が共同開発した生成AIサービス「にじジャーニー(niji・journey)」の新機能として、動画生成機能「Niji Video」をリリース。利用には有料サブスクリプションへの加入が必要。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202507-niji-journey-Video.html
●世界初のAIネイティブUGCゲームエンジン「Mirage」発表! ユーザーがリアルタイムでワールドを生成してプレイ可能

Dynamics Lab AIが世界初となるAIネイティブのUGC(User-Generated Contents、ユーザー生成コンテンツ)ゲームエンジン「Mirage」を発表。AIワールドモデルにより、プレイヤーがリアルタイムでゲームのワールドをインタラクティブに生成し、プレイできる。現在は「研究プレビュー(Research Preview)」の段階だが、Webブラウザで動作する2種類のプレイアブルデモが公開されている。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202507-Mirage.html
●生成AIプラットフォーム「Scenario」に3Dアセット生成機能が追加! Hunyuan 3D、Tripo、Rodinなど11種のモデルが利用可能

Scenarioが生成AIプラットフォーム「Scenario」にImage-to-3D(画像から3Dモデルを生成)機能を追加。Hunyuan 3D、Tripo、Rodin、Trellisなど11種のモデルから選択できるほか、生成したデータはGLB形式でエクスポートできる。利用には有料サブスクリプションが必要で、最安のProプランは月36ドル(約5,260円)。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202507-Scenario.html