>   >  リギング専門集団をつくることで業界に「働き方改革」を。BACKBONEスタジオ開設のねらいを聞く
リギング専門集団をつくることで業界に「働き方改革」を。BACKBONEスタジオ開設のねらいを聞く

リギング専門集団をつくることで業界に「働き方改革」を。BACKBONEスタジオ開設のねらいを聞く

<5>インプットとアウトプットのバランスを大切にしたい

CGW:2月に開催された弊社のリグセミナーRigging Help Me ! 「リガー集まれ~!」にもご登壇いただきました。

福本ブログで情報を公開したところ、反響がすごくて驚きました。リグはニッチなだけに、情報の発信が少なくて、渇望されているんだとわかりました。

橋本:セミナーなどを通した情報発信は、BACKBONEスタジオの2番目のミッションである「人・会社・経験を繋げたい」で掲げていることでもあります。ただ、その中でも3番目のミッションである「クリエイターの働き方を考えたい」を自らが破ってはいけないと思っていて、今は時間のマネジメントが最大の課題ですね。やりたいことはたくさんあって、業界的にも課題があることがわかっていて、発信することの頻度は下げたくなくて、でも結局時間が足りなくて働き過ぎてしまうのは避けないとならない。

福本インプットとアウトプットのバランスを大事にしていきたいですね。そのためにもスタッフを増やしたいという話に繋がっていきます。現在一緒にBACKBONEスタジオで働いてくれている4名は、ベテランから熱意ある若手まで幅広い人材が集まりました。新卒も積極的に採用していまして、既に2名内定が決まっています。今後は定期的にインターン制度を設けて、学生さんにリグの基礎をしっかりと教育し、次世代のリグ業界を牽引できる人材を多く育てたいですね。

他には現在、他社さんのリグ担当の若手/中堅の社員の方に人材育成目的で弊社オフィスに出向していただいて、共にBACKBONEスタジオのリグ制作の業務を行う実践型の教育プログラムもスタートしています。こちらは実験的に始めていますが、出向元の会社さんにもご満足いただけていると思います。自社、他社を問わず、共に成長しながら業界全体が発展することに繋がる活動になればと考えています。


CGW:それは心強いですね。

橋本:そういった点も含めて、福本さんの人望は大きいですね。実際に福本さんのことを信頼して、仕事を依頼してくださっているお客様も多いんです。期待もしてくださっているだけに、それに絶対に応えないとなりませんし、「納品して、お客様に心からありがとうと言っていただける仕事をしましょう」と、良く話をしています。


福本:色々な反響をいただいて、嬉しい悲鳴を上げているというのが正直なところです。様々な会社さんとお付き合いをさせていただいていて、自分たち自身も成長させてもらっています。中長期的にみれば、瞬間風速が起きやすい業界特性の中で、どうやって人材の最適化を進めていくかも課題の1つだと思っています。リガー不足といわれる中でも、タイミングによってはリガーが余っている会社さんもある。自分たちが間に入ることで、そのギャップを上手く埋められないか......。

CGW:無限の荒野が広がっていそうですね。

福本:そうですね。そのためにも、まずは一歩ずつ足場を固めながら、広げていきたいと思います。ご期待ください。

Profileプロフィール

橋本善久&福本健太郎

橋本善久&福本健太郎

写真左から 橋本善久氏(リブゼント・イノベーションズ株式会社 代表取締役)、福本健太郎氏(リブゼント・イノベーションズ株式会社 BACKBONE事業部長)

スペシャルインタビュー