>   >  11人のアイドルの実在感を衣装とダンスで徹底的に表現〜うたの☆プリンスさまっ♪『雪月花』MV/Vol.4 カット制作編
11人のアイドルの実在感を衣装とダンスで徹底的に表現〜うたの☆プリンスさまっ♪『雪月花』MV/Vol.4 カット制作編

11人のアイドルの実在感を衣装とダンスで徹底的に表現〜うたの☆プリンスさまっ♪『雪月花』MV/Vol.4 カット制作編

Topic 5. 花吹雪でキャラクターが切り替わるエフェクト

本作のエフェクトはビデオコンテの段階で、効率良く制作できるように2Dエフェクトと3Dエフェクトの配分がプランニングされたという。2DエフェクトはParticularを使用し、3DエフェクトはFumeFXやParticule Flowが主に使用されている。6割が2Dによるエフェクトだという。

花吹雪でキャラクターが切り替わるショットでは、まずレンと蘭丸のアニメーション素材を作成し、切り替わりに使用する花びらのエフェクトアニメーションを別途作成。花びらのエフェクトはParticularなどを使って2Dのエフェクトとして作成している。花びらの動きは単純なパーティクルで作成するのではなく、アイドルの見え方を考慮して、エフェクトが顔にかからないようにするなど細かい調整が施されている。

▲神宮寺レン(左)、黒崎蘭丸(右)のアニメーション素材


  • ▲花びらのエフェクトアニメーション

▲完成画像


Topic 6. サビの背景の切り替えエフェクト

11人が揃って踊るサビの象徴的なショットでは、背景が春から秋、冬へと変化していく。この背景は背景美術でそれぞれの状態の背景を準備し、After Effectsを使ってパーティクルが舞い散るようなエフェクトと共に切り替わっていくアニメーションが作成されている。作成したアニメーションを連番で出力し、シーンに配置した曲面スクリーンのようなメッシュにマッピングすることで、音楽番組のステージセットのようなショットが出来上がった。


▲春の背景美術


▲秋の背景美術


▲冬の背景美術


▲AEによる切り替えアニメーション


▲完成画像


Topic 7. コンポジットのながれ

一般的なショットのコンポジットのながれは、まず、アイドルごとにPencil+によるスキャンラインのカラー、ライン、V-RayによるAOなどのライト素材が出力されたものを仮コンポして合成。その下のレイヤーに別に出力した背景素材が合成される。次に被写界深度の調整や光の当たり具合の調整を施しながらショットを詰めていく。最後にディフュージョンなどのフィルタ処理を加えて完成となる。


▲AEの作業画面


  • ▲背景素材


  • ▲キャラクターに背景を合成


  • ▲被写界深度や光の当たり方を調整


  • ▲完成

キャラクター素材

キャラクター素材は、コンポジットでの加工を考慮して、セル調のアニメではあるが細かい素材が出力されている。


  • ▲Pencil+でレンダリングされたカラー


  • ▲V-Rayによるローライティング


  • ▲リフレクション


  • ▲スペキュラ


  • ▲ノーマル


  • ▲オブジェクトIDによるマスク素材



▲リムライト2種



  • 月刊CGWORLD + digital video vol.247(2019年3月号)
    定価:1,512円(税込)
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