<3>トークセッションのほかにも、体験型イベントコーナーが充実
会場では、ふたつのトークセッションが行われたセミナー会場に加え、最新ハードやソフトの体験コーナーや、学校紹介コーナーも併設された。
企業による展示コーナーでは、、サードウェーブデジノス、ディストーム、ボーンデジタルの3社がブースを出展した。
サードウェーブデジノスは、コミック・アニメ・CG・ゲームなどの制作に欠かせないクリエイター向けPC「raytrek」を紹介。VRゲームを体験し、エンターテインメント業界の可能性を感じ取った。
ディストームのブースでは、TV番組や映画など多くの現場で使用されて、数々の大作を生み出し続けている3DCGソフト「LightWave 3D」の最新バージョンのデモが行われた。
ボーンデジタルは、デザイナー必須ツールであるPhotoshopやIllustratorなど、Adobe Creative Cloud製品の最新バージョンのデモを行なった。
学校相談コーナーでは、エンターテインメント業界に就職するために必要なカリキュラムを揃えた、専門学校札幌マンガ・アニメ学院、北海道芸術デザイン専門学校、北海道情報専門学校、吉田学園情報ビジネス専門学校の4つの専門学校が出展した。
●専門学校札幌マンガ・アニメ学院
専門学校札幌マンガ・アニメ学院は、北海道で初となるアニメーター、マンガ家、声優を目指す専門学校として誕生。現役で活躍する講師陣に加え、各業界で活躍するプロフェッショナルも特別講師として来校。エンタメ業界の第一線で活躍している卒業生を数多く輩出している。
●北海道芸術デザイン専門学校
北海道芸術デザイン専門学校は、創立50年の伝統を持ち、9,000名以上の卒業生の育成実績のあるアート、デザイン、建築の職業実践専門課程認定校。仕事に直結した専門知識・技術の習得、社会人としての基礎力を身につけ、希望者全員の就職を目標としている。
●北海道情報専門学校
北海道情報専門学校は、1万6,000人以上の卒業生を輩出したIT系の伝統校。ゲーム開発からシステム構築まで、さまざまな分野で活躍できるIT技術者の育成を目指す。実践的なカリキュラムが組まれ、資格取得者実績は道内1位を誇っている。
●吉田学園情報ビジネス専門学校
吉田学園情報ビジネス専門学校は、各業界を代表する企業からのヒアリングを基に、本当に必要とされる実践スキルを教育課程に反映させる「超実践教育」を柱に運営。近年は、ほぼ100%の就職率の実績があり、特にゲーム、CG、IT業界への就職には定評がある。
セッションではメモを取りながら夢中で聞き入る高校生たちが多く見受けられた。ブースで積極的に最新機材に見入る姿も合わせ、来場者の映像業界への憧れと関心の高さをうかがい知ることができた。「これから何をすべきか」「どんな未来が待っているのか」、この日来場した学生には、さまざまな疑問や不安を解決するための大きな足掛かりになったのではないだろうか。