Topic 4.カメラからの見た目を優先した表情
嘘パース用のスケールコントローラと同様に、フェイシャルに関しても「カメラから見て最も良いセル調の見た目」を再現するべく、モデルの形状としては破綻しつつもねらったカメラから見ると魅力的な表情になるようにカットごとに調整が行われており、必要に応じてモーフターゲットを作成していったとのこと。
Topic 5. カットに合わせた調整
Topic 6. 実際の変形機構を再現したメカ
メカに関しては、ワンダリウムでは主にリグの監修と御雷の変身機構の制作を担当。リグだけでは解決できない可動部のめり込みの対策や関節のモデリングなど制作段階から意見を出していたとのこと。実際に無理なく変形できるように設計されており、スタッフのこだわりを感じるメカである。
タイタンのリグ
御雷の変形アニメーションのサンプル動画。当初miHoYoから変形動画が提供されていたが、その後モデルとリグがアップデートされたため、ワンダリウムで再度変形アニメーションを作り直した。この動画とMayaのシーンデータを変形シークエンスを担当したunknownCASEに渡して共有したとのこと
Topic 7. ノウハウがいかんなく発揮されたメカシークエンス
-
-
左:レイアウトを修正しながらアニメーションを詰めた状態、右:コンポジット後の完成画像。「絵コンテがレイアウトとしても堪えうるレベルで描かれていたため、レンズの選定からアイレベルにいたるまで極力絵コンテを忠実に再現することに注力しました」とコンポジットを担当したunknownCASEの加島裕幸氏は語る