CGW:"手作りで作っている感じ"とおっしゃいましたが、具体的にどんな作業をしているときに感じるんでしょうか?
堀:例えばランハンシャでは、自分たちでカメラを持って素材を撮影してみたり、3DCGでどうすればもっとリアルになるかを、まず一度紙粘土と絵の具などで実際に作って実験してみたり。そういう作業を含めて、自分のやったことや考えたことがダイレクトに作品に反映されるのは、やっぱり仕事をしていて面白いところだし、魅力的ですね。
CGW:現在勉強していることや力を入れていることはどういったことですか?
堀:先ほどもお話したように将来的にCGディレクターを目指しているので、まずは自分ひとりでもクオリティの高い作品が作れるようになりたいですね。そのために、色んな現場に出て人との繋がりをつくったり、どういうものが求められているのかを肌で感じたりしないといけないと思っています。
あとは、"実践あるのみ"でより多くの現場経験を積むようにしています。3DCGの技術を磨くのはもちろんですが、現場に出て撮影をはじめ、幅広く様々なスキルを磨いていきたいなと思っています。画作りの力を評価してもらうことが多いので、そこを更に伸ばせるよう、アナログ的な画作りやアニメーションの手法をもっと追求したり、それを3DCGで表現するときに求められる知識とセンスも鍛えたいですね。
CGW:ランハンシャの良い所はどういったところですか?
堀:やっぱり、スタッフ全員が各々の知恵と技術を持ち寄ってひとつの作品を作り上げる"手作り感"が一番の魅力です。
また、新しい手法や表現など「新しいことをやってみたい」という気持ちと、挑戦することに対してとても寛大な会社です。私たちの仕事はルーティンではなく、全て新しい挑戦の詰まったオーダーメイドな仕事なので"ぶっつけ本番"な部分があるんですが、基本的に「できないことはない」と前向きな気持ちで取り組んでいるんです。
マッピングを初めてやった時なんかは、どうすればいいか分からない所から始まったんですが「こんな感じでやるんじゃないか」と想像して取り組んでみたり、みんなでホームセンターに行って設置に必要な道具を買い揃えたり。すごく手作り感があるんですよ(笑)。
スタッフがそれぞれ得意とするものを持ち寄って、積極的に新しい映像表現に挑戦し続けるランハンシャ。「できないことはない」というポジティブな考え方の下、自分達らしい"手作り"の映像表現と高いクオリティを追求する彼らは、決して背のびをすることなく、いつも自然体で映像制作を楽しんでいる。
ものづくりが大好きで人を喜ばせるのも大好き。次はどんな作品で私たちを楽しませてくれるのだろう。期待は高まるばかりだ。
TEXT_UNIKO
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U/Iターン経験者に聞く!福岡のここが魅力!
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東京と比べて、少人数で制作しているプロジェクトも多いので担当する役割が広く、自分がやったことが作品にダイレクトに反映されることも多いので、達成感があってモチベーションが上がります。
あと、福岡市がクリエイティブ産業の誘致に力を入れているので、今後もクリエイティブ系の仕事は発展し続けると思います。アイデアをどんどん出し合って、一緒に面白いものを作っていけると嬉しいです。
株式会社ランハンシャ
CGデザイナー 堀 愛実氏
[広島県出身/広島県からIターン]
INFORMATION
- 福岡クリエイティブキャンプ 2015
主に首都圏で活躍しているIT・デジタルコンテンツ等の開発経験者(クリエイティブ人材)の福岡市内企業へのU/Iターン転職を応援するために,福岡市が実施するプロジェクトです。
●詳細はこちら●
fcc.city.fukuoka.lg.jp/
EVENT INFORMATION
- 『FUKUOKA』のクリエイターが東京/大阪に集結!
CGWORLD CREATIVE MEETING
参加申込、詳細はこちら
http://cgworld.jp/special/cgwmtg-fcc/
JOB INFORMATION
ランハンシャでは『福岡クリエイティブキャンプ』を通じて以下の職種を現在募集しています。
【募集職種】
1.CGデザイナー【経験者】
2.CGディレクター
【求人内容/応募はこちら】
http://fcc.city.fukuoka.lg.jp/work/97/