<4>Boris FXの今後の展望
ーーBoris FXの様々なツールのおかげで、わざわざ3DCGでつくらなければいけなかった表現にも、後処理で様々な試行錯誤・挑戦ができるようになりました。今後の挑戦は?
ヤムニツキ:これから3Dの機能を色々と取り込んでいく予定です。3Dに関する対応は、昔から様々な挑戦をしていて、最近の挑戦はCINEMA 4Dの3DモデルをBoris FXの中にもってこられるようにしたことです。今後の予定としてはFBXやAlembicなどのファイルフォーマットへの対応も考えています。
ーーウェビナーやチュートリアルでぜひ皆さんに観てほしいものがあれば、ご紹介ください。
ヤムニツキ:英語限定ですが、毎月何本もウェビナーやチュートリアルを公開しています。今後、ドイツ語やフランス語、日本語でも公開していきたいと考えています。
Boris FX Videos
https://borisfx.com/blogs/videos
ーー今後、日本で開催されるイベントの予定はありますか?
ヤムニツキ:日本の代理店しだいですね(笑)。日本のユーザーグループが実現できたら嬉しいと思っています。
ーー今後のロードマップ、製品計画などありましたら、教えてください。
ヤムニツキ:mocha VR、Sapphire 10、BCC 10、mocha 5がリリースされました。次のバージョンは2017年4月のNAB Showにて発表する予定です。
新しいmocha VRで360度パノラマ撮影映像から、余計なオブジェクトをトラッキングしつつ消去するデモを披露する、プロダクトマネージャーのMartin Brennard/マーティン・ブレンナード氏
ーー日本のVFXアーティスト、コンポジットアーティストの皆さんにコメントがあればお願いします。
ヤムニツキ:アーティストの皆さんに、Boris FXの製品を一番のお気に入りツールとして使ってほしいと考えています。それぞれ自分がどの機能を使うと最も良い結果が出せるのかを考えて、ツールを選択してほしい。そうすれば時間を節約できますし、クオリティも上がると思います。もし、皆さんが困っていることがあれば、ぜひ我々に教えてください。機能追加のご要望があれば、お応えしていきたいと思います。