原作小説も櫻木監督自らが執筆!
制作スタッフが語る映画『あした世界が終わるとしても』の見どころ
CGW:櫻木監督は小説も執筆されたそうですね。
櫻木:映画のノベライズですね。小説では映画で説明できなかった部分を掘り下げて書いています。
CGW:TVシリーズ(『INGRESS THE ANIMATION』)を制作しつつ、本作に取り組みつつ......と、いつ書いていらっしゃったのですか?
櫻木:脚本が上がってから台本をつくっている最中に土日とかを使って......2ヶ月くらいで一気に書き上げました。小説を書いたら台本を変えたくなったという効果もありましたね。
CGW:執筆されてみて感触はいかがでしたか?
櫻木:映像は内心を喋らせられないので、いろいろな演出を駆使して伝えないといけませんが、小説だったらそのまま書けば伝わります。映像だったら物語を描くのに何年もかけて、画をつくって音をつくって......と準備しなくてはいけないのに、小説だと文字だけでできてしまうという快感がありました。
CGW:すんなり書けた、という感じでしたか?
櫻木:僕自身が脚本を書いているというのもありますが、書いたら書けたという感じでしたね。あまり文字を書くことに戸惑いはなかったです。
CGW:今後も執筆はされるのでしょうか?
櫻木:僕はこれまで映像制作が趣味だったので、小説を趣味にするのもいいなと思っています。出版の予定はありませんが、一生のうちどこかで、自分が趣味で小説を書き出して、もし出版したいと言ってくれる出版社があれば出してみたい......という感じです。
CGW:いつか櫻木監督の小説を原作とした映像作品が制作される可能性もあるわけですね。
櫻木:いや、何だか小説を書かなきゃいけないノリになっていませんか!? そういうのでは、まだないですよ(笑)。
CGW:ついに劇場公開が迫ってきましたが、本作の見どころをお聞かせください。
櫻木:今は、現代のリアルな若者たちにとって生きる目的みたいなものが見つけづらい時代になってきていると思います。そこに対して問いかけるような作品になっていればと意識してつくりました。主人公たちの年に近い人たちにとって、自分たちの作品だと思えるような作品になれたら嬉しいです。新しい技術もたくさん入れてあるので、ワクワクして観てほしいですね。技術的には今後もっと洗練させていきたいです。
内田:個人的な感想ですが、やはりメインキャラクターがかわいい&カッコ良いことが大きな魅力のひとつだと思います。担当した範囲では、最後の新宿駅東口のカットでしょうか。群衆のカットは作画でもCGでも大変ですから、これまでのアニメでも大量の群衆が出てくる作品はあまり多くありません。今回は何より登場するモブキャラクターの数が多くて、場所も広いですし、モーションの数が少ないながらに、それぞれランダムな動きを上手くさせられました。新宿のリアルな風景を描けたと思うので、ぜひご覧いただきたいです。
まとめ
ただでさえ技術革新が早いCG業界で、最前線をひた走る櫻木監督をはじめとするクラフター、クラフタースタジオのスタッフたち。新しい技術を採り入れるだけでなく、とてもポジティブに取り組んでいる姿が印象的だった。そのような彼らの姿に、社外の才気ある協力者も自ずと引き寄せられているように感じられる。結果、彼らの下には爆発的な技術革新が生まれる土壌が、すでに出来上がっているのだろう。そういった新技術の投入を下支えするのはスケジューリングや管理能力の高さ、これまで現場で着実に積み重ねてきた経験の豊富さだ。彼らの瞳は世界を見据えている。これからも確実に飛躍していく姿に注目したい。
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提供元:クラフター
【応募方法】
1.CGWORLDの公式アカウント「@CGWjp」をフォローする。
※当選のご連絡にはTwitterのDMを使用しますので必ず「@CGWjp」をフォローしてからご応募ください
2.規定のテキストとハッシュタグ「#あしせかCGW」をつぶやく。
3.当選者にはDMにてご連絡いたします。
【応募期間】
2019年2月3日(日)まで
【注意事項】
※本キャンペーンへのご応募には、Twitterのアカウントが必要となります
※規定の文章が全て入るようツイートしてください
※当選の発表は、Twitter上でのDMをもって代えさせていただきます
※発送先は日本国内に限ります
※応募完了の確認、当選・落選についてのご質問や、お問い合わせは受け付けておりません
※当選ご連絡後7日以内にお返事がいただけない場合には当選が無効となりますのでご注意ください
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映画『あした世界が終わるとしても』
2019年1月25日(金)公開
原作:クラフター
監督・脚本:櫻木優平
制作:クラフタースタジオ
製作:『あした世界が終わるとしても』製作委員会
配給:松竹メディア事業部
Twitter:@ashitasekaiga
ashitasekaiga.jp
©あした世界が終わるとしても