<4>『SUSHI POLICE』第2シーズはあるのか!?
ーー一連の制作をふり返ってみていかがですか?
木綿監督:最終的に9社ものプロダクションさんにアニメーションを分担していただくことになりました。当初は話数ごとに動きのバラつきが出るかもと気にしていたのですが、exsaさんによる第1話が確かな指標になってくれたことで、最初からかなり高い水準でキャラクター性や動きが統一されていたのは驚きでした。
ーーまさに百聞は一見にしかずですね。
木綿監督:どのエピソードも作品に対する愛情が感じられる仕上がりになっていたのが本当に嬉しかったですね。とても良いチームだと思うので、セカンドシーズンが決まったときにはひき続きご協力お願いします!
河原:もちろん今回のような予算やスケジュール感にはならないようにしますので。ただ、1話あたりの尺は長くなるかもしれません......この取材の後にご意見お聞かせください!
ーーぜひ実現させてください。参加されたみなさん的にはいかがでしたか?
REDOT・横山:自分は3DCGよりAfter Effectsの方が得意なので次回はコンポジットなどで関われたら嬉しいです。
ーーえ、アニメーションはもうやりたくありませんか?
REDOT・横山:できれば、やりたくないですね(笑)。
一同:(爆笑)
木綿監督:それじゃ、EDを一緒にやりましょうよ!
REDOT・横山:ぜひ!
REDOT・福原康仁氏:REDOTでは、実写VFXの案件が多いのでアニメーションについて学べたことは良かったです。次も参加できるのなら、モデリングやリギングなどにも関わりたいですね。
REDOTとBIGFOOTが参加した、第10話『黒幕の正体』より
© "SUSHI POLICE" Project Partners
ストロボ・宮脇:パイロット版から参加させていただいたのですが、自分の付けたアニメーションが指標になるというのはとても刺激的な経験でした。最近は福岡発の作品が増えているので当社からも発信していければと思っています。
TriF・麻生:TriFが本格的にアニメーションを制作するのは初めての経験だったので、"芝居をつける"ことになにかと苦労しましたね。以前よりも何でも観察する習慣が自然と身につきました。KOO-KIさん初のアニメーションシリーズ企画にプロジェクトの初期から携われたことは貴重な体験でしたし、光栄に思います。
TriFとStrobolightsが参加した、第11話『巨大怪獣スシラとの戦い 前編』より
© "SUSHI POLICE" Project Partners
exsa・西田:第1話という重要なパートを担当させていただけて光栄でした。うちのスタッフたちにとっても良い勉強になりました。exsaでもオリジナル企画を進めているので、KOO-KIさんには製作委員会やコンテンツの展開の仕方についてお酒を飲みながらより深くお聞きしたいです。
木綿監督:ぜひ(笑)。KOO-KIとしても製作委員会に加わってみて、プロモーションなど実制作以外にどのような業務が必要になるのか身をもって知ることができたのは良い経験でした。外部パートナーさんを含めた現場のスタッフたちにはより良い条件の下で画づくりを進めてもらいたいので、今回得たノウハウをフィードバックしていきたいと考えています。
exsaが参加した、第1話『スシポリス参上!』より
© "SUSHI POLICE" Project Partners
DML・瀬戸本:キャラクターが本当に個性的で、自分たちも感情移入してしまいました。DMLとしてもぜひ次回作にも参加できればと思っています。
DML・前田:個人的にオリジナル作品に携わる機会が少なかったので、作品をつくりあげる過程をダイレクトに体験できたのが良かったです。トップダウンというよりはスタッフと意見を交わしながらボトムアップしていくという、『SUSHI POLICE』の手法は今後の仕事にも活かしていきたいですね。
DMLが参加した、第9話『スシポリス包囲網』より
© "SUSHI POLICE" Project Partners
バンブー・小ヶ倉:普段はAEでモーショングラフィックスやコンポジットワークを主に手がけているので、ひさしぶりにキャラクターアニメーションにがっつり取り組むことができて良い気分転換にもなりました。本作のようなオリジナル作品に携われる機会が増えていくと嬉しいです。
BambooMountainが参加した、第8話『激突!スシポリス VS パスタポリス』より
© "SUSHI POLICE" Project Partners
アイメージ・野方:全力を出しきったつもりでしたが、完成した本編を見返すとまだブラッシュアップできる余地があったと思えてなりません。そうした意味でも、ぜひセカンドシーズンにも参加させていただきたいです。
ラエン・中野:『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』が好きだったことから、この仕事につきました。ですが、今まではなかなかアニメーションを手がける機会が巡ってきませんでした。今回はキャラクターアニメーションについて、イチから学びながら死にものぐるいで制作したのですが、キャラクターたちに愛着をもって動きを付けているので、そうした想いがご覧になってくれた方々に少しでも伝わると嬉しいです。
ラエン・城戸:中野がここまで夢中になってくれるとは思っていなかったので嬉しいですね。また、福岡を中心にほぼ九州のCGプロダクションという体制でしたが、九州からオリジナルのシリーズ作品を世に送り出すことができるのだと勇気がもてました。ラエンとしても体制を拡充させた上でセカンドシーズンにも参加できればと思います。
木綿監督:今回得たノウハウやアセットがあるのでセカンドシーズン実現の際は、もう少しスムーズなスタートがきれるはずだと思っています。もしかしたら劇場長編として、なんてこともあるかもしれませんよ!
第13話(最終話)『新たな看板』より。はたして続編は誕生するのか!?
© "SUSHI POLICE" Project Partners
CREW
『SUSHI POLICE』中核スタッフ
(前列・左から)阿部晋之介氏、木綿達史監督、野方大輔氏、河原幸治プロデューサー、麻生秀一氏、中石賢悟氏
(中列・左から)川越洋輝氏、横山智人氏、西田陽一氏、中野皓太氏、城戸幸一氏、小ヶ倉伸行氏
(後列・左から)告畑 綾氏、福原康仁氏、和田泰明氏、宮脇瑛一氏、前田知宏氏、瀬戸本 勉氏
Info.
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『SUSHI POLICE』劇場公開決定
全13話をつなげた特別編集バージョンが、 劇場公開版として7月9日(土)よりレイトショーにて、1週間限定公開。
上映劇場:109シネマズ二子玉川、109シネマズ大阪エキスポシティ
鑑賞料金:一律1,000円
7/9(土)劇場公開初日に、109シネマズ二子玉川にてティーチイン付き上映決定! キャスト・スタッフが『SUSHI POLICE』制作秘話やここだけの裏話等を語り、観客の皆様からの質問にもお答えします(詳しくは109シネマズ×SUSHI POLICE特設サイトを参照)
出演(声)ホンダ:山下 晶/スズキ:イフマサカ/カワサキ:岡本ヒロミツ/サラ:菊地由美
監督:木綿達史/脚本:楠野一郎、安藤康太郎
制作:セディックインターナショナル、KOO-KI
製作:"SUSHI POLICE" Project Partners
© "SUSHI POLICE" Project Partners
sushi-police.com
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『SUSHI POLICE』DVD・Blu-ray7月20日(水)発売
【Blu-ray:『SUSHI POLICE 特上』】
価格:3,480円(税別)
本編:全13話(約45分)
言語:日本語
字幕:英語字幕
<映像特典(約67分)>劇場公開版(全13話特別編集+オリジナルエンドロール)(約45分)/ティザームービー(予告編)/109シネマズスペシャルムービー『お寿司の作法』/マナームービー/幻のSUSHI POLICEパイロット版/人気の3エピソードの方言吹替バージョン(関西弁・名古屋弁・博多弁)/SUSHI POLICE映像資料集(キャラクターデザイン/メカデザイン/イメージボード/Vコンテほか)
【DVD:『SUSHI POLICE 並』】
価格:1,980円(税別)
本編:全13話(約45分)
言語:日本語
字幕:英語字幕
<映像特典(約51分)>劇場公開版(全13話特別編集+オリジナルエンドロール)(約45分)/ティザームービー(予告編)/109シネマズスペシャルムービー『お寿司の作法』/マナームービー
www.amuse-s-e.co.jp/sushi-police/