<2>助っ人として参戦した5プロダクション
木綿監督:実はプロジェクトがスタートした当初はこちらの4社さんと一緒につくりきるつもりだったのですが、脚本の遅れなどもあって当初組んでいたスケジュールもズレてしまい、、、さらに5社のプロダクションさんにも参加してもらうことになりました(汗)。
ーーそうでしたか。それでは、急遽招集されたという(笑)、5社のみなさんも自己紹介をお願いします。
Digital Meida Lab.・瀬戸本 勉氏(以下、DML・瀬戸本):デジタル・メディア・ラボの瀬戸本です。KOO-KIさんとは7、8年来の付き合いなのですが、中洲の飲み屋で話を聞いて二つ返事でひき受けました(笑)。スケジュールや予算も確定していない状況だったので、隣にいる前田(知宏)くんは悲鳴を上げていましたが、かなり自由につくらせてもらったので楽しく作業ができました。
木綿監督:飲みの席で瀬戸本さんに相談すると、いつも快諾していただけるんです(笑)。瀬戸本さんご自身も「自由」とおっしゃいましたが、僕の予想以上に自由な絵コンテだったので驚きました。
DML・瀬戸本:(笑)。パンクな気分で絵コンテを描き上げたのでやり過ぎた感は多少あるかもしれませんが、『SUSHI POLICE』の世界観は意識して演出していますよ。
DML・前田知宏氏(AG)(以下、DML・前田):DMLは第6、9話のアニメーションと絵コンテを担当させていただいたんです。メインの制作チームは大阪スタジオのメンバーだったのですが、瀬戸本たち東京のスタッフも巻き込んで制作しました。
5.Digtal Media Lab.
(図・左)瀬戸本 勉ディレクター/(図・右)左から、大宮守敬CGデザイナー、内田崇裕CGデザイナー、山村祐也CGプロデューサー(AG)
i-mage・野方大輔氏(以下、アイメージ・野方):i-mageの野方です。自分たちは第4、5話のアニメーションと小道具(プロップ)のモデリングを担当させていただきました。実は僕は以前にKOO-KIさんでアルバイトをしていたので本作のオファーをもらったときは再びKOO-KIのみなさんと仕事ができることを嬉しく思いました。ですが、exsaさんが担当された第1話を観て、クオリティの高さから不安にもなりました(苦笑)。
木綿監督:ところで野方くんは、今日のためにパーマをかけてきたの?
アイメージ・野方:いいえ、地毛です(笑)。って、KOO-KIさんでアルバイトをしていたときにも同じことを聞かれましたよ!
一同:(爆笑)
RAEN・中野皓太氏(以下、ラエン・中野):RAENの中野です。ラエンは第4話のアニメーションを担当させていただきました。当社は3Dプリンティング事業も行なっているのですが、今日はスシポリスたちのモデルを立体出力したものを持ってきました(手元から立体出力したモデルを取り出す)。
一同:おお、すごい!
映像用キャラクターモデルを、中野氏が3Dプリント用に調整の上、立体出力したもの。フィギュア化を期待したいところだ
REDOT・横山智人氏(以下、REDOT・横山):REDOT(レドット)の横山です。自分たちは、第10話のアニメーションを担当させてもらいました。ただ、社内のアニメーターを確保しきれなかったのでBIGFOOTの熊本周平さんにもご協力していただきながら制作しました。
ーーBIGFOOTさんとの作業分担はどうされたのですか?
REDOT・横山:REDOTのスタッフはアニメーション経験が浅かったので熊本さんに自分たちでも対応できそうなカットをピックアップしてもらい、それ以外のカットは熊本さんにお願いしました。ですので作業ボリュームは熊本さんの方が断然多いですね(苦笑)。
木綿監督:REDOTさんもBIGFOOTさんも以前からお名前は知っていたのですが、今回初めてご一緒させていただけたのは嬉しい出来事でした。