
設立から約4年で100名超の規模に急拡大したアニメーションスタジオ「100studio」。アニメ『この世界は不完全すぎる』(2024)『数分間のエールを』(2024)、『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』(2025)、そして今後放送予定の『BLACK TORCH』と話題作のアニメーションを手がける彼らは、なんと今後3年弱で3倍のスタッフ300名・6ライン体制を目指すという。
ここではスタジオ代表の堀口広太郎氏や馬引 圭監督、中堅スタッフ陣へのインタビューを通じて、100studioの全貌を明らかにすると共に、話題となったTVアニメ作品群のメイキングもお届けする。
2027年までにグループで300名、6ライン体制を目指す
CGWORLD(以下、CGW):まずは、100studioの成り立ちから現在のスタッフ・チーム編成にいたるまでのながれをお聞かせください。
堀口広太郎(以下、堀口):私は100stuidioを運営する株式会社HIKEの前身・CREST社に2020年末にジョインしました。100studioを設立した2021年5月当時は数名しかスタッフがいなかったのですが、2023年2月には総勢50名の体制となりました。その年の4月に馬引 圭監督が入社したのも大きな出来事でしたね。

100studio.jp
馬引 圭(以下、馬引):そのころは約50名体制、つまり社内でアニメ作品の制作ラインを1本もてるようになった頃です。新興スタジオで若手のスタッフも多く、僕はむしろ最年長クラスでした。

堀口:さらに2024年1月には株式会社しいたけデジタルがグループに加わって規模が拡大しました。2025年6月現在、東京、大阪、台北、ソウルとしいたけデジタルを合わせて約140名、おおよそ3ラインの制作体制になっています。
CGW:ここ数年でかなりスタッフが増えましたね。しかもさらに拡大を予定されていると?
堀口:はい。2026年1月までに200人・4ラインにすることを目標に、採用活動を積極的に推進しています。その次の年度には250人・5ライン、さらに次の年度には300人・6ラインと、大幅な拡張を計画しています。
CGW:100studioの認知度向上の大きなきっかけは、やはり2024年4月放送のアニメ『この世界は不完全すぎる』と2024年6月公開の映画『数分間のエールを』でしょうか。『数分間のエールを』の制作については、CGWORLDでも詳しく取材させていただきましたね。

2024年放送、ABEMAプレミアム、ほか各配信サイトにて配信中
原作:左藤真通『この世界は不完全すぎる』 (講談社「コミックDAYS」連載)/監督:馬引 圭/アニメーション制作:100studio×studioぱれっと
Ⓒ左藤真通・講談社/『この世界は不完全すぎる』製作委員会
Blu-ray BOX 特装限定版(全1巻)好評発売中!!
【価格】38,500円(税込)
【発売・販売元】バンダイナムコフィルムワークス
konofuka.com
Ⓒ左藤真通・講談社/『この世界は不完全すぎる』製作委員会
堀口:そうですね。その2つの作品は、スタジオにとっても大きく影響を与えた作品です。
さらに、今年4月から放送されたアニメ『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』は、100studio初の単独元請け作品です。今年3月はアニメ『BLACK TORCH』の制作発表も行いました。多方面から注目いただいていることを感じています。
CGW:台北やソウルにもスタジオがあるのですね。
堀口:台北の100studio Taipeiは2022年7月に、ソウルの100studio Seoulは2024年10月に起ち上げました。設立の目的は、日本と台北、ソウルのアニメクリエイターたちが共創する環境をつくることによって、100studioのクリエイティブ力をより高めるためです。
CGW:日本のスタジオは東京と大阪の2拠点ですか?
堀口:正確には新宿、西荻窪、大阪の3拠点ですね。そのうち新宿と西荻窪には合わせて83名が所属していまして、アニメーションプロデューサーと制作管理職が30名、監督・演出スタッフが5名。作画スタッフは西荻窪とリモートワークで合わせて26名で、CGスタッフは新宿に16名、背景のスタッフは6名います。
CGW:リモートワークも可能なのですね。
堀口:東京や大阪に住んでいるスタッフは出社推奨ですが、北海道や福岡在住のスタッフもいます。全体としては、出社多めのハイブリッド勤務のスタッフが多いですね。ただ、制作管理職やディレクター、演出のスタッフは業務内容の特性上出社が前提になっています。
原作の忠実な再現にこだわり抜いたアニメ『この世界は不完全すぎる』
CGW:ここからは、2024年4月放送のアニメ『この世界は不完全すぎる』について、制作陣の皆さんに伺っていきます。
馬引:この作品は、僕が100studioにジョインするきっかけになった作品です。実は監督として作品に関わった当初はまだフリーランスだったんですが、関わるうちに100studioのチームの存在が僕の中で大きくなって、「この作品だけでなく、その先も一緒にやっていきたい」という気持ちが高まり、この作品の制作途中から入社しました。
CGW:なるほど。思い入れの強い作品ですね。
馬引:その通りです。アニメ化にあたっては、原作が絵柄・内容ともにかなり特殊なので、原作の良さや面白さを損なわずにアニメ化するにはどうしたら良いか悩みました。かなり気合いを入れて取り組んだ記憶があります。
髙田祐樹(以下、髙田):私が100studioにジョインしたのは、もうこの作品の制作が始まっていたときでしたね。実は馬引監督は自分が新人時代からお世話になっていた方なんです。それもあり、チームに加わってすぐ、スムーズに作業に入ることができました。当時は100studioは新興スタジオで、TVシリーズの制作経験もなかったので、現場を新しくつくっていく気持ちで取り組みましたね。

内藤博高(以下、内藤):僕も入社してすぐのプロジェクトでした。馬引さんや髙田さんをはじめ、ほかのスタッフとも初めてだったので、作品の内容よりは人間関係で緊張とワクワクを感じていました。逆にこの作品の制作があったからこそ、早めに皆さんと打ち解けられたと思います。

馬引:当時、スタジオとして大きくなっていく時期で、いろいろと都度相談しながら進める必要があったので、意思疎通しやすい髙田くんが来てくれたのはすごく嬉しくて心強かったですね。
CGW:制作で心がけていたのはどのようなところでしょうか?
馬引:原作の魅力をしっかり届けるために、原作に即して撮影時に主線を太くしたり、3DCGを効果的に使ったりと、工夫を凝らしました。
3DCGはあくまでピンポイントな使い方でしたが、いちばん効果的に見える場所、例えば第1話冒頭の奥行きのあるカメラワークを使った“つかみ”のカットで使用したほか、第12話のカジノシーンでは作画キャラクターと3DCGプロップが混在して面白みが出るようにしました。

馬引:ほかには書斎のシーンで3Dのカメラを使って立体的に、キャラクターが主観で暗い中を進んでいくという、少しドキドキするようなカットもつくりました。これもすごく上手くいったと思います。
内藤:フルCGのキャラクター(木下まゆ)は登場しますが、あくまで作画がメインの作品です。ですから、3DCGのキャラクターと作画とを絡ませたときに違和感が出ないように気を配りました。
CGW:CGカットのツールは何を使用されていますか?
内藤:モデリングからCGレイアウト、カット制作、レンダリングまで全工程で3ds Maxを使っています。CGレイアウトとカット制作ではPSOFT Pencil+ 4 for 3ds Maxで主線を出しています。撮影班に渡すコンプはAfter Effectsでつくりました。
CGW:髙田さんはアニメーションプロデューサーという役どころですね?
髙田:はい、映像に関わる全スタッフをまとめる役割でした。具体的には、監督がその作品に込めた思いを表現しきれるように、各話のスタッフの配置やスケジュールの調整をギリギリまで行う、という内容です。この作品は100studio初のシリーズもので、完成までの道のりは長かったですね。
CGW:実に大変な役割だったんですね。
髙田:けれど、納品が近づくにつれて制作スタッフ同士の連携が取れてきて、言葉がなくても自然にみんながまとまったり、意思疎通ができたり、助け合ったりする場面が増えました。「ああ、完成に向けてみんな意識が同じ方向を向いてるんだ」と感動して、やりがいを感じましたね。個人的には、長期間の制作を経て完成を迎えたとき、本当に全てを出し切って放心状態になりました。そのくらいの達成感があった仕事です。
内藤:僕も同じです。特にTVアニメの場合、地上波や配信で自分がつくったものが多くの人に見てもらえるじゃないですか。しかも、少し経てばDVDやBlu-rayという“もの”になって残ったり、印刷物にクレジットとして自分の名前が載ったりもしますよね。そうやって苦労がかたちに残ることが達成感につながります。
CGW:監督は本作の公式サイトで制作現場の雰囲気や制作秘話として「新興スタジオで若いスタッフも多い。キャストオーディションの時など“好きな声優さんいたりする?”など聞くこともある」とコメントされていましたね。
馬引:みんなアニメが好きでここに入ってきているので、キャラクターのデザインや髪型の流行りや好みについて、それぞれ意見をもっています。だから僕は、積極的に感覚や意見を教えてほしいと伝えていて。常々、スタッフが監督に遠慮して「こういうこと、言わない方が良いかな」みたいに考えてしまう現場にはしたくないと思っているんですよ。出てきた意見を全て取り入れるわけではないですが、「そうか、その視点があるか」と採用した例はたくさんあります。
最新作『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』では、若手スタッフも活躍

2025年4月〜6月にテレ東・BSテレ東・AT-Xにて放送、Leminoほか、各配信サイトにて配信中
漫画:志水アキ/監督:熊野千尋/アニメーション制作:100studio
chuzenji-anime.jp
©志水アキ・京極夏彦・田村半蔵・講談社/「中禅寺先生物怪講義録」製作委員会
CGW:ここからは、今年4月から放送開始し、先日最終回を迎えたアニメ『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』について伺います。
髙田:『この世界は不完全すぎる』で培った制作経験をそのまま引き継ぎつつ、スタジオとチームライン数の拡大を見据えて、若いスタッフを中心に制作したという点が大きなチャレンジになった作品です。
CGW:なるほど。若手中心のチーム編成を。
髙田:監督(熊野千尋氏)がまずとてもお若い方で、100studioから関わるスタッフも若手を中心に。実は当社の制作進行スタッフには演出志望が多かったので、今回、一部のスタッフには、監督の支援と演出という役どころで関わってもらうという取り組みをしました。
CGW:岩切さんはこの作品の制作中に入社されたのですよね?
岩切泰助(以下、岩切):はい、制作途中で入社してチームに参加しました。原作が京極夏彦先生の有名作品のスピンオフということで、視聴者の期待も大きいでしょうから、その期待に応えられるクオリティにしなければいけない、責任重大だと思いましたね。

CGW:この作品の舞台は「昭和23年の東京」とのことで、時代考証をどのように行ったのか教えてください。
髙田:設定協力にはアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』や『ジョーカー・ゲーム』などでも知られる白土晴一さんに入っていただきました。時代考証がしっかりなされた、重厚な設定をつくることができたと思います。
チームとしては、プロジェクトが始まってすぐ、当時の写真や風呂場屋さんの書籍を集めたり、メンバーみんなで歩き回って探したりもしましたね。そうすると、各スタッフがその時代にすごく興味をもつようになって、自分たちで歴史を調べたり、現代にも残る当時のお菓子を食べたり。楽しみながら取り組みました。
CGW:とても理想的な現場ですね。
髙田:この作品では、スタッフが成長して自分の負荷が減っていくのを体感しながら、若手スタッフが中心になって「このアニメをつくっていく!」という気持ちで取り組んでくれたことが本当に嬉しかったです。作品制作を通して若手が力をつけていく様子が窺えましたし、経験者のスタッフも増えて、現場のレベルが一段上がったことを実感しました。何より、最後までメンバー中心、チーム中心でつくりきれたというのが良かったですね。
CGW:CGチームはどのくらいの規模感でしたか?
内藤:しいたけデジタルと台北のスタッフを含めて10名強ぐらいですね。第1話から最終話までまんべんなくCGレイアウトを使いました。ツールは引き続き3ds Maxです。
CGW:CGレイアウト作業ではどういった苦労がありましたか?
内藤:100studioでは当初、キャラクターの簡易モデルを制作してCGレイアウトに使っていました。しかし、この方法がかえって馴染まず、作画担当者が簡易モデルの形状に引っ張られてしまうことがありました。その教訓を活かしてこの作品のCGレイアウトでは、Bipedの形状修正はせずに、単なる簡易的なアタリとして使うようにしました。
馬引:これはアニメ制作では"あるある”かもしれませんね。本物に近いモデルを置いてしまうと、作画側がそれに引っ張られてしまうことがあります。


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▲作品中に何度も登場する教室のカットはレイアウトを3DCGで制作。「教室のようなシーンは手描きですととても手間がかかりますから。教室を手描きしているスタジオは今、ほとんどないのではないでしょうか」(内藤氏) -
▲完成カット
内藤:この作品は「謎解き」が見どころですので、CG側としては、なるべく演技やストーリーを邪魔しないように、突飛なカメラレンズや派手なカメラアングルを使わないようにしました。また、プロップが謎解きに関わる場合にはモデルとして整合性があるかどうかも考慮して作業しました。
岩切:この作品の中での3DCGの役割は、作画の手助けをすることだと考えていました。例えば、作画でレイアウトをきるのが難しい、自動車の車内の制作にあたっては、作画のチームと相談の上「3DCGでガイドをつくって、仕上げは作画で」という方法をとりました。
CGW:本記事公開時は、ファンの皆さんが全編を見終わって満足感に浸っている頃だと思います。
内藤:最後まで謎解きを楽しんでもらえたら嬉しいです。キャラクターたちがすごく皆さんに愛されているなと感じているので、末永く愛してもらえたらと思います。
堀口:番組公式Xアカウントではたくさんの情報発信をしていますが、今回新しい試みとして、100studioのXアカウントでも、作品についてのコメントや制作裏話を投稿してみました。HIKEのnoteにも制作裏話をまとめたものがあるので興味がある方はご覧になってほしいですね。Xアカウントもぜひフォローしていただけたら嬉しいです。
▲100studioのXアカウント。各話ごとに時代考証の解説などを投稿している。設定協力の白土晴一氏、およびスタッフたちの地道な調査から彫られた情報をファンに還元しているかたちだ100studioがアニメーション制作を担当する
— 100studio -ワンダブルオースタジオ- (@OneWOstudio) April 8, 2025
TVアニメ「中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。」
制作裏話
舞台は昭和23年
令和では逆に新しい!?ものがたくさん.。o○
平成生まれのスタッフが選ぶ
印象深い時代考証を各話数ごとに紹介していきます#昭和 #昭和レトロ #アニメ
アニメ『BLACK TORCH』の放送も控える 100studioのこれから
©タカキツヨシ/集英社・BLACK TORCH製作委員会
CGW:最後に、現在制作中の『BLACK TORCH』のお話を伺います。
馬引:本作の監督を務めさせていただくことになりましたが、『BLACK TORCH』は原作の性質上、かなり作画のカロリーとレベルが高い作品になると感じています。それに伴って各セクションの制作スタッフ数も増やし、よりいっそうチーム一丸となって頑張る心づもりです。
CGW:100studioとしても次の段階に進むのでしょうか。
馬引:はい、ますますクオリティの高い作品を届けられる、パワーのあるスタジオを目指します。個人的に100studioは今、「ホップ・ステップ・ジャンプ」で言うところの「ホップ」の次、「ステップ」の段階かなと思っています。
CGW:『BLACK TORCH』では、3DCGの活用も増えるのでしょうか。
馬引:CGレイアウトはもちろん、フルCGのカットもありますし、CGキャラクターもたくさん出てきます。これまで以上に連携と緻密な計画が求められるので、社内に美術監督とCG監督を置くという布陣を敷いて、素早く密なコミュニケーションで連携できる体制を採っています。

CGW:これから100studioに入社される方は『BLACK TORCH』の制作チームに加わることになりますか?
堀口:その可能性もありますね。現在、アニメーションプロデューサー、制作進行、CGディレクター、モデラー、アニメーター、エフェクトアーティスト、コンポジター、2D作画スタッフと、とたくさんの職種を募集していますから、我こそはという方にはぜひ100studioに加わってほしいです。
CGW:複数の職種を幅広く募集されているのですね。
内藤:そうですね。特にCGクリエイター職は今、社内としいたけデジタルで50名弱ぐらいいるのですが、予定している案件の数はかなり多くて、50名ではとても回らない状況です。タイミングが合わずお断りしたり、ボリュームを小さくしてもらうケースを減らせるよう、なるべく早期に、内製でできる規模までCGクリエイターのスタッフを増やしていきたいですね。
CGW:皆さんにお聞きします。具体的にどういうスキルをもった方に入ってきていただきたいですか。
内藤:今はCG業界での経験を考慮して、シニアクラスの人材をまず募集したいと考えています。セクションリーダーになれる方を率先して採用して、新人さんやジュニアクラスのスタッフが経験を積める場にしたいです。また。理想的なスキルセットとしては、メインスキルがあって、その前後の工程のスキルもほどほどにあるジェネラリストのようなタイプの方が、特に当スタジオにフィットすると思います。

岩切:各セクションのリーダーになりたいという野心のある方に来てほしいですね。100studioはそれだけチャンスのある現場です。
馬引:2D作画スタッフはやはりデジタル環境で作画経験のある人材ですね。
髙田:アニメーションプロデューサーに関しては、まずはアニメーション制作のプロデューサー経験のある方に来てほしいです。次に、熱意のある若手の制作デスク経験者や今後プロデューサーを目指したいと思っている人材。作品をつくるところではなく、プロデューサーやアニメーションプロデューサーとしてチームのまとめ役をやることに興味を持っている方にも来てほしいですね。
堀口:100studioでは自分で担当作品がつくれるので、主体性をもって、自分自身のやりがいとスタジオの成長を重ね合わせて仕事をしてくれる方にはピッタリです。

CGW:100studioのチームが、ひとつひとつの作品制作と共に大きく成長してきたことがよくわかりました。その成長要因はどこにあるのでしょうか。
髙田:制作スタッフひとりひとりにつくりたいものがある、そこでしょうね。100studioのスタッフは、ただ言われた通りに仕事をして、用意されたものをただこなすような仕事はしません。みんな本当に個別にやりたいこと、つくりたいものが強くある。こちらは、ときとしてぶつかり合う原因にもなります。それでも、みんながもつ熱い気持ちを活かしながらチームとしてまとまることで、スタジオ全体が成長できる環境になっている。そう思います。
馬引:成長にはモチベーションも必要です。僕のモチベーションのひとつに、ファンからのお便りがあります。フリーランスの頃から現在まで、アニメ作品のファンの方が、キャラクターの誕生日などのタイミングでお便りを送ってくださることがあります。ずいぶん前の作品でも、いまだに届いたりしています。そういうのは本当に……、やはり、いちばんのやる気の源泉になるんですよね。
CGW:これからも100studioの動きから目が離せません。今日はありがとうございました。
求人情報

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PHOTO_弘田 充/Hirota Mitsuru
INTERVIEW&EDIT_大窪真菜/Okubo Mana(CGWORLD)、海老原朱里/Ebihara Akari (CGWORLD)