講談社クリエイターズラボは、キングレコードと講談社VRラボとの協働で、映像企画の公募コンテスト「Film Pitch Boost 2025」を開催する。
応募する企画は、劇場向けの中長編映画、TV・配信向けアニメーションシリーズ、イベント用のイマーシブ映像、楽曲のMVなど、商業展開が想定されていればどんなものでもOK。未来ある映像クリエイターの夢の実現をするために、豪華プロデューサー陣がそれぞれの得意分野の知見を持ち寄り、企画のブラッシュアップからマネタイズまでをサポートする。
監督のみならず、プロデューサー、アニメーター、CGクリエイター、脚本家、俳優、制作スタッフ、制作会社と幅広く門戸が開かれており、個人・法人を問わず応募を受け付けている。
胸に抱いてきた「夢の映像企画」がある方はぜひ応募してみてほしい。
講談社クリエイターズラボ
講談社クリエイターズラボは、これまで漫画家や小説家と向き合ってきた「編集力」を活かし、ゲーム・XR等ジャンルレスにクリエイター・企業とコンテンツを「編集」するR&D部署。
映像分野では短編の映像企画を世界公募するコンテスト「講談社シネマクリエイターズラボ」を開催。
受賞クリエイターに1000万円の制作資金を提供し、編集者が映像制作に伴走するPJTを過去3回にわたり実施。応募数は毎年1000件超。作品は、米国アカデミー賞公認映画祭をはじめとする各国映画祭にて入選、受賞を果たしている。
今回はそのコンテスト企画をさらに発展させ、キングレコードと講談社VRラボとも協働し、商業的成功を目指す。
Film Pitch Boost 2025 by KODANSHA Group
出版の講談社、音楽/アニメのキングレコード、XR/VRの講談社VRラボ。俗に音羽グループと呼ばれる講談社のグループ会社のプロデューサーたちが集結し、自社だけでは為しえない映像ビジネスを企てる。
このプロジェクトの核となるのは、未来ある映像クリエイター。あなたの夢の実現をするために、プロデューサー陣がそれぞれの得意分野の知見を持ち寄り企画のブラッシュアップからマネタイズまで、手も足も動かすし、お金も出すけど口も出す!
劇場向けの中長編映画、TV・配信向けアニメーションシリーズ、イベント用のイマーシブ映像、楽曲のMVなど、商業展開が想定されていればどんな企画でもOK!
開催概要
映像クリエイターとして実現させたい企画を応募。
書類審査、プレゼンテーション審査、面談審査を通じて受賞者および実現企画を複数決定する。
【募集期間】
6月17日(火)~8月20日(水)
【結果発表】
9月下旬:書類審査結果発表
10月18日(土)~19日(日):Film Pitch Boost2025ピッチオーディション開催@都内
→優秀賞・審査員賞を複数本決定!(予定)
【募集企画】
・実写、アニメ、CG、XR、イマーシブなど、商業的成功を目指した映像作品であればジャンル不問
・商業映像での成功を目指す方であれば年齢、性別、国籍、経験、職種すべて不問
【応募資格】
10月18日(土)・19日(日)に東京の会場までお越しいただける方
(書類審査の段階で「Film Pitch Boost応援賞」を受賞した企画に対しては、1企画につき2名まで交通費・宿泊費を講談社が負担)
個人、法人、任意団体いずれも応募可能
監督のみならず、プロデューサー、アニメーター、CGクリエイター、脚本家、俳優、制作スタッフ、制作会社単位での応募も可能
選考プロセス
一次審査:書類審査
・Film Pitch Boost応援賞
書類審査を上位で通過された企画の応募者(1企画2名まで)に対し、二次審査にお越しいただく際の交通費・宿泊費を負担
二次審査:ピッチオーディション
10月18日(土)@都内(リアル開催)
審査員の前で企画のプレゼンテーション(10分)を行う
当日中に最終審査に進むクリエイターを発表
終了後に各社のプロデューサーと会話ができるので、企画内容の修正・アレンジも可!
最終審査:プロデューサー陣とのディスカッション
10月19日(日)@都内(リアル開催)
↓
優秀賞/審査員賞決定
↓
社内承認を経て、制作開始!
【最終審査通過者特典】
・プロデューサー陣との制作セッション
・制作資金全額負担
・プリプロダクションの伴走
・映像配信・公開サポート
・映画祭への出品サポート
・イベント開催サポート
・そのほか多面展開のサポート
審査員(プロデューサー陣)
講談社
永盛拓也 (講談社シネマラボ・チーフ)
2013年、講談社入社。週刊少年マガジン、モーニングで漫画編集者をつとめる。講談社シネマクリエイターズラボ発足時からサブチーフとして『私を描いて』(喜安浩平監督)、『エンパシーの岸辺』(石川泰地監督)、アニメーション作品『Warmth in a Puddle』(崎村宙央監督)をプロデュース。
<メッセージ>
講談社の強みは110余年にわたりクリエイターさんに寄り添い続けてきた経験です。3期通算で10本以上の短編映画を制作してきた知見を活かして、私たちも映像クリエイターの皆さんと次のステップを歩んでいきたいと考えています。あなたの「つくりたい」作品をよりたくさんのユーザーに届けるためのお手伝いをさせてください!
中島千裕 (講談社シネマラボ・サブチーフ)
2018年、講談社入社。BE・LOVE、アフタヌーンで漫画編集者をつとめる。
湯田圭一
複数のエンタメ企業にてアニメ作品の製作、配信等を経験後、講談社に中途入社。シネマクリエイターズラボではアニメ受賞作品のプロデュースを担当。法科大学院卒の経歴で知財、契約関連分野にも強味を持つ。
出口拓実
テレビ局にて記者としてニュースや大型番組の取材・撮影・制作を経験後、講談社に中途入社。科学新書を中心としたノンフィクション部門の編集やWEBメディア展開を兼務。元記者としてのリサーチスキルや、メディア横断的なプロジェクトの推進に強味を持つ。

講談社VRラボ
石丸健二 (講談社VRラボCEO)
CGプロダクションのポリゴン・ピクチュアズで13年間プロデューサーとしてCGを駆使した映像コンテンツ制作に関わり、2017年からVRに特化した企画・制作スタジオの代表に就任。以来世界に向けて数多くのVR映画をプロデュース。代表作は小説家小川洋子原作、山村浩二監督「耳に棲むもの」(オタワ国際アニメーション映画祭VR部門大賞受賞)、作道雄監督の「Thank you for sharing your world」(ベネチア国際映画祭イマーシブ部門ノミネート)等。
<メッセージ>
VRに可能性を感じ、「面白いVRコンテンツとは?」ばかり考え続けて今年で8年。世界中のVRコンテンツに刺激を受けまくって、それを超えるコンテンツを作りたい、そして近い将来VRでアカデミー賞を取りたいと思い続けてきました。そんな野望を一緒にかなえてくれるクリエーターや企画を待っています!
キングレコード
宮本純乃介(キングレコード常務取締役)
2005年キングレコード入社。アニメレーベル‟スターチャイルドレコード”にてアニソン・アニメ作品のプロデュースを7年ほど経験し、現‟EVIL LINE RECORDS”のレーベルヘッドに就任。「ももいろクローバーZ」をはじめ、数々のアーティスト・映像作品のプロデュースを経て、2020年には「ヒプノシスマイク」「カリスマ」等、新規IPの原作開発を行う会社Dazed CO., LTD.を設立。
松下卓也(キングレコード取締役)
1995年講談社入社後、約10年間コミック販売部勤務。その後約10年間、映像化や商品化等の版権ビジネスに従事。映像制作部長、ライツ企画部長、ライツ事業部長を歴任。2018年に事業開発部長として、池袋のライブエンタメ施設「ミクサライブ東京」を立ち上げ、以後約5年間ライブエンタメ事業に携わる。2023年6月キングレコードに出向。取締役としてアニメ事業ならびにアーティスト事業(一部)を担当。今に至る。
<メッセージ>
期待でも、希望でも、不平でも、不満でもなんでもいいので、「自分がつくるフィルムで世界を変えてやる」という才能に出会いたい。