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ストーリーに基づいて、空想の世界を描く9つのステップ

ストーリーに基づいて、空想の世界を描く9つのステップ

ステップ6:ディテールをつける

ついに、ここまでやって来ました。この大きな動物に鎧を描き、木には陰影をつけました。また、木の上には小さな動物を配置しました。

ここで、CGを何も知らない人に作品を見せる必要があります。個人的に、このような人を「シロウト」と呼んでいます。彼らは「本物のフィードバック」をくれる貴重な存在です。

私の友人は、木の上の小さな動物のことを鋭く批評、大きな野獣についても角が変だと指摘しました。彼は小さな動物を認識できなかったことが不満だったようです。また、大きな野獣の角も形が奇妙だと言いました。ここでは、友人にその理由をこれ以上説明するのではなく、作品の一部を切り捨てる必要があります。

ディテールを加えるプロセスには多くの選択肢がありますが、そのすべてが良いとは限りません

ステップ7:角

2つのバージョンの角をペイントしました。Aは野生の羊の角のように見え、この動物にとても似合っています。Bは水牛のような角です。ただし、物事が異なる様相を見せる「Tosorの世界観」に合う新たな形態を表現したいと思いました。

少し考えた後、特に理由もなく、モデルBを選びました。アーティストとしての直感を信じたわけです。

2つのバージョンを描けば、正しい選択をするのに役立ちます

ステップ8:ヤツガシラ(鳥)

リーフ(葉)ブラシで、背景の木に葉を加えました。deviantart.com などのウェブサイトで、さまざまなブラシが見つかります。また、自分自身でブラシを作っても良いでしょう。

Tosorのプロポーションを調整して、頭と帽子を適切な形に描き直しました。角も適切に描き、陰影とテクスチャも調整しました。

前景の木を見るとわかりますが、謎めいた鳥「ヤツガシラ」を描きました。長い羽を持ち、素敵な形(特に頭)をしています。そして、小さいので鑑賞者の邪魔にもなりません。主人公Tosorのストーリーを妨げることなく、イメージと全ストーリーを豊かなものにしてくれます。

小さな動物をストーリーに加えるのは簡単ではありません。本筋への混乱と妨げにならないようにしましょう

ステップ9:Tosor

最後の手順では、すべての空間を異なる要素で埋め、シーンの照明と陰影を適切なものにしながら、作品を完璧に近づけていきます。たとえば、木の上のキノコは、右側に光が当たっており、サブサーフェス・スキャタリング(表面下散乱)を表現する必要があります。私は常日頃、3Dライター(照明担当)として、このような作業をしているため、光の方向を確認して、自然に反応します。また、表面にどう陰影を付けるべきかも分かっています。皆さんにも3Dで練習することをお勧めします。3Dソフトで作業をするだけで、ものの見方に対する反射神経が少なからず養われてくることでしょう。

完成イメージ

重要なアドバイス:フィボナッチ数列

作品における重要な目標は「見る人に安定感を与え、迷わせることなくイメージの最も重要なポイントに視線を送らせること」です。したがって、今回のポイントである主人公を基点に、フィボナッチ数列の黄金螺旋を使いました。私にとって、これは欠くことのできない機能です!

フィボナッチ数列の黄金螺旋

オリジナルURL(英語):
http://www.3dtotal.com/index_tutorial_detailed.php?id=1916

翻訳:STUDIO LIZZ(Nao) 編集:3DTotal.jp



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