TOOL 05
Tool:Aspera
Maker:IBM
Asperaは大容量データを高速かつ安全にやり取りすることが可能な高速ファイル転送システムで、数十GBの大容量データのやり取りをする必要がある昨今、必要不可欠なツールとなりつつあります。また、回線帯域をフル活用することにより、回線の細い海外とのやり取りでも高速かつ安定して送受信を行うことができます。FTPよりもはるかに高速で、実に30倍以上高速化が見込めた例もあります。
Aspera
価格:問い合わせ
TEL:0120-550-210
www.ibm.com/software/jp/info/aspera
基本機能
Asperaにはサーバとクライアントの形態でいくつかパッケージが用意されており、当社では「Aspera Point To Point」というものを使用しています。設定は容易で、システムに長けた方であれば難なく設定できるでしょう。ライセンス認証などサーバの設定等を行い、そしてクライアント側でキーを発行し、それをサーバに渡すことにより非常にセキュアな接続が可能となっています。
今後も扱うデータはより膨大になっていく一方で、データ転送は大きな課題となります。それを解決してくれるのがこのAsperaかもしれません。
活用例
当社では近年、海外の映像制作会社とデータのやり取りをする機会が増えました。そこで大きな課題となったのがデータの転送速度です。当初はFTPを使用していましたが、十分な速度はとても出ませんでした。そこで導入されたのがAsperaです。導入後はFTPに比べ遥かに高速かつ安定した大容量の高速データ転送が実現しています。
また、誰もが知っているような多くのハリウッド映画でも、国をまたいだ大量のデータのやり取りにAsperaが使用されているようです。世界で多くの実績があり、まさにお墨付きと言えます。グローバル化が進む昨今、避けては通れない道となるでしょう。
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当社とやり取りのあるプロダクションのひとつ、フィリピンにある映像制作会社Neun Farben(www.neun.ph) -
Neun Farbenのあるビル。日本とフィリピンを繋いでいるのがAsperaです
社内の様子。海外は、若く意欲的なスタッフが多く、今は毎日のようにAsperaを使い大量のデータのやり取りをしています