>   >  『ストリートファイターV アーケードエディション』OP・格闘ゲームの爽快感と舞台的な演出を融合させたアニメーション&ルックデヴ
『ストリートファイターV アーケードエディション』OP・格闘ゲームの爽快感と舞台的な演出を融合させたアニメーション&ルックデヴ

『ストリートファイターV アーケードエディション』OP・格闘ゲームの爽快感と舞台的な演出を融合させたアニメーション&ルックデヴ

<3>マイルストーンを明確にしたスムーズな制作進行

本プロジェクトの進行については、企画編から幾度となく触れてきたが、「怖くなるほど何の問題も起こらないスムーズな案件でした」とプロデューサーの羽原直栄氏は改めてふり返る。重要なタイミングでは大阪に赴いて直接カプコンのスタッフと顔を合わせて方針を詰めつつ、制作に携わった約29名のスタッフ1人1人の進捗を完全に把握するという社内外の正確でスムーズなコミュニケーションにより、トラブルのないストレスフリーな制作が実現した。


  • 羽原直栄/Naohide Habara
    白組 プロデューサー

今回、クライアントとのスケジュールのすり合わせや社内スケジュールを一手に引き受けたのは、過去のプロジェクトで制作進行を務め、本作からアシスタントプロデューサーとして参加した杉尾朱実氏だ。制作スタッフとの連携はもちろん、作業的に大きな戻りが出ないようクライアントとの緻密な連携が上手く取れたことがスムーズな進行の要となったと杉尾氏は話す。「2月の初めにカプコン様から相談を受けたところから8月末の納品までの社内スケジュールとカプコン様向けスケジュールを作成しました。要所要所で肝となるマイルストーンを設定し、"どのタイミングで何をどのように見せるか"を明確にして、密に連絡を取り合いながら制作を進めることができました」(杉尾氏)。


  • 杉尾朱実/Akemi Sugio
    白組 アシスタントプロデューサー

多すぎず少なすぎずの頻度でクライアントチェックのタイミングを設定し、チェック内容が明確にわかるようスケジュールに組み込んでマイルストーンを設定したことで、リテイクを反映できる最終的な期日を示すこともでき、結果的に各工程で大きな作業的な戻りが出ずにすんだようだ。

・全体スケジュール


カプコンとマイルストーンを確認・共有するために制作した、納品までの全体スケジュール表

・社内スケジュール


問題なく作業が進むよう、より詳細に組んだ社内スタッフ用のスケジュール。各工程で作業を分担しても、データの受け取りのタイミング等がスムーズに進むよう考慮して組まれている




  • 『ストリートファイターV アーケードエディション』
    開発・販売:カプコン
    リリース:発売中
    価格:4,990円+税(パッケージ版)、4,620円+税(ダウンロード版)
    プラットフォーム:PS4、PC(ダウンロード版のみ)
    ジャンル:対戦格闘アクション
    www.capcom.co.jp/sfv/

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白組 三軒茶屋スタジオ

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