日々、長時間のデスクワークに向き合うクリエイターにとって、身体への負担を軽減するワークチェアは強い味方だ。しかし、人間の骨格や体格、仕事の際の姿勢はそれぞれ異なり、自分にぴったりのワークチェアを選ぶことは難しい。そんな悩みを抱えるクリエイターに紹介したいのが、「LiberNovo Omni(リベル・ノヴォ オムニ)」だ。
本製品はクラウドファンディングサービスMakuakeのチェア部門で応援購入額歴代一位を獲得するなど、非常に大きな反響を受けて登場した電動ワークチェアで、先行販売されていたヨーロッパでは、クリエイター向けの椅子として人気を博している。
本記事では、日常的に長時間のデスクワークをこなし、ワークチェア選びにこだわりを持つクリエイターであるSAFEHOUSEの鈴木卓矢氏に「LiberNovo Omni」を実際に使用していただき、その使用感から、他社製品のワークチェアとの違いまで、詳しくお話を伺った。
LiberNovo Omni
セール価格:127,300 円(税込)
※2026/3/23 11:00まで
定価:171,600 円(税込)
鈴木卓矢
株式会社SAFEHOUSE 取締役/モデリングSV
SeniorArtist として BlizzardEntertainment の Cinematics 部署で背景のデザインからモデリングまでを担当し多くの作品に携わる。
現在はドイツで ArtDirector としてリアルタイム映像制作で活躍しているエラスマス・ブロスダウとタッグを組んで、 SAFEHOUSEを設立。
更に自身のスキルアップのためにフリーランスの背景モデラーとしても幅広いジャンルのアセット制作を請けている。最近では後進を育てる為に自身の経験を基にした Blizzard と同じ環境レベルでのアーティスト教育を行う。
182cmの体格と腰痛が教えてくれた、椅子の重要性
CGWORLD(以下、CGW):本日はよろしくお願いします。まずは、鈴木さんの普段のお仕事のスタイルや、一日のスケジュールについてお聞かせください。
鈴木卓矢(以下、鈴木):大体朝10時ぐらいに出社して、17時半ぐらいに退社するという感じです。帰宅してもリモートで仕事はしていますが、会社にいるのは17時半までです。18時半には家に着くので、毎日子供と一緒に夕食を食べると決めているんです。
CGW:毎日決まった時間に帰宅して、ご家族で夕食を囲むというのは、ずっとそうなんですか?
鈴木:以前勤めていた企業では夜中の2時に帰るようなこともあって、体を壊しそうな生活スタイルだったんですが、その後、アメリカで暮らしていた時に、周囲のみんなが「夜は家族と過ごす」というスタイルで生活していて、自分もそうするようになったんです。
帰国した後も、そのスタイルを崩したくないと思って続けています。夕食を取って、そのまま子供と一緒に21時くらいに就寝します。仕事が忙しい時は朝早く起きて3~4時間ほど仕事して、子供を見送ってから出勤するといった感じです。
平日はその繰り返しで、土日は子供のサッカーの練習に付き合ったりしています。
CGW:お子さんとの時間を大切にしつつ、規則正しく生活されていて、素晴らしいですね。それでは次に、ワークチェアについて伺います。そもそも、鈴木さんがワークチェアにこだわるようになったきっかけはあるんでしょうか?
鈴木:働き始めたころは特にこだわりはなかったんですが、アメリカで働いていた時に、オフィスの椅子が有名なメーカーのワークチェアで、座り心地がいいなと思い、「良い椅子」を意識するようになったんです。僕はもともと腰痛持ちだったこともあり、帰国してからもいい椅子に座ったほうがいいなと考えるようになりました。
CGW:腰痛の原因は何だったのでしょうか?
鈴木:座り方があまり良くなかったみたいですね。職業柄なのかもしれませんが、長い時間座っていると徐々にお尻が滑り、いわゆる反り腰、巻き肩の姿勢になってしまうんです。肩や腰に負担が掛かってしまうので、これまでの椅子では背もたれと腰の隙間にクッションを入れたりもしていました。
それに、僕は座高が高いので、背筋を伸ばして座ると机が低くなってしまうんです。でも机に合わせて椅子を下げてしまうと、今度は膝が浮いてしまう。日本の椅子や机に僕の体格が合ってなかったことも腰痛の一因だったのかなと思いますね。
CGW:ちなみに、鈴木さんの身長はどのくらいなんでしょうか?
鈴木:182センチです。180センチを超えているからか、椅子や机に限らず、日本の標準的な規格と自分の体格が合わないことはよくありますね。たとえば、日本の一般的なキッチンでは料理をするときに腰が痛くなってしまうので、家を建てるときに標準的なキッチンの高さから15センチ高いものにしてもらいました。そう考えると、僕は仕事と体格のどちらも腰痛になりやすい環境ですね。
「ガタつかないこと」が最優先。ワークチェア選びの基準
CGW:アメリカでの経験と、持病の腰痛が椅子にこだわるきっかけになったというお話でしたが、ワークチェア選びでこだわっているポイントはありますか?
鈴木:一番こだわっているのは、軸がガタつかないということですね。僕は仕事でL字型の机を使うことが多くて、机に対して正面ではなく斜めの向きに座るんです。そうすると、椅子の左右どちらかに重心を移すことが頻繁にあるんですが、そのたびにガタつくと気になるじゃないですか。なので、体重の掛けかたを変えても椅子の軸がガタつかないということが一番のポイントです。
それから、アームレストの高さを調整できるかも気になるポイントですね。僕は椅子をできるだけ机に近付けたいんですが、身長に合わせて座面を高くすると、好みの距離感になるよりも先に、アームレストが机にぶつかってしまう。だから、アームレストの高さを調節できるということが大事なんです。
CGW:座面についてはいかがですか?
鈴木:座面は、まず滑らないことが大事ですね。座っているうちにお尻がズレて腰が浮いてしまわないように、摩擦力が高くて、体の位置をキープしてくれるようなものがいいです。それから、僕はメッシュ生地の椅子が苦手なんですよ。
CGW:メッシュ生地のどういった点が苦手なのでしょうか?
鈴木:メッシュ生地だと、座面や背もたれの中央はちょうどいい張りなんですが、フレーム近くはテンションが掛かって固くなってしまうので、僕がよくやる斜めの姿勢だとうまくフィットしないことが多いんです。あとはメッシュ生地って通気性がいい分、一日中クーラーが効いた部屋にいると必要以上に体が冷えてしまって、夏なのにひざ掛けを使ったりしてました。
LiberNovo Omniはまさにシンデレラフィット
CGW:本当に様々な点についてチェックされているんですね。そのようにワークチェアについてこだわりのある鈴木さんに、今回はLiberNovo Omniを使用していただきましたが、使用感について率直に聞かせてください。
鈴木:座ってみた第一印象は、まさにシンデレラフィットでした。あと見た目がかっこいい! 腰、背中に対しての疲労感もはっきりと軽減されましたね。
まず先ほどお話しした、左右に重心を移動した時のガタつきがないんです。それから、座面がクッションなのもすごくいいですね。座面のどの部分も柔らかい素材なので、正面や斜め、どんな姿勢でも体にフィットしてとても快適です。
鈴木:これまで使ってきた椅子では、背もたれと腰の間にクッションを入れたりと、こちらで工夫して体に合わせる必要があったんですが、LiberNovo Omniはどんな体勢でもぴったりと体を支えてくれています。座っていても体幹に力を入れている感覚が全然なくて、包み込まれているような感覚です。
CGW:LiberNovo Omniはユーザーの体格や好みに合わせて様々な部分を調節できるそうですが、いかがでしたか?
鈴木:先ほどアームレストの話をしましたが、LiberNovo Omniはアームレストの高さはもちろん、横にスライドもできます。リクライニングなどの操作面についても、アームレストの近くにボタンが集約されていて、一度覚えてしまえばとても簡単でした。
CGW:「Omniストレッチ」というマッサージ機能は試されましたか?
鈴木:試してみました! リクライニングからさらにフラットになった後、背もたれがそのままゆっくり順番に背中を押し上げてくれるんです。ただ伸ばすだけじゃなく、マッサージという感じで背筋も伸びて気持ちよかったです。
僕自身は、仕事中よりも仕事の後の入浴中などに背中の凝りを自覚するタイプなんですが、業務中に背が張ってきてしまう人には、仕事の合間に嬉しい機能だと思います。
音も静かでかなりリラックスできるので、一度、オンライン会議中に使ってみて、どこまで行ったらバレるだろうかとやってみたこともありました(笑)。
マッサージ機能を試す鈴木氏(画像左)と電動バックサポート(画像右)。背面のパーツがそれぞれ駆動し、通常の座位でも一人ひとりの背中に合わせて最適化される仕組みだ
CGW:ここまでかなりべた褒めされていますが、逆に気になった点や、今後改善して欲しいと思う点はありますか?
鈴木:正直、本当に全然不満がないのですが、強いて言えば、姿勢を変えようとしてアームレストを持ったときに誤ってマッサージスイッチを押してしまって強制マッサージが始まってしまう所ですかね(笑)。でも、扱い慣れれば間違えることもなくなると思いますし、本当に良い椅子です。
もしスタッフが全員四十代以上なら、全員分揃えてた
CGW:サイズ感やオフィスに置いた時の取り回しについてはいかがでしたか?
鈴木:まず全体のサイズ感としては、他の社員が使っているような一般的なワークチェアと同じくらいでした。座面の大きさについては、今回お借りしたサイズ(座面奥行48cm)だと僕が使う分にはぴったりなんですが、身長が低くて小柄な女性だと、ちょっと持て余すかもしれませんね。女性の場合は今回検証したものよりも小さい、座面の奥行き45cmサイズがおすすめだと思います。
重さは一般的なワークチェアと大差ない印象です。女性が1人で持ち上げて運ぶのは難しいかもしれませんが、キャスターも滑らかに動くのでオフィス内での移動は問題なく行えます。
CGW:LiberNovo Omniはドイツで開催された「iFデザインアワード 2026」で受賞も果たしていて、デザイン面でも高い評価を受けているのですが、鈴木さんはデザインについては、どう感じましたか?
鈴木:近未来を舞台にしたサイバーパンク作品に出てくるようなガジェット感があって、男心をくすぐってくれるデザインだと思います。後ろから見ると、背もたれ部分が人間の肋骨のようになっているんですが、そこのアームが動いて体にフィットしてくれたり、マッサージしてくれるんです。ユニークな見た目だけど、それでいて派手過ぎず、一般的なオフィスや、自宅に置いてあっても違和感なく溶け込めると感じます。
CGW:カラーバリエーションはミッドナイトブラック、スペースグレー、モスグリーンの三色ですが、今回使用された新色のモスグリーンはどうでしょう?
鈴木:実はこの検証のお話をいただいたとき、自分でも製品を調べてみて「グリーンがいいな、でも検証なら王道のブラックが来るのかな」と思っていたので、グリーンが来て嬉しかったです(笑)。グリーンはワーキングチェアには珍しい色味ですし、ブラックが人気なんじゃないかとは思うんですが、実際に置いてみると違和感もないですし、敢えて王道じゃない選択肢としてアリだと思います。
あとグリーンは生地の素材がほかの二色と違っていて高級感のある手触りなので、色にこだわりがないのであれば、僕はグリーンがおすすめです。
CGW:定価で、税込171,600円(※2026年3月現在)という価格についてはいかがでしょうか?
鈴木:「10万円を超える」というのは大きな買い物だと思いますが、満足度に対する価格として考えたら格安ですね。数十万円するような高級ワークチェアを使ってきたこともあるんですが、正直、今回のLiberNovo Omniほどのフィット感は感じなかったんですよ。
でもLiberNovo Omniは座った瞬間に、「この椅子いい!」と感じたので、コストパフォーマンスとしてはとてもいいと思います。
CGW:検証中、実際に購入できないかともご相談いただいてましたね。
鈴木:そうなんです。僕の分と、あと、社長も欲しいと言っていて。
弊社は二十代の若手も多くいるので、彼らにはまだその真価が伝わらないかもしれませんが、もしスタッフが全員四十代以上なら、LiberNovo Omniを全員分揃えてたと思います(笑)。
CGW:ちなみに、3/23(月)の11:00までならセール価格で127,300円(税込)なので、購入されるなら今がチャンスです。
鈴木:公式サイトをチェックですね!
CGW:ぜひよろしくお願いします(笑)。今回はありがとうございました。
【2026/3/23 11:00まで】セール実施中!
現在、LiberNovoの公式Webサイトにて「LiberNovo Omni発売記念限定割引キャンペーン」が開催中だ。3月23日(月)の11時までのこのキャンペーンでは、LiberNovo Omniが約26%オフの127,300 円(税込)にて購入が可能となる。
LiberNovo Omni
セール価格:127,300 円(税込) ※2026/3/23 11:00まで
定価:171,600 円(税込)
TEXT_オムライス駆
EDIT_遠藤佳乃(CGWORLD)
PHOTO_弘田 充