Glitz VisualsのリアルタイムCG・AIワークフローで実感! RTX 5090 Founders Edition搭載PCが実現する「時間を買う」投資
ライティングとリアルタイム技術を強みに、ハイエンドゲームや映像制作の最前線で活躍するGlitz Visuals。Unreal Engineを用いた超高解像度のリアルタイム案件など、最先端のコンテンツ群を手がける同社にとって、パワフルなクリエイターPCは必要不可欠な存在だ。
今回、ユニットコムのクリエイター向けPC「SOLUTION∞ Workstation」に、NVIDIA GeForce RTX 5090 Founders Edition(VRAM 32GB)搭載モデル「iiyama PC SOLUTION-W189-LC285K-XKNX-NV-Limited Edition [NVIDIA Studio 認定PC]」がラインアップ。早速Glitz Visuals代表の江口拓夢氏に、実制作フローに基づいた負荷検証から、次世代を見据えたローカルAIの活用まで、その実力を徹底的に掘り下げてもらった。
江口拓夢
株式会社Glitz Visuals代表取締役。1998年生まれ。山形県出身。高校生の頃よりフリーランスとして映像制作の仕事を始め、HAL東京校を卒業後は多数の映像・ゲーム制作に携わる。情熱溢れるスタイルでディレクターやライティングアーティストとして活躍しながら、起業家・経営者としての側面も持つ。
www.glitzvisuals.com
ライティングとロジックで勝負する新進気鋭のスタジオ「Glitz Visuals」
――本日はよろしくお願いします。まずはGlitz Visualsの事業内容について伺います。
江口:Glitz Visualsはデジタルコンテンツ制作に特化したスタジオとして、現在、30名規模で活動しています。案件は、8割がコンシューマ向けハイエンドゲームで、2割が映像制作です。特にUnreal Engine(以下、UE)をフル活用した案件が多くて、デフォルメからフォトリアルまで幅広く手がけています。
――「ライティングといえばGlitz」というイメージが定着していますね。
江口:ありがとうございます。私自身がライティングアーティスト出身ということもありますが、単に画を綺麗にするだけでなく、UEのゲームエンジンとしての内部構造を理解した上で、最適化と表現を両立させる「テクニカルな裏付け」を大切にしています。クライアントであるデベロッパーの方が、後工程で困らないデータを納品する。それが私たちの文化であり、最大の差別化要因だと思っています。
――ハイエンドゲームや映像制作を手がけることが多いとのことで、制作マシンにはかなりのスペックを要求されそうです。
江口:そうですね。例えば最近、4Kで4面(床・前・右・左)、つまり合計16K相当の解像度をリアルタイムで同時に出力するインタラクティブ展示の案件がありました。これをUEで動かそうとすると、一般的なハイエンドマシンの環境でもフレームレートが2fps程度まで落ち込んでしまいます。レンダリングのイテレーション(試行錯誤)を回そうにも、レスポンスが遅すぎて作業にならないですね。
――想像よりもかなり負荷の高いお仕事を手がけてらっしゃるのですね。
江口:はい。キャラチームや背景チームは、テクスチャ解像度やポリゴン数を「UEで問題なく動くか」で常に制限しています。ですが、VRAMが不足するとデータ自体が開けなかったり、プレビューがカクついたりするので、本来のクオリティを追求する前に「データの削り作業」に時間を取られてしまう。これが現在の大きな課題になっています。
究極の安定性を支えるGeForce RTX 5090 Founders Editionを搭載した「SOLUTION∞ Workstation」
――今回の検証機「SOLUTION∞ Workstation」には、NVIDIAがチップから冷却機構まで全てを設計した「NVIDIA GeForce RTX 5090 Founders Edition」が搭載されています。
iiyama PC SOLUTION-W189-LC285K-XKNX-NV-Limited Edition [NVIDIA Studio 認定PC]
- OS
Windows 11 Pro [DSP版]
- CPU
インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー 285K
- メモリ
128GB(32GB×4) DDR5
- GPU
GeForce RTX 5090 Founders Edition
- ストレージ
1TB NVMe対応 M.2 SSD
NVIDIA GeForce RTX 5090 Founders Edition
NVIDIAがチップ・基板・冷却機構まで設計したグラフィックスカード。
安定した稼働とパフォーマンス、凝縮されたNVIDIAの思想やデザインが魅力となる。
江口:この検証機のお話を伺った段階から、かなり期待していました。Founders Editionは圧倒的な安定性が特徴で、公式ドライバによるサポートも手厚く、トラブルを未然に防ぎたいプロの現場には最適の選択肢ですから。また、クリエイティブ用途では、NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell シリーズと比較しても遜色ない性能を発揮すると聞いていましたし。コストパフォーマンスで考えても、極めて優秀なグラフィックスカードですよね。
――実際に触れてみていかがでしたか?
江口:一番驚いたのは、実はスペックよりも「静音性」でした。高い負荷をかけても、とにかく静か。当社は自作の水冷PCを多く導入しているんですが、それらと比較しても明らかに動作音が小さい。作業中にファンの爆音が鳴り響かないのは、集中力を維持する上でとても重要なんです。ケースのサイズはフルタワーで大きいですが、そのぶん拡張性が高いので、プロの道具としての信頼感があります。
検証①:UEでの極限負荷テストでは8倍速で出力
――ここからは、既存環境と「SOLUTION∞ Workstation」の処理スピードを比較して、その実力に迫っていきます。
江口:はい。今回の検証では、「SOLUTION∞ Workstation」(検証機)との比較のため、このようなスペックの当社PC(比較機)を使用しました。これはおおむね社内の平均スペックのマシンです。
比較機のスペック
- OS
Windows 11 Pro
- CPU
AMD Ryzen 7 9700X
- メモリ
64GB(32GB×2)
- GPU
GeForce RTX 4060 Ti 8GB
- ストレージ
8TB SATA HDD(7,200 rpm、NAS)
江口:そして、あえて普段の制作とは逆の「データを重くする」という作業を行いました。大量のポリゴンと高解像度テクスチャ、さらにUEのLumenをフル活用したシーンを構築しました。
――既存環境と比較していかがでしたか?
江口:結果はこのようになりました。
江口:約8倍の出力速度差です。レスポンスの速さが格段にちがいましたね。比較機(4060 Ti搭載機)ではカクついていた操作が、検証機(5090搭載の「SOLUTION∞ Workstation」)では一切ストレスなく、キビキビと動きました。ビューポート内の矢印をクリックしてからのレスポンスや、複数のビューポートを並べた状態での作業も非常にスムーズ。これは「最適化されたデータのように動く」という感覚で、制作の最終段階で負荷が高まった状況でも、このPCなら冷静にクオリティを詰められると感じました。
検証②:AIの思考時間が8分から10秒に
――続いては、少し趣向を変えて、AIを用いた検証を行っていただきました。
江口:ローカル環境でのAI(LLM)の動作検証ということで、GoogleのGemma 4(小サイズの8Bモデルと高密度の31Bモデル)とQwenのQwen3.5、Qwen3-VLを使って、プロンプトを投げてから結果が出るまでの思考時間を計測しました。こちらが検証機と比較機の各結果です。
江口:この数字は衝撃的でした。最も差が大きかったのはGemma 4 31Bで、比較機(4060 Ti環境)では8分かかっていたものが、検証機(5090搭載の「SOLUTION∞ Workstation」)ではわずか10秒。計算すると約48倍のスピード差になります。
――この差は大きいですね。なぜこのような結果に?
江口:VRAM容量の差が大きいですね。比較機の4060 TiにはVRAMが8GBしか搭載されていないので、VRAMがあふれてメインメモリに依存するようになってしまうんです。そこがボトルネックになって、GPUが性能を出しきれていませんでした。でも、RTX 5090の32GBなら、大きなモデルを丸ごとVRAMに載せられます。セキュリティ上の理由で外部クラウドを使えない企業のバックオフィス業務や、機密情報の多い議事録要約などをローカルで高速に回す。そうした新しいワークフローが、この1台で現実のものになりますよ。
プロフェッショナルのための「言い訳ができない」道具
――すさまじい結果になりましたね。この「SOLUTION∞ Workstation」はどんなユーザーに向いているでしょうか?
江口:そうですね、どちらかといえば、駆け出しのジュニア層よりも、あらゆる案件を1人で回すジェネラリストやフリーランス、あるいはスタジオで「最後の一手」を任されるシニアアーティストにこそふさわしいマシンだと思います。現場が炎上しているような緊急事態でも、圧倒的なパワーでイテレーションを回し、納期に間に合わせる。まさに「時間を買う」ための投資です。
――最後に、今後のGlitz Visualsの取り組みについて教えてください。
江口:私たちは常に新しい技術にアンテナを張り続けています。リアルタイム技術はもちろん、今回検証したローカルAIの活用など、未知の領域に挑むことが生存戦略でもあります。RTX 5090搭載の「SOLUTION∞ Workstation」は、性能を言い訳にできない「究極の道具」。これを使って、まだ誰も見たことのない映像表現を追求していきたいですね。
――Glitz Visualsならではの映像表現、これからも期待しています。本日はありがとうございました!
お問い合わせ
ユニットコム
SOLUTION∞ Workstation
www.pc-koubou.jp/pc/bz-rtx5090-founders-edition-festival.php
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TEXT__kagaya(ハリんち)
EDIT_遠藤佳乃(CGWORLD)
PHOTO_大沼洋平