<2>イベント向け大規模VR装置やコンテンツが目白押しの「イベント総合EXPO」
●HOLOGATE
hologate.com
ドイツのVR専門企業HOROGATEは、複数人で同時体験するVRシューティングゲームのソリューション「HOLOGATE」を展示。ロケーションベーストエンターテインメントと呼ばれるもので、個々人が家庭で楽しむゲームではなくいわゆるゲームセンター設置型のものだ。HOROGATEはネットワーク対戦にも対応しており、常設、仮設を合わせて世界35ヶ国で300ヶ所、のべ500万人のプレイヤーに楽しまれているという。機器の工夫としては、パソコンを含めて必要なものが頭上に集められていること、プレイヤーが移動してもHMDのケーブルさばきがスムーズになるよう天井にレールが設置されていることが特徴だ。
左:HOLOGATE体験中の4人のプレイヤー、右:ゲームで利用するショットガンにViveコントローラが載せられる
左:プレイヤー視点からのデモ映像。押し寄せるゾンビとの対戦ゲーム、右:映像送出用のPCと、HMD用のケーブルレール
●三和物流サービス&ASATEC
www.sanwa-l.jp
asatec.jp
VRゲーム機器のレンタル事業を手がける三和物流サービス株式会社では、ASATEC制作のVRお化け屋敷『呪いのVR』の展示とデモが行われていた。限られた空間での設置と、コンテンツそのものも限られた空間で楽しめるよう工夫が凝らされ、制限時間内でミッションをこなすという目的がはっきりとしており、体験時間が長くなりがちなVR体験においての工夫がなされていた。
『呪いのVR』設置ブース
また、VRゲームプレイヤーを手助けするオペレーション要員の役目や手順も確立されており、機器の説明や取り付けには1〜2分程度しかかからずとてもスムーズなVR体験ができた。4m x 4m ほどの空間で設置は早くて30分から1時間ほどで可能だという。機材レンタルは、2台から6台の台数単位、1日から、2〜3日、10日、1ヶ月という単位で借りることができる。オプションとして、待っている人がゲームの様子を見られるモニタやテント、運営要員の派遣、パネルやバナーなども追加することができる。三和物流サービスではこういったVRゲームの他に、企業向けの火災消化器訓練にもVRを活用している。
●コーエィ
www.koei-corp.jp
建機のレンタルやイベントの企画・特殊機材のレンタルなどを手がける群馬の会社コーエィによる、VR視聴専用イス「VR Dream Egg」の展示。VR視聴体験用に考えられたイスで、HMDをかぶったプレイヤーの無用の移動で怪我をしないよう、また360度ぐるぐる回るという体験を阻害しないよう工夫されている。サウンドスピーカーが内部に設置され、動画や音に連動した振動を感じることができる。重量は300kg、VR-HMDとセットで1日単位で貸し出しされ、購入も可能とのこと。
モダンなイスのような VR Dream Egg
VR Dream Egg 内部
●SisyFox
sisyfox.com
ドイツ発の「SisyFox」は巨大な玉を転がして楽しむ、リアルなゲーム体験デバイス。運動やフィットネス、リハビリに適しており、2台あれば競争や対戦型のゲームも可能だという。直径85cmのタイプと直径120cmのタイプがある。
巨大なトラックボールを備えるSisyFox 120cmタイプ
玉を転がすゲームをプレイしている様子
●ラディックス
pro-radix.co.jp
株式会社ラディックスのブースでは、床面と前面スクリーンへの投影、プロジェクションマッピングを活用した実際のボールなどを使い体を動かしながら楽しむことのできるゲーム『Cyber Studium』を展示。
ブロック崩し的なゲームをプレイ中