世界が注目する東欧クロアチアの「ザグレブ国際アニメ―ションフェスティバル」
ここからは簡単に、イベント「東欧アニメーションの世界 -ポーランド・チェコ・クロアチア-」について説明しておこう。5月24日にはゲストとしてクロアチアからザグレブ・フィルムのサーニャ・ボルチッチ氏が招かれ、「ザグレブ派アニメーションの過去・現在・未来」が行われた(モデレーター:東京造形大学教授・越村 勲氏)。また会期中の6月9日から14日まで、現地では「ザクレブ国際アニメーションフェスティバル」が開催されていた。ザグレブでは過去に短編で『ジャンピング』(手塚治虫監督)や『頭山』(山村浩二監督)がグランプリを受賞するなど、日本作品に縁がある。
「ザクレブ国際アニメーションフェスティバル」は、例年フランスで開催される「アヌシー国際アニメーションフェスティバル」(今年は6月13日から18日)と会期が連続することでも知られている。長編アニメーション部門では、日本作品からザグレブで『ジョバンニの島』(西久保瑞穂監督)がノミネート、アヌシーで『百日紅~Miss HOKUSAI~』(原 恵一監督)が審査員賞となった。
各国のコンペでグランプリを獲得している『We Can't Live Without Cosmos』@東京アニメアワードフェスティバル2015
中でも注目したいのは短編アニメーション部門。ザグレブとアヌシーで同じ作品がグランプリを獲得したからだ。その作品『We Can't Live Without Cosmos (Mi ne mozhem zhit bez kosmosa)』(ロシア)は、3月に日本でも「東京アニメアワードフェスティバル2015」の短編部門にてグランプリを受賞と勢いに乗っている。
ザグレブとアヌシーはカナダのオタワ、日本の広島とで世界4大アニメーションフェスティバルとされ、いずれもアカデミー賞の公認映画祭としても動向が注目されている。本作は前回の第87回アカデミー賞ではノミネート候補作品となっていたが、フタを開けてみると名前が並ぶことはなかった。ザグレブとアヌシーでの結果が、次回第88回の賞レースにどう影響してくるのか気になるところだ。
TEXT&PHOTO_真狩祐志
「東欧アニメーションの世界 -ポーランド・チェコ・クロアチア-」
http://artium.jp/exhibition/2015/15-03-eeanimation
「三菱地所アルティアム」
http://artium.jp
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