>   >  デジタル造形師による交流会『デジタル原型交流会 第6回』レポート
デジタル造形師による交流会『デジタル原型交流会 第6回』レポート

デジタル造形師による交流会『デジタル原型交流会 第6回』レポート

<4>フリータイム

フリータイムでは会場に用意されたPCに入っている「ZBrush」を使い、プロ原型師から直接モデルデータを使っての質疑応答をすることができるという場となった。

▲モデルデータを持参してプロに直接質問しながら交流している様子

<5>総括

今回は第2回以来の2回目となった取材であったが、2年前の時よりも大勢の方が「ZBrush」に興味を持ち、またプロの原型師も多く参加し、みんなが原型やデータを持ち寄る会場の様子を見てデジタル原型というものが身近な技術になって業界として確立されてきていることを感じることができた。すでに印刷、カメラ、映像業界はデジタルが当たり前の時代であるが、もうフィギュア業界もデジタルが当たり前の時代になったと言っても良いだろう。

ここまでデジタル化されてきている流れを目の当たりにしてしまうと、昨今の映画でフィルム撮影や、あえて模型や特殊造形物を使うことでCGではないリアルを求め始めたという傾向などから、今後はアナログ原型の方にも造形物としての違った味のあるものとして需要もでてくることもありそうである。

デジタルとアナログと分けずに造形ということだけで考えると、アナログからデジタルへ移行し、デジタルの目新しさが無くなった時代になって、原型師が造形するということの考え方も変わってくるので、フィギュア造形物好きとして側からみると、今後、原型師の個性や表現、技の見せ方や技術進歩で競い合うことでどのような面白いフィギュアが生まれてくるのかを想像するだけで面白い。

まだまだしばらくは最先端であるデジタル原型から目が離せないので、ぜひデジタル原型に興味がある方は、交流会で「今」を直接肌で感じることをオススメしたい。

決めポーズのフィギュアが多い中で、異色なものとして面白かった可動ロボット。強度のあるナイロンの樹脂で出力して間接にネジをいれて可動する。「Fusion 360」を使用して作成している
URL:http://www.autodesk.co.jp/products/fusion-360

デジタル出力ならではのフルカラー樹脂によって出力された色付きのフィギュアも展示されていた。とても綺麗な色で出力されているのには驚きである



会場に用意されている展示ブースには原型師が持ち込んできた様々な種類のデジタルで制作されたフィギュアを展示することができるようになっており、作成者ご本人に質問することもできる

TEXT & PHOTO_S_Fumihiro

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