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映画『海獣の子供』公開記念! STUDIO4℃のCGスタッフが語る制作の舞台裏:第2回~海を中心とした背景篇~

映画『海獣の子供』公開記念! STUDIO4℃のCGスタッフが語る制作の舞台裏:第2回~海を中心とした背景篇~

■波の表現②

▲基となった背景画像。この美術素材の海をCGに差し替える

▲Mayaで作成した海面素材

▲海面素材のレイヤー構造。1段目、2段目、3段目......と、波の素材を段差(高さ)ごとに分けた。作画の手法であるbookのように、手前から奥にかけて波を別々に書き出して重ねている

▲海面素材のレイヤー構造から得られる横向きの線情報

▲完成映像

▲Maya上での作業画面

■波の表現③

本作では、様々なシチュエーションの海が登場する。こちらは朝焼けの暗い海の表現だ

▲基となる背景画像

▲Mayaで作成した海面素材

▲海面の面情報。海面素材から面情報を抽出したもの

▲上の【海面の面情報】から作成したハイライト素材

▲ハイライトを加えた海面

▲完成映像。静止画で描かれていた美術の要素を残しつつも、美しく波打つ海にまとめている

▲Mayaの作業画面

■カメラマップを用いた背景制作

▲貼り込む背景素材

▲カメラマップによる背景。コンポジット前

▲コンポジット後。影などの表現が入ることによって、ぐっと背景のクオリティが上がった

▲完成画

▲完成動画。美術の背景を活かしつつ、CGならではのカメラワークのついたカットとなった

■CGで描く有機的な海

有機的なものが多く苦労したという、カメラマップを活用した海中シーンを紹介する

▲美術素材

▲カメラマップ用のオブジェクト。ここに美術素材を投影(マッピング)する

▲カメラマップ作業画面。美術素材がオブジェクトにマッピングされている

▲完成映像。カメラマップを活用し、美しい美術素材を上手く活かしている

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