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Autodesk 3ds Max 対応<br />GPU レンダラ一挙レビュー

Autodesk 3ds Max 対応
GPU レンダラ一挙レビュー

検証3:V-Ray RT 2.0

バージョン2.0より V-Ray に同梱されるようになった、V-Ray RT(リアルタイム) 。主に ActiveShade のレンダラとして利用することにより、本番レンダリング前に、ライトやマテリアルの調整を、ほぼリアルタイムに確認することができる。GPU によるアクセラレーションも可能(OPEN-CL に対応)だ。
使用感はライティングやマテリアルの変更がほぼリアルタイムで反映されるので、とても調整しやすい。GI や反射の感じは多少荒いが、本番の V-Ray レンダリングと同じような感触で表示されるので、プレビュー用途にはかなり有効と感じた。
欠点としてはシーンに何か変更を加える度にレンダリングされるので、V-ray RT にGPU を割り当てていると、ビューポートの反応が鈍くなってしまうことだろうか。CPU を使用した時はそのような状態にならなかったが、レンダリング自体は GPU を使用した方が高速なので、状況によって CPU と GPU を切り替えた方がパフォーマンスが良い。また、表現可能なマテリアルには制限があるので、使用する際には注意が必要だ。

V-Ray RTの作業画面

V-Ray RT を使っての作業画面。右上が ActiveShade 、左下がレンダリング結果。ほぼ同じ結果が表示されているのが判る

V-Ray RTの設定

V-ray RT は、まずレンダラを V-ray に設定するところから始まる。その後 ActiveShade を V-ray RT に設定する

ActiveShade の設定

ActiveShade の設定。標準は CPU 設定なので(使用可能な場合)ハードウェアを使用する設定に変更する

使用するGPUの設定

複数 GPU を使用している場合は、どの GPU を使用するか設定することが可能

V-rayとの差

V-Ray の一部機能はサポートされていない。サポートされない機能は警告が出るので別の手法を検討する。プレビューと実際のレンダリングでズレが生じるとプレビューの意味が半減してしまう

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