熊本県の南西部に位置する天草市は、その豊かな自然と歴史的文化が魅力の地域である。その天草市がIT産業、とりわけ3DCG関連業種やデジタルクリエイターの誘致に力を入れた「デジタルアートの島」構想を推進している。

今回、地方移住や地方拠点の設立を検討中のクリエイターや企業を対象に、天草市の魅力を体感できる視察ツアーの開催が決定。ツアーでは、天草市の実際の制作環境や地域の支援制度を詳しく知ることができ、地方移住や新拠点設立を具体的に検討するための貴重な機会となる。

※前回のツアー参加者のインタビューはこちら

ツアー概要

【日程】
① 8/7(木)〜 8/9(土) /2泊3日(定員:3名)
②10/20(月)~10/22(水)/2泊3日(定員:4名)
※上記日程以外にも随時開催の可能性有。
ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。

【対象者】
地方移住や地方拠点の設立を検討中のクリエイター、またはクリエイティブ関連企業

【参加条件】
3年以上のCG制作経験を持つ個人クリエイター、または地方進出を検討している企業の代表者

【参加規模】
1社2名まで、最大5組(個人応募も可能)

【参加費用】
無料(航空費・宿泊費・現地体験費を支給)

【応募締切】
①の日程の場合→ 7/7(月)
②の日程の場合→9/2(火)

【当選発表】
①の日程の場合→ 7/9(水)〜11(金)
②の日程の場合→9/29(月)〜10/1(水)

応募方法

以下のリンク先のGoogleフォームより申し込みを行ってほしい。
※応募者多数の場合は、選考により参加者を決定

応募はこちら

こんな方におすすめ

・地方移住を検討中の個人クリエイター
・クリエイティブ関連企業の地方拠点設立を検討している方
・地方での制作環境を体感し、天草市の魅力を知りたい方
・地域に根付いた活動を通じて、新たなビジネスの可能性を探りたい方

天草市「デジタルアートの島」構想の背景

詳細はこちら

天草市は、「デジタルアートの島」構想を掲げ、3DCG関連業種の企業誘致やクリエイターの移住支援を通じて、地域の活性化を目指してきた。天草市は自然豊かな環境と長い歴史、文化を持つ地域であり、この地をクリエイターにとっての「制作の拠点」として提供することを目指している。特に、集中力を要するクリエイティブワークにおいては、都会の喧騒から離れ、リラックスできる環境が重要だと考え、天草の美しい景色や豊かな自然を活かした制作環境の提供を強調している。

具体的な支援内容と制度紹介

▲天草市企業誘致サイト。企業立地支援策や物件情報、進出企業の声がまとめられている。
https://www.city.amakusa.kumamoto.jp/rittiguide/

天草市では、移住や地方拠点の開設を検討する際に抱かれる「生活環境の不安」「初期投資リスク」「人材確保の難しさ」といった懸念を解消するために、以下の支援策を用意している。

1. 住環境および生活支援

・医療費無料制度
高校生までの医療費を無料にすることで、子育て世代の移住者も安心して生活できる環境を整えている。

・空き家活用事業補助金
空き家購入や賃貸時に、上限100万円の補助金を支給し、住居の確保を支援している。

・移住支援金
移住時の初期費用を軽減するため、世帯ごとに奨励金を支給し、生活のスタートをサポートしている。

・天草エアライン企業誘致割引制度
天草-福岡間の航空費を大幅に割引し、交通面での負担を軽減している。

2. 制作拠点およびオフィス設立支援

・空き店舗バンクとサテライトオフィス補助金制度
空き店舗を利用したオフィス設立時、改修費や賃料の半額補助、雇用奨励金を提供し、リスクを抑えながら拠点開設を支援する。

・すぐに入居可能なシェアオフィス・コワーキングスペースが市内に5箇所
コワーキングスペースを利用し、段階的に拠点を設立できる。まずは仮入居で地域との関係を構築することが可能だ。

3. 高校との連携および人材育成

・天草工業高校との連携
3DCG教育を推進し、卒業後すぐに即戦力となる人材を育成している。企業進出時の人材確保の懸念を解消する。

・熊本県のICT教育プログラム
校内ネット環境の整備やPC支給を通じ、地域内で次世代のクリエイターを育成し、移住企業との連携を図っている。

お問い合わせ

本ツアーの詳細については、以下の連絡先まで問い合わせてほしい。

経済部 産業政策課
〒863-8631
熊本県天草市東浜町8番1号
電話番号:0969-32-6786
Fax:0969-24-2524
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