>   >  未来の立体表示が現実に! 話題のホログラムディスプレイにオールインワンの新バージョン「Looking Glass Pro」が登場
未来の立体表示が現実に! 話題のホログラムディスプレイにオールインワンの新バージョン「Looking Glass Pro」が登場

未来の立体表示が現実に! 話題のホログラムディスプレイにオールインワンの新バージョン「Looking Glass Pro」が登場

<3>オールインワンで用途が広がる「Looking Glass Pro」

CGW:今回、新製品として「Looking Glass Pro」をリリースされますが、従来のLooking GlassとProとのちがいを教えてください。

ショーン:Looking Glass Proは、コンピュータも内蔵したオールインワンタイプのディスプレイです。別にPCを接続する必要がなく、一体型として扱うことができます。フルカラーで60fps、従来のLooking Glassと同じように45視点からの画像を表示することで、3Dビューを実現しています。

Looking Glass Proに、SIMULIAによる心臓の拍動シミュレーションを表示させたもの

ショーン:ディスプレイ表示はLooking Glassのラージタイプと同じですが、2点タッチパネルとコンピュータ、7インチの操作パネルを内蔵しています。視野角は50度、複数人で同時に立体映像を見ることができます。USBポートがあり、マウスやキーボードを使うこともできます。タッチパネルも便利に使えますが、より細かい操作が求められる場合はマウスと併用できます。内蔵PCのスペックはアプリケーションを動かすために必要十分なハイエンドのもので、パフォーマンス的にはNVIDIA GTX 1050、1060と同等です。

Looking Glass Proのタッチパネル操作

ショーン:操作パネルを必要としない展示などの用途の場合は、パネルを後ろに折りたたんで隠し、ディスプレイ部分のみで使うことができます。

7インチ操作パネルが後ろに折りたためる様子

ショーン:Looking Glass Pro の利点としては、複数台の扱いが容易になるところです。例えばアニメーション会社が何分かのアニメーションを作り、一度に10台で展示したいといったニーズにも応えられるようになります。また内蔵のコンピュータだけでなく、外部のコンピュータのHDMI出力を繋いで外部ディスプレイとしても使うことができます。電源ケーブルは1本にまとまりますので、取り回しもしやすいです(デモ機は暫定版につき2本の電源ケーブルが出ていた)。

歯のスキャニングデータ提供: OrthoScience

ショーン:価格は6000米ドルで、運搬用のケースとジェスチャ入力用の Leap Motionもセットで提供します。また、商用のUnity SDK、Unreal Engine プラグイン、three.jsライブラリが付属します。企業向け、ビジネス向けには最適な価格、最適なセットだと思います。

ショーン:もちろん、リリース済みの開発者向けLooking Glassも販売・サポートを続けます。多くの人たちが Looking Glass Factoryはハードウェアの会社だと考えていますが、実はソフトウェアや開発者コミュニティのサポートにも力を入れています。6月3日(月)までは500ドル引きの特別価格で先行販売を行います。ワールドワイドに発送しているので、日本からの注文も受け付けます。出荷開始は2019年7月中旬を予定しています。

日本の開発者を積極的にサポートしていきたい

CGW:Looking Glass のこれからの展開は?

ショーン:Looking Glassは、開発者コミュニティも大切にしています。現在東京で200人ぐらいの開発者コミュニティがあります。3月末に東京で第1回Looking Glassハッカソンが開催され、50名もが参加してくれました。これからもハッカソンを予定しています。日本の開発者はとても良いものを作っているので、引き続き日本の開発者の皆さまをサポートしていきたいと考えています。

Japan Hackathon (Full Video) from Looking Glass on Vimeo.

ショーン:今開発しているものとしては、CTスキャンの結果をすぐにLooking Glassで立体的に見られるようになるアプリケーションが数ヶ月後にはリリースされる予定です。現在実際に歯医者が患者とのコミュニケーションに使っている事例もあり、Looking Glassは医療用として重宝されています。またリアルな時計や古代の遺跡など、特定の博物館でしか見られないものを世界中のLooking Glassで見られるようになるなど、夢が広がります。

Looking Glass Pro

Looking Glass Pro

製品仕様
Intel NUC 8 VR NUC8i7HVK 組み込みコンピュータ内蔵
サイズ:L14.5×W6.9×H9.6インチ(約37×17.5×24cm)
重量:11.4kg
ライトフィールドディスプレイ:15.6インチ(約40cm)
入力解像度:3,840ピクセル×2,160ピクセル(4K)/60fps
対応ファイル形式:OBJ、glTF、GLB、STL
価格:$6,000(6月3日(月)まで$5,500)

look.glass/lkgpro

Profileプロフィール

ショーン・フレイン/Shawn Frayne(Looking Glass Factory)

ショーン・フレイン/Shawn Frayne(Looking Glass Factory)

Looking Glass Factory 共同創業者兼CEO

スペシャルインタビュー