>   >  1,000万色以上を再現できるMimaki 3Dプリンタによる立体出力を無料で試せるキャンペーンを開催中。『ReVdol!』クリエイターがその実力を試す!
1,000万色以上を再現できるMimaki 3Dプリンタによる立体出力を無料で試せるキャンペーンを開催中。『ReVdol!』クリエイターがその実力を試す!

1,000万色以上を再現できるMimaki 3Dプリンタによる立体出力を無料で試せるキャンペーンを開催中。『ReVdol!』クリエイターがその実力を試す!

<2>フルカラーで3Dプリントできる、3DUJ-553ならではの表現力と注意点

CGW:ポージングはどのように付けられたのですか?

谷内:『リブドル!』シーズン1『特訓その1:ボーカル対決』で描かれる玉藻が『通りゃんせ』を歌唱するシーンに登場するポーズを採用しました。突き出した右手にはマイクが握られています。ただ、フィギュアではマイクがないので、玉藻の中二病的なキャラクター性が良い意味で強調されたかもしれませんね(笑)。

野﨑:キャラクターのポーズ付けは、大変なことでしょうか?

内田:いや、そんなことはないですよ。特にHEAPでは社内にモーションキャプチャスタジオがあるので、撮影したアニメーションデータの1フレームをモデルに流し込み、微調整するだけです。今回の場合は1日あれば十分でした。

野﨑:それは素晴らしいですね。というのもファンの方々にとっては、自分の好きなポーズでフィギュアが作られたら、嬉しいと思うので。


谷内:面白いアイデアですね。あるキャラクターが一番可愛く見えるポーズは、自分だけが知っている! というファンの方も多いでしょうし。『リブドル!』はSNSと動画共有サイトを中心に展開する視聴者参加型コンテンツなので、熱心なファン向けの特典などにもできそうです。

CGW:ほかにも3Dプリンタを活用するアイデアはありますか?

谷内:サイズやコストなどを考慮しないのであれば、やはり等身大フィギュアでしょうか(笑)。現実的なところでいうと、このサイズで『リブドル!』に登場する6人全員のフィギュアを特注でつくる、などですね。ファンイベントで会場にずらりと展示されていたら、目を惹きそうです。


野﨑:それは見応えありそうです。

谷内:中国ではキーホルダーなど、『リブドル!』キャラクターグッズの販売もすでにはじめているのですが、現在は2Dイラストを用いたアイテムが中心です。今回のような3Dフィギュアは、まさに待ち望まれているアイテムだと思います。

内田:イラストレーターや3DCGアーティストにとってみれば、自分の手がけたキャラクターが立体になるというのは、それだけでモチベーションが上がりますしね。


CGW:最後に、グラフィッククリエーションさんの3Dプリントサービスを利用するにあたって、データの作成方法などで気をつける点についてお聞かせください。

野﨑:基本的なところですが、3DCGのデータはそのままでは、3Dプリンタでの出力に適さないことがあります。面に「厚み」がなかったり、立体物のようでいて、ちゃんとメッシュが「閉じて」いなかったり、といった具合です。いただいたデータを事前にチェックして、問題がありそうな箇所がある場合は、必ずお客様に確認しています。

CGW:3Dプリンタあるあるですね。


オリジナルデータ(Aポーズ)を修正ソフト(今回はMaterialise Magicsを使用)に読み込んだ状態。画像の黄色線で表示された箇所が「ポリゴンが閉じていないエラー箇所」である。今回HEAPから支給されたデータにはなかったそうだが、ほかにも「ポリゴンが裏返っているエラー箇所」は赤色で表示される。エラーチェックツールによっては自動修正機能が搭載されているが、特に今回のようなキャラクターフィギュア用モデルの場合は手動による細かな調整が求められることが多くなるという


本番データを修正ソフトに読み込んだ状態。黄色の線や赤色表示のエラーがないため、3D造形可能なデータであることが判る


完成データをレイアウトソフトに読み込んだ例。「プリンタで色を表現するための厚さは 適切か、穴がないかなどの最終チェックを行います。全てのチェックが済んだら造形可能なデータとしてレイアウトソフトに読み込むためのデータ出力を行います」(野﨑氏)

野﨑:フィギュアなどでは、瞳のハイライトを別パーツで作られる方がいらっしゃいます。これらも下地の色が透ける可能性があるので、当社ではテクスチャで表現していただくことを推奨しています。

内田:今回のモデルでも野﨑さんからご指摘を受けて、ハイライトをブーリアンして、瞳のパーツと一体化しました。

野﨑:ほかにも鎧だけのモンスターなど、空中に浮いているような形状のモデルも、避けていただくのが無難です。一体化されたデータであることが望ましいですね。モデルの重心にも考慮していただきたいですね。樹脂性の欠点として、時間経過と共に、モデル自身の重みで形状が歪んでしまう恐れがありますので......。重心判定については当社でもチェックできますので、不安な方は遠慮なくご相談ください。

CGW:逆に「こういった表現もできます!」的なアピールはありますか?

野﨑:爬虫類の体表など、表面の細かい凸凹をかなり忠実に再現できるんです。また、3DCGのレンダリング時に使用するライティングも、テクスチャにベイクしてもらえれば、質感として反映させられます。ぜひ挑戦してもらえれば嬉しいです。

CGW:最後に気になるコストについても教えてください。

野﨑:最大造形サイズとしては「X=490、Y=490、Z=300mm」、最小造形サイズとしては「X=10、Y=10、Z=10mm」であれば一体成形が可能です。今回は1/10スケールのキャラクターフィギュアとして出力させていただきましたが、おおよその料金は2~3万円になります。このサイズなら複数体の同時出力も可能ですし、キーホルダー程度のさらに小さなサイズなら、もっと費用を抑えることもできます。ロット数などでも費用は変わってきますので、ぜひお問い合わせください。

サポート材が付着したままの立体出力物。サポート材は水溶性のため、細部までしっかりと立体化することが可能だ



  • 顔アップ



  • 左側面

info.


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www.gcclabo.com/html/page10.html

Profileプロフィール

Happy Elements Asia Pacific × グラフィッククリエーション

Happy Elements Asia Pacific × グラフィッククリエーション

右から谷内寛之氏(Happy Elements Asia Pacific/コンテンツ事業部)、内田博明氏(Happy Elements Asia Pacific/3DCGキャラクタースーパーバイザー)、野﨑和也氏(グラフィッククリエーション)

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