TOPIC 1
複数の性能向上がもたらす自然な作画感と描き味
「ストロークがなめらかになり、描き心地が向上しましたね。目に入っている情報とペンの位置、それから触れている距離感、その総合的なもので良くなっている」。そう宮前氏が評する、Wacom MobileStudio Pro 16におけるペンを走らせた際の好印象。これは、ペンが良くなった、画面が4Kになった、といった部分部分でのスペック向上によるものではなく、ハードウェア全体がバランス良く進化した結果によるもの。もちろん、16インチサイズによる作業時の効率アップもそうした印象に一役買っている。「13インチのときは、CLIP STUDIO PAINTで表示させるメニューを厳選していて、本当によく使う機能以外は全部画面外に消して作画していました。それがこの16インチだと、メニューを残していても描けるんですよ。これは楽。それと画面に余裕があるので、レイヤー表示数が増えるのもいい。作画の場合、ラフをいっぱい描いてレイヤーをどんどん積み重ねて作業していくんですが、13インチだと縦の画面解像度に余裕がなく、レイヤーが増えるとスクロールしないと何があるかわからなくなってくる。レイヤー表示が多くなるだけでも、作業効率はかなり上がります」(宮前氏)
TOPIC 2
初めてのデジタル作画にも向いている使いやすさ
宮前氏は、「作画のベテランの方でデジタルを始めてみたい、そんな人にも向いているのでは」とWacom MobileStudio Pro 16を評する。「何よりまず、作画用紙がそのまま入るサイズ、というのはとっつきやすいはず。あとはPCとしてオールインワンであることと、左手用のエクスプレスキーとタッチリングの使いやすさ、スマホで慣れている指でのマルチタッチジェスチャーにも対応しているところですね。究極的に言うと、作画で左手ショートカットとして使いたい機能は、"拡大/縮小"と"前後のレイヤー移動"。これだけでもいい。このあたりを、本体のキー類ですごく直感的に操作できるので、難しいこと覚えるのはちょっと、という人にも勧めやすいです」(宮前氏)
TOPIC 3
サイズアップにより3DCGでの使用も視野に
Windows PCとしても、Quadroを搭載して高い3D描画性能も獲得したWacom MobileStudio Pro 16では、16インチと画面サイズがアップしたことにより、CG業務での活用も視野に入る。「普段はすべての画面を視野に入れて作業したいので、デュアルディスプレイに通常のペンタブレットで作業しています」という鈴木氏だが、16インチサイズになってくると、「作業領域拡張用に外部モニタを使うなどの2画面化をすれば、かなり利用は現実的になってくる」と評する。感覚的な描き味が向上したこともあって、液晶ペンタブレットを使うことのメリットも感じられるとのこと。Adobeツールは4K対応UIが整ってきているためテクスチャ制作にすぐにも活用できるほか、ZBrushによるスカルプティングにも向いた利用用途となるだろう
PRODUCT INFORMATION
Wacom MobileStudio Pro 16 パワフルなモバイルスタジオで創造力を解き放つ
外出先でも自由でクリエイティブな制作環境が必要なプロクリエイターのニーズに応えた、小型軽量でパワフルなWacom MobileStudio Proは、これまでの4倍の精度と筆圧レベル、また最高レベルの応答速度を持つペンテクノロジーにより、今までにない表現力と描き味を提供する。この最新ペンテクノロジーを採用した「Wacom Pro Pen 2」に加え、解像度・グラフィック性能・色精度の大幅な向上と3Dカメラの搭載を実現し※、3Dコンテンツ制作や3Dモデリングの効率向上に貢献。Wacom MobileStudio Proはイラスト、グラフィック、写真などの2Dのみならず、3Dデザインやモデリング、CADなどのクリエイティブ制作に最適な究極のツールだ。
※製品ラインアップにより搭載機能は異なる
問:ワコム
TEL:0120-056-814
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