学生ポートフォリオプレゼントーク(午後の部)
■ゲストコメンテーター
谷口 顕也 氏(サムライピクチャーズ)
佐藤 桂 氏(コロッサス)
■モデレーター
尾形 美幸(ボーンデジタル)
学生が1人3分ずつポートフォリオやデモリールなどをプレゼンテーションするコーナーの後半戦。こちらもCGクリエイターではなくガンプラ専門のプロモデラー志望や、2Dキャラクター向けの表情筋を研究している女子大生など、個性豊かな6名があつまった。
(左)谷口 顕也 氏(サムライピクチャーズ)
(右)佐藤 桂 氏(コロッサス)
講評を担当した佐藤氏は「できるだけ引き出しの数を多くすることが大事。背景デザイナー志望であれば、自然の中、人工の建造物、SF的な未来絵図など、さまざまな状況をかき分けられるといい」とコメント。また身近な風景を題材にする場合は、徹底的に観察することが大事だとした。谷口氏もポートフォリオには、ある程度の作品数を盛り込んだ方が良いとコメント。「特に弊社では作品数が熱意を諮る大きな指標になる」と、就職活動中の学生に向けてアドバイスした。
Aimingではたらくということ
(左)寺垣 遼 氏(デザイナー) (右)鈴木 菜々海 氏(デザイナー)
「剣と魔法のログレス」をはじめ、オンラインゲーム開発で定評があるAiming。本年3月に東証マザーズに上場もはたし、今いちばん勢いのあるゲーム会社の一つだ。そんな同社は企業紹介に加えて、2015年4月に入社したての新人デザイナー2名が登壇。就職活動で提出したポートフォリオの紹介や、現在の仕事内容などについて紹介した。
美大卒で入社するまでCGツールを一切触ったことがなかった寺垣氏は、「とにかく自分は『絵が描ける』ことをアピールしようと、文章を最小限に抑えて、写真集のようなポートフォリオを作成した」と紹介。専門学校卒の鈴木氏は「自分は絵に個性がないことがコンプレックスだったが、逆に器用さをアピールできるような構成にして、装丁なども気を配った」と説明した。これに対してプロデューサーの廣田氏は「自分の個性・実力・やりたいことなどを、見る人にしっかり伝えられるのが良いポートフォリオ」とコメントし、二人の発表を評価。あわせて学生にエールを送った。